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出版して終わり?出版後にアフターケアをしっかりしてくれる出版社と組もう!
企業が採用力強化やブランディング、売り上げ拡大などの事業課題のために書籍を出版することを「企業出版」といいます。「企業出版」について詳しくは下記の記事をご覧ください。
『企業出版とは?一番わかりやすい入門編~メリットや事例、費用まで~』
出版マーケティングは、「書籍」という特性から信頼性・信憑性が高く、長期的な効果が見込めることや他媒体への展開力が高いことが大きな特徴です。
今回は、そんな「企業出版」を起点とした企業のビジネスの成功への施策についてご紹介します。
企業出版のメリットついて詳しくはこちら↓
『企業出版のメリットまとめ7選!』
出版されるまでのフローについて詳しくはこちら↓
『本が出版されるまでの流れ。6つの制作フロー』
出版は課題解決・目標へのファーストステップ
多くの著者は出版をしたらその達成感に満足してしまい、PRとして多媒体への発信や書籍コンテンツからwebコンテンツへの二次活用などを実施せず、せっかく制作した書籍を最大限に活用ができていないのが現状です。そこで出版社がサポートしてくれたら問題はないのですが、出版社の規模などによってPR施策がない場合や、もしあっても出版後はほぼほったらかし…な出版社も存在します。
書籍は、そのコンテンツ量の多さと良質なコンテンツが詰まっていることから、書籍コンテンツをもとに編集をして他媒体へアプローチをすることが可能です。その柔軟性を活かして、クロスメディア・マーケティングでは、お客さまの出版の目的や課題の解決のために、PR施策を含め、書籍を応用したさまざまな施策を提案しています。
意味もなく出版をする方はいませんよね。どの企業も何かしら悩みや目的があって書籍出版に取り組んでいます。わたしたちは、その目的の実現に近づけるために書籍を起点とした広告、セミナーイベントや動画マーケティング、書籍特設サイトの制作、web記事制作、ラジオコンテンツ制作など枠にはまらない提案をさせていただきます。
出版から目標までのマーケティング施策のポイント
出版後になにか施策をやらないといけないことはわかった。じゃあ一番効果がありそうな交通広告をしよう!
と思うかもしれませんが、ただ闇雲にマス広告を打てばいいわけではありません。
例えば、マス広告をするなら書店イベントやオンラインイベントを先に企画してから、そちらも一緒に宣伝した方がいいでしょう。または、Amazon広告から実施をして、マス広告前にAmazonでランキングを獲得し、その事実をマス広告で訴求することで、より相乗効果を狙うことができますよね。
このようになにか施策をするにしろ戦略を練ってから、実施しなければせっかくお金をかけた広告でも期待した結果が得られないかもしれません。出版後の施策もしっかりとストーリーを立てて、計画的に実行することを強くおすすめします。
出版の目的などはそれぞれですので、まずは出版社に相談してみましょう。以前、クロスメディア・マーケティングでは、採用に課題を感じていたお客さまが、採用ブランディングとして書籍を出版後、採用エントリーをした方に向けて企業の文化や理念、創業者の想いをわかりやすく伝える漫画を制作しました。ポイントは、学生などでも手軽に読める漫画という仕立てです。これにより、内定者が企業のことをより深く理解をすることができ、数か月後7名の内定者を獲得し、企業と採用者のマッチングにも貢献することができました。このように、どんな施策が適切かは、企業の状況や課題によりますので、一度担当者に相談してみるのがよいでしょう。
本を起点とした課題解決施策例①
関東で20施設・事業所を展開する社会福祉法人の事例です。
もともと人材採用施策として、毎年大手就職情報採用サイトへの広告掲載に取り組み、ひとりあたり50万円以上の採用費をかけて新卒採用を行っていましたが、介護業界への就職は「体力的・精神的にキツい」というイメージや同業他社との差別化を図りづらく、半数以上の内定辞退者がでてしまうのが悩みでした。
そこで、内定辞退数を減らすため、書籍企画『こんな企業で働きたい〜〇〇編〜』の1枠に協賛していただきました。
この採用活動の悩みを解決するために、クロスメディア・マーケティングでは下記の施策を戦略的に実施しました。
・関東を中心とした全国の書店で販売
・関東の大学、専門学校の生協書店でも販売
・関東の各大学のキャリアセンターに設置
また、企業様へ提案した書籍の活用方法として、
・合同企業説明会のブースにて書籍を設置
・就職課へ書籍を持参し、先生方への訴求力を求めた
・説明会にて、書籍内の自社ページを抜き刷り印刷し、パンフレットとして配布
など、積極的に利用を促進しました。
さらに、わたしたちクロスメディア・マーケティングが運営している会社紹介サイト「こんな会社で働きたいweb版」へ掲載記事をweb記事として投稿をし、ネットユーザーへの露出も図りました。
このような施策を実施した結果、前年と比較して、内定者辞退数が半減するという素晴らしい結果になったのです。ひとり当たりの採用コストも減少し、書籍を通じて、企業のことを理解・共感してくれる人材の採用に成功しました。
本を起点とした課題解決施策例②
東京、大阪、横浜、福島など都心で弁護士事務所を展開している企業が、企業ブランディングに書籍出版を活用した事例があります。
みなさんは弁護士と関わりがある時は、「何かあって困ったら連絡する」ということが普通ですよね。でもその弁護士事務所の代表の方は「何かあってからではなく、予防したい」という強い思いをもっておられました。
“かかりつけ医師”のように弁護士も”かかりつけ弁護士”が必要だということで、その想いを一冊にしていただきました。家庭内や日常生活などで発生する問題について定期的に相談ができる「パーソナルロイヤー」という概念の認知と有用性を広めるためにラジオ番組を企画して放送しました。また、SNSを積極的に活用して、YouTubeチャンネルも開設しました。
Youtubeでは、出版した書籍の紹介を含め、「パーソナルロイヤー」についての動画を20本以上作成・編集し、Youtube広告を運用して、1万回以上も再生される人気動画を生み出し、「パーソナルロイヤー」の第一人者として知られるようになりました。
まとめ
出版して書店に陳列させるだけでは、その本を届けたい読者ターゲットに満足にリーチはできません。出版後にセミナーイベントやイベントでの配布、ラジオや動画媒体などさまざまな角度から発信することで、ターゲットにアプローチができます。書籍を出版するだけでは、本当に求めている書籍出版の効果・メリットを感じることはできません。企業の抱える課題や目的を解決・達成するためにも、出版後のアフターサービスの提案をしてくれる出版社を選びましょう。
書籍を活用したソリューション施策について、ご興味があればお気軽にお問い合わせください。数々の書籍・コンテンツに携わってきた担当者が丁寧にご説明させていただきます。