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ネット書店で書籍の売り上げ・ランキングを伸ばすための5つのテクニックとは?
読者が本を買う前に知りたい情報とは?
本を買う楽しみのひとつは、書店での偶然の出会いかもしれません。反対に、ネット書店だとそういうわけにはいきません。読者はこの著者はどういう人なのか、一体どんな内容なのか、いつ出た本なのか、などは最低限知りたいものです。
ネット書店を見ていると、本や出版社によって、商品ページに公開されている情報の量が違うことに気づくでしょう。
ネット書店でのマーケティングの成功への近道は、読者へどれだけ親切でいられるかということ。まるでリアル書店で手に取って中に目を通してみるように、その本のおすすめポイントを伝えることができたら理想的です。
たとえば、本のカバーや帯もその本の雰囲気や世界観がわかるひとつの手がかりとなります。ここでは実際に特に効果が見られた事例の一部をご紹介いたします。
成功する5つのポイント
書籍内容を充実させよう
タイトルやカバーだけでは、その本の中身がどんな内容なのか想像することしかできません。この本を買おうか迷っている読者に向けて、もくじを載せたり、読者ターゲットはどんな人なのか、どんなことがこの本を読むことで得られるかを書いたり、本に携わった編集者や著者が読みどころをアピールしてもいいでしょう。
できる限りたくさんの情報を読者に提供したほうが、読者にとって親切ですし、ミスマッチを防ぐことができます。
著者ページに写真や動画を載せよう
著者がどういう人か、過去の経歴やすでに書籍を出している場合はその情報も入れましょう。加えて、書籍の商品ページとは別に「著者ページ」という独立したページがあります。このページも商品ページと同様充実させるのがポイントです。ここには著者の顔写真や動画などを掲載することができます。動画では読者に語りかけたり、書籍の内容を簡潔に説明したりしてもいいかもしれません。
著者がいくつか書籍を出ている場合には、今までの本を並べてアピールすることもできます。
おすすめをまとめた画像を作ろう
皆さんはリアル書店で、書店員さんのおすすめコメントが書かれたポップを目にしたことはないでしょうか。
ポップがあることで、書籍の要点などがわかり、読者の購買意欲を刺激します。ですので、書籍売り上げを伸ばすにあたって、ポップなどの情報は重要なのです。
実は、AmazonでA+という、画像やテキスト、表などを追加することで、読者が本を見つけやすくし、まるで書店のポップのように本の購入を促すことができるサービスがあります。
文字情報とは別に、このように画像やイラストで視覚的に読者へアピールすることで、その本の世界観や内容を瞬時に伝えることができます。実際に、中で使われた図やイラストを使用してみたり、本で特に伝えたい部分を箇条書きでわかりやすく表現してみたり、表現の仕方はさまざまです。
本が書店でランキングに入った時や、重版をした際はそれをアピールするのもいいでしょう。
本の中身を画像登録しよう
もしあなたが購入を検討している本がある場合、リアル書店であれば、気になった本も実際に手に取って、どんな構成なのか、カラーなのか白黒なのか、イラストや図版がどれくらい入っているのかなど見ることができるでしょう。それに対してネット書店では、実際に触れることはできませんが、同じように読者に本の中身を見てもらうために中身の切り抜き画像を複数点登録することができます。
例えば、もくじを載せることで本の構成がわかるようにしたり、読んでほしい部分や図版など見所を載せたりすることもできます。
試し読みのための切り抜き画像を登録することで、ネット書店で購入を検討している読者とのミスマッチを防ぐことができますし、購買意欲を促進することができるでしょう。
キャンペーンに登録してみる
本を多くの人に手に取ってもらうために、キャンペーンを利用するのもよいでしょう。
例えば、クーポンを配布して電子書籍の価格を少し下げたり、読み放題プラン(Kindle Unlimited)に登録してみたりするのも、本を広く知らしめるのに効果的です。
読まれる機会が増えることで、本のランキングが上がり、さらに多くの人の目に留まるという相乗効果も期待できます。
ネット書店で注目されることで、本のレビューが自然と集まりそれがリアル書店へと広がり、重版になったケースや、ロングセラーとなったケースもあります。
ネット書店でのマーケティングを計画的に行うことで、その本の持つポテンシャルを引き出すことができると言えるでしょう。
さいごに
ここでご紹介した施策は一部です。クロスメディア・マーケティングでは、営業担当、編集者、デザイナーがチームになって出版プロジェクトを進めることで、本の魅力を引き出し、最適なタイミングでさまざまな施策を行います。そうすることで本の反響に大きな効果が期待できます。そのほかの取り組みやご相談などぜひお気軽にお問い合わせください。