巨額損失・粉飾決算・データ偽造。大企業やその子会社の不祥事を伝えるニュースが後を絶ちません。
スカイマーク・第一中央汽船・タカタといった企業の倒産も話題になりました。
報道に取り上げられるような大企業から小さな企業まで、日々さまざまな会社が衰退し、時に倒れています。
これら個々の事例について詳しく調べていけば、
・事業で失敗して赤字を出した
・不祥事でペナルティを負った
とそれぞれの理由が見つかることでしょう。
そして経営者の皆さんは、「自分の会社は問題ない」と思うかもしれません。
しかし、どんな会社にも衰退・倒産のリスクが潜んでいます。
本書の特徴は、事業再生を生業とする弁護士が、事業再生案件に繰り返し関与することで実地に学び、
そこで悩んだ結果、身につけた企業経営に関するひとつの考え方を記したものです。
その意味で、過去のビジネス書にはない切り口と視点を提供し、
経営改革や事業再生に取り組もうとしている方たちに示唆を与え、
意欲を高める書にしたいと思って執筆しました。 (「はじめに」より一部抜粋)
<こんな方にお勧め>
・これから企業の経営改革や事業再生に取り組もうとされている方
・経営不振の企業を蘇らせようと努力されてている方
・社歴が長く硬直化の兆しのある企業で、抜本的な経営改革を模索している方
・最近話題を集めた東芝やタカタ事件の真相を知りたいという方
・これから経営を学ぼうとする新入社員の方や学生の方