4週間で姿勢を矯正し、仕事で最高のパフォーマンスを発揮する。
そのための方法を凝縮したのが本書だ。
「姿勢と仕事って、本当に関係あるの?」
「どうせ、見た目が悪いと損するって話でしょ」
そう思う人もいるかもしれない。
でも、本書でお伝えするのはそんなぼんやりとした話ではない。
誤解を恐れず言うならば、本書は「安い自己啓発書」などではけっしてなく、
むしろ「すべてのビジネススキルのベースとなる一冊」である。
▼事実、姿勢が悪いとリアルに疲れる
詳しくは本編でお伝えするが、姿勢が悪いだけでパフォーマンスは相当落ちる。
見栄えが悪い以上に、疲れやすくなるからだ。
姿勢の悪い人は「正しい姿勢はつらい」「背中を丸めて座ったほうがラク」と感じるものだが、
それはあくまで錯覚にすぎない。
ラクだと思っている姿勢は、じつは筋肉の一部を酷使するもの。
続けていると、疲れが一箇所に集中してしまう。
それだけではない。
悪い姿勢を続けていると、体はどんどんゆがみ、
骨や関節、筋肉が本来あるべきポジションからずれていく……。
そして次のような症状を引き起こす。
・肩こり、腰痛
・代謝が落ち、太りやすくなる
・集中力が低下する
・冷え性、肌荒れ、顔のたるみ
・やる気や自信の喪失
・ストレスに弱い
……などなど。
▼たかが姿勢と思った時点で、あなたに伸びしろはない
「なにも猫背で死ぬわけじゃないし」
「多少姿勢が悪くても正直支障はない」
「まあ、とりあえず今すぐ治さなくてもいいか」
猫背の自覚があり、治したいと思っている人の大半が
じつはこうした「たかが姿勢」という意識を隠し持っている。
姿勢が悪いということは、あなたが思っている以上にあなたの毎日、
そして将来に多大なる損失を与える。
仕事、お金、健康、夢、人脈……。
姿勢をよくすれば、そういったものすべてにプラスの影響が現れるし、
悪ければ逆にマイナスのスパイラルにはまっていく。
「たかが姿勢」と思った時点で、
それは事実上、あなたに伸びしろがなくなったことを意味している。
こう思ってしまったら、いくらすばらしい改善方法があってもほとんど意味をなさない。
思考停止しているも同然だ。
▼疲労回復専用ジムが開発した最強最速の姿勢矯正プログラム
本書で紹介するプログラムは、
東京・千駄ヶ谷の疲労回復専用ジム「ZERO GYM」で行なわれているプログラムの中から、
わかりやすく、ひとりでも比較的簡単に取り組めるトレーニングを選りすぐってまとめたものだ。
最大の特徴は「4週間でブリッジをできる体になる」という明確な期間とゴールを設定したことだ。
ブリッジができるようになる過程で、悪姿勢で生じた体のゆがみを正しくリセットされるとともに、
目に見えるので効果を実感しやすいといった利点がある。
中心となるのは「筋トレ」というより「ストレッチ」要素の高いもの。
「鍛える」のではなく「ほぐす」とか「あるべき状態に戻す」といったイメージに近い。
長年の悪姿勢で凝り固まった筋肉をほぐし、
ずれてしまった骨や関節をもとの場所に戻してあげることが最大の狙いだ。
それに、ストレッチにはもともと高いリフレッシュ効果が含まれているので、
慣れてくればトレーニングそれ自体が疲労回復効果を発揮する。
ぜひ本書で、姿勢矯正に成功し、疲れない体と輝かしい未来を手に入れてほしい。