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企業ブランディングの目的は販売支援?それだけじゃない!企業ブランディングの目的をご紹介!

# 企業ブランディング

ビジネスシーンにおいて「企業ブランディング」という言葉を耳にする機会は多いでしょう。しかし、

「なんだか小難しくて厄介そう」
「わざわざ手間暇かけて企業ブランディングして、企業にとってどんなメリットがあるのだろう?」

という人は実は多いのではないでしょうか。

一般的には企業ブランディングは販売支援になり、商品が売りやすくなると言われています。確かに商品を買う時、企業の名前が立派であれば、そうでない会社より選んでしまいがちですよね。

では、企業ブランディングをすると他にどのようなメリットがあるのでしょうか? 本記事では企業ブランディングを行う目的について詳しくお話いたします。

 

 【監修プロフィール

小川事務所代表
  小川 共和  

東京大学文学部仏文科卒業後、電通に入社。
本社マーケティング・ソリューション局次長、電通イーマーケティングワン(現電通デジタル)専務取締役経て小川事務所を設立。

著書に『マーケティングオートメーションに落とせるカスタマージャーニーの書き方』『マーケティングオートメーションでおもてなし~ITがマーケティングにしてくれること』『戦略から始めるエンゲージメントマーケティング』(クロスメディア・マーケティング)

企業ブランディングするとどんな良いことがあるの?

企業ブランディングは販売支援に貢献する

先述した「販売支援になる」というのも企業ブランディングで得られるメリットの一つといえます。

仮に機能・品質・価格が同じような2つの商品があったとします。
それを製造・販売している会社を見て、一方は「以前から良く知っており、安心・信頼出来る企業」、もう一方は「特に名前も知らない、よくわからない企業」だったらどちらが販売している商品を買おうと思いますか?
多くの人前者を選ぶかと思います。
企業名が安心・好感の証として購買に影響を与えるのはごく自然なことといえます。

しかし、それだけではありません。他にも企業ブランディングで得られるメリットは様々です。

企業ブランディングは採用活動強化に繋がる

まずは就職希望の学生に対して企業ブランディングは有効に働きます。

企業が立派に見える方がそうでない企業より就職したいという人は多いでしょう。それは転職希望の社員にとっても同じことが言えます。

企業サイトや求人サイトを見たときに何をしているか見えずらい企業よりも、しっかりとした企業ブランディングによって自社のミッションや理念が明確であり、しっかりと発信できている企業の方が、安心して働くイメージをもつことができます。

特に転職者は、今いる会社に課題を感じていたり、働き方に疑問を感じているなど、ミスマッチが原因で転職する人が多数であるため、その不安を払拭する情報が開示されることは重要です。

このように、企業ブランディングを上手く行うことで企業の魅力を最大限に伝えることができ、優秀な社員が集まるため、採用にも効果を発揮します。 また、企業ブランディングを実施することで、企業の理念やミッションに共感した人材が集まります。ですので、企業と求人者とのミスマッチも減少し、結果的に離職率も減少も期待できます。

企業ブランディングにより投資家から支持を得る

では、どの企業銘柄に投資しようかと考えている投資家はどうでしょう?

「この会社は安心して投資できる」「この会社は将来大きく成長しそう」と思い、良い印象をもってもらうことは重要であり、投資すべきか否かの判断は大きく変わります。

このように、自身の資金を投じてまで、企業を後押ししたいと思える理由には、企業の行っている事業方針や理念に共感をしてもらうことが挙げられます。

上手な企業ブランディングは投資家とのコミュニケーションツールになり得ます。例えば、まだ世の中にない新しい事業を行う理由を丁寧に伝えることで、共感が生まれ、新たな投資家との出会いのきっかけや、既存の投資家からのさらなる評価の向上になるのです。

企業ブランディングは企業イメージや知名度の向上に役立つため、結果的に資金を集めることにも効果を発揮するのです。

企業ブランディングは自社の社員の意識・士気にも影響を与える

企業ブランディングの効果は、上記のように対外的なもの以外に、インナーである社員に対しても発揮されます。

まずは、経営者の気持ちを想像してみて下さい。
「当社が今後向かうべき姿は〇〇。それには今の社員の意識を切り替えないといけない。」
「今、直面している困難な環境を何とか乗り越えなければ。それには社員一丸となって突き進む気持ちを皆が持たなければならない」

経営方針の変更や企業にとって困難に直面した時など、このような場合に必要なのは、社員一人一人の当事者意識です。企業活動が上手くいくかどうかは最終的に社員一人一人の気持ちにかかっています。どんな部署であれ企業活動を実際に行うのは社員ですから、当然といえます。

経営者や管理職がどんなに優れた戦略を立てても、どんなに強く檄を飛ばしても、それによって社員一人一人の気持ちが変わり、行動に移さなければ何も生まれません。

企業ブランディングは会社から社員への強い願いを込めたメッセージになります。
「社員の意識をこっちの方向に変化させたい」
「社員の士気をもっと高めたい」
という経営者の意志を、社員が理解・共感し、会社全体で同じ方向に進むための施策でもあるのです。

企業ブランディングは企業をサステイナブル(Sustainable)にする

昨今サステイナビリティという言葉はTVやネットでも良く取り上げられ、目にする機会は多くなったかと思います。サステイナビリティとは「持続可能性」という意味を指します。

これは、社会だけでなく企業にも当てはまる言葉といえます。企業も1年、2年ではなく10年、20年と長期的に企業活動ができるように、持続していかなければなりません。

企業ブランディングを行いたい相手としてどうしても忘れてはならないのは「世間」です。

企業としての考えや行いを「世間」に伝え、「この会社は我々社会にとって必要な会社だ」という評価を獲得することが重要です。

企業活動をしていくうえで自社の利益を追及する事も企業の「持続可能性」としては大切ですが、
「良い業績を上げているが自社のことしか考えてない自分勝手な企業だ」
「自社の利益ばかりで、社会全体の課題解決に取り組もうとしない、視野が狭い利己的な会社だ」

と「世間」から思われたら、長い目で見たとき企業は存続し辛いでしょう。社会にとって有益で必要な存在とみなされるには、企業ブランディングで良いイメージを抱いてもらう必要があります。

これは企業ブランディングの重要課題の一つであり、重要成果の一つがこのサステイナビリティーです。

社会にとって必要な企業、「世間」に敬意を払われるような企業になるには企業ブランディングが効果的なのです。

企業ブランディングの目的まとめ

それではここで上記でお話した企業ブランディングの目的をまとめてみましょう。

目的1:販売、もしくはマーケティングの支援。商品を売りやすくする。
目的2:就職・転職市場で優秀な人材獲得をしやすくする。
目的3:投資したい企業と見なされることで資金を獲得しやすくする。
目的4:社員の意識変革、士気高揚をしやすくする。
目的5:「世間」に「社会にとって必要・有益な企業」「敬意を払うに値する企業」と思われるため、サステイナブルな企業になりやすくなる。

企業ブランディングを実施する目的は、多くの人が販売促進や売上の貢献と思いがちですが、他にも重要な目的があることをお分かりいただけましたでしょうか? 今回は企業ブランディングの目的が主に5つあるとお伝えしましたが、全てに共通することは、それらが「企業の成長・飛躍」に大きく関わる部分であるということです。企業ブランディングを通じて、事業の拡大やビジネスの成長を加速させましょう。