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ネット広告(web広告)とは?種類やメリットなど解説

# デジタルマーケティング

はじめに

インターネットの普及により、安価でターゲティングも詳細にできるネット広告の人気が高まり、最近では、初めてマス広告の費用を上回りました。

今回は、そんな勢いが止まらないネット広告について紹介していきたいと思います。

ネット広告とは

ネット広告とは、アプリ、webサイト、メールなど、あらゆるインターネット上の媒体に表示する広告でweb広告やデジタル広告と呼ばれることもあります。広告の表示スタイルはさまざまで、テキスト、画像、動画など配信する媒体やネット広告の種類で使い分けます。

ネット広告種類

ネット広告は、マス広告と違い種類も多くあります。今回は代表的な7種類のネット広告の特徴などを解説していきたいと思います。

1)リスニング広告

リスティング広告とは、YahooやGoogleなどの検索エンジン上に表示される広告で「検索連動型広告」とも呼ばれます。画像や動画を用いることはなくテキストのみで、特定のキーワードを検索する一定のユーザーをターゲットにして、広告を表示させます。ユーザーが検索したキーワードに合わせて広告の表示が可能なので、商品やサービスのニーズが顕在化していユーザーにアプローチをすることができます。

2)ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、web媒体の広告枠に表示をさせる広告で、画像、テキスト、動画などを掲載することが可能です。バナー画像で掲載されることが多いため、「バナー広告」とも呼ばれます。料金体系はユーザーがクリックをするごとに課金されていく仕組みになります。ディスプレイ広告はリスティング広告よりも、課題やニーズを顕在化していない潜在層へのアプローチにより効果的です。

3)リターゲティング広告

リターゲティング広告とは、過去に自社のサイトを訪問したユーザーに対して、追跡して自社の広告を表示させるものです。表示場所は、動画サイト、webサイト、アプリ、SNSなどさまざまです。一度自社のサイトに訪問したユーザーに対して掲載をするので、CV率も比較的高いことが特徴です。

4)記事広告

記事広告とは、新聞、雑誌、webメディアなど、他社のメディアにPR記事・広告記事として掲載をする広告です。掲載先のメディアが第三者視点として記事を作成してくれるので、広告感もあまり感じず、口コミのような信頼感を得ることが可能です。また、掲載先のメディアパワーをかりることができるので、アプローチ数を確保できると同時に、SEO対策にもなります。

5)動画広告

動画広告とは、アプリなどのインターネット上の媒体に動画を活用した広告を表示させることを示します。動画広告の主な掲載先はyoutube、instagram、Facebook、Tiktokなどがあげられます。

また、動画広告のメリットとして、視覚的聴覚的にユーザーに訴求することが可能で、より多くの情報を短時間に提供することができます。さらに、動画を活用することで、よりストーリー性を持った広告内容を伝えることができ、静止画やテキスト広告よりもよりユーザーの記憶に強く残ることができるでしょう。

6)SNS広告

広告やPRなどは自社が必死に良いところだけをアピールしているようにみえてしSNS広告とは、instagram、Facebook、twitter、LINEといったSNSに掲載する広告のことを示します。掲載はタイムラインでのテキスト広告、投稿広告やストーリーでの画像、動画広告など訴求したい内容に合わせて展開が可能です。また、SNS広告の特徴として、性別や年代などでプラットフォームが所有するユーザー情報を活用して、細かなターゲティングができます。このターゲティングにより、効果的な広告を運用することが可能になりました。

7)ネイティブ広告

ネイティブ広告とは、メディア媒体の中で、通常のコンテンツと広告コンテンツが違和感なく自然に表示されている広告です。

従来ですと、タイトルや画像で明らかに広告だとわかるような記事広告で、ユーザーからすると「広告が挟まっててうざい」など不快感を与えてしまっていました。しかし、ネイティブ広告は、サイトの中で自然に認知されるような見え方で、訴求する内容も訪問するユーザーが関心を持つようなコンテンツであるよう工夫がされています。

広告であることを意識せずにユーザーに見てもらえるので、クリック率やCV率が高くなることが見込めます。

ネット広告のメリット

低予算での運用が可能

ネット広告は、クリック単価や視聴単価が数十円のものもあるので、数千円からの運用が可能です。マス広告では、ひとつの広告を打ち出すのに最低でも数十万円はかかりますが、ネット広告では、一定期間をある基準の予算までと細かく決めて運用をすることが可能です。

詳細なターゲティング

ネット広告を掲載するプラットフォームによっては、詳細なターゲティングをすることができます。ユーザー属性(地域、年齢、興味のあるコンテンツ、職業、性別)を細かく設定することで、本当に届けたいユーザーにリーチをすることができ、広告の効果を高めることが可能です。

効果測定

ネット広告は、マス広告とは違い、広告の効果測定を実施することができます。

どの画像、時間帯、キャッチコピー、文章が反応が良かったのか、きちんと効果をだすためには最低でもいくら投資すべきなのかなど、次回の運用にすぐに役立てることができます。

停止などの変更が容易

広告を配信後、間違った情報を公開してしまったり、もし変更点があっても、ネット広告は停止・変更がすぐにできます。すぐに停止ができるので、期間限定のキャンペーンやセミナー申し込みの集客の用途でも活用ができます。

ネット広告のデメリット

潜在層へのリーチがむずかしい

ネット広告に有効なのは、ある程度商品・サービスに関心がある顕在層へのアプローチです。より将来の見込み客が多いとされる潜在層へはリーチはむずかしいでしょう。

はじめから費用対効果がいいとは限らない

初めから最高のパフォーマンスでネット広告を運用することは至難の業です。

何度も何度も効果測定、ABテストなどを繰り返して、費用対効果を高めていく必要があります。

広告の認知が低い

人が一日に触れる広告は194回(CM総合研究所/CM DATABANKより)といわれています。あなたは昨日見た広告をいくつ覚えているでしょうか?

その中でも、ネット広告は特に短く、ほんの一瞬しかユーザーの目にとまりません。広告の中でもネット広告は特に受け手からの認知率が低い広告手法だといえるでしょう。

まとめ

NHK放送文化研究所の「国民生活時間調査2020」によると、テレビを視聴している人は年々減少傾向にあります。さらに驚くべきことに、10代、20代の2人に1人はテレビを観ていないという衝撃的な数字がでました。つまり、現代の若者は、テレビから情報を得ているのではなく、SNSやyoutube、スマートフォンのニュース記事から日々の情報を収集しているといえます。このことから、ネット広告は比較的若い世代の顕在層にアプローチするには良い手法となるでしょう。

そうではなく、潜在層を含む多くの大衆に知らしめたいのでしたら、やはりマス広告は大きな効果を発揮します。

もしくは、人々の心に残るような施策をしたいのでしたら、企業出版という施策もひとつの選択肢に入るでしょう。