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プロローグ 会社を成長させる、最高の戦略が「新卒採用」である
第1章 中小企業こそ「新卒」を採用しなさい
●組織を成長させたいならば、 人材の「品質」にこだわる
サービスの品質が悪いうえに、人材の品質が悪いようでは未来はない
「入口」の採用で、「品質」にこだわらないと、後が大変になる
「中小企業=人材の品質が悪い」幻想を打破するには
「吟味できない」という思い込み
中小企業は3年かけて育ててはいられない。育成スピードが必要
●AI時代突入のいま、企業が採るべき人材とは?
少子高齢化でますます量から質の時代へ
なくなる職業、その背景
オペレーション人材ではなく「創造性」「革新性」をもった人材を
自分の頭で考え、課題解決ができる「自動巻人材」
自動巻人材の重要性と、自社が求めていることを伝えていくこと
●即戦力=中途はこれまでの常識? 新卒が即戦力になる新機軸
「即戦力=中途」と思っていた経営者の落とし穴
「トレードよりもドラフト」の発想が必要
野球選手のスカウト(青田買い)発想が必要
海外の就活と日本の就活の違い(リクナビ・マイナビの罠)
就活観の変化・情報の多さ
学生の就活データ
就職活動の早期化とインターンシップ重視の傾向
リアルな体験情報が大事な時代
●新卒社員が即戦力で活躍している会社の共通点
1.早期マーケティング
2.長期インターンシップ
3.内定期間の育成プログラム
4.OJTとOF-JT
5.年功序列ではない人事評価制度
●新卒採用を導入して変わることは何か?【事例】
新卒採用が既存社員を変えた 株式会社タカジョウグループ
人を育てられるリーダーは、「若きに学ぶ」 株式会社トモノカイ
新卒採用は継続させてこそ。10 年続けてわかったこと
株式会社BMU(自然共生ホールディングス)
第2章 即戦力になる素材の見極め方
●素材が合わなければ、いくら調理しても美味しくならない
採用する人材の質を妥協することは未来を妥協すること
大学の偏差値に踊らされない、見るなら高校の偏差値
エントリーシートに惑わされず、行動特性を見る
成長する素材がもっている「5つの共通点」
新卒人材は、鮮度が命
●素材の良し悪しを見極める選抜方法
ピッチャーとキャッチャーの採用は観点が違う
見るポイントを決めるブレイクダウン法
「言行一致」を見抜く行動選抜法
●即戦力になるスピードにも違いがある
チャンスが現れる前に準備ができているか
守破離の〝守〟を倍速で身につける人の特徴
周りを尊重しながら、自分の道を創造できる謙虚さ
●社長が陥りやすい、ミスジャッジ4つの罠
一人の目で判断しない
第一印象で判断しない
共通点を評価しすぎない
迷ったら絶対に採用しない
第3章 即戦力になる素材の調達の極意
●早期インターンシップの活用術
「超青田買い」発想をもつ
早期インターン合説に出展する
長蛇の列ができる合説ブースをつくる
スカウトサイトを活用する
インターンシップ説明会を実施する
夏の短期インターンシップ、秋冬の長期インターンシップを併用する
長期インターンシップは実践的なプログラムにする
「目標・責任・権限」の3点セットをもたせる
●人気インターンシッププログラムの設計法
インターンシップを企画する3つの視点
学生は何を求めているのか
自社でやる意味はあるのか
学生は何をもち帰れるのか
インターンシップの実施時期(夏・秋・冬)
インターンシップと本選考の繋ぎ方
インターンプログラムの実践集
●ますます多様化する人を集める方法
就職情報サイト、合同説明会では出会えない
「攻め型」ツールの使い方
ターゲットが明確なイベントを自社で開催する
「芋づる式」のマーケティングを狙う
地方企業であればあるほどマーケティングは簡単
都心部は採用力のある企業とタッグを組む
現場の社員に評価させる
第4章 即戦力になる素材の調理法
●内定期間にビジネス感覚を身につけさせる
学生ではなく社員として扱う1
内定期間中の取り組みで入社時の給与を変動させる
時給ではなく価値換算の考え方を徹底する
即戦力人材には、「PDCA」を回しやすい課題から与える
●新人は「守破離」の〝守〟を徹底させる
言葉の定義を合わせる
ルールを守る習慣をつくる
期待役割を明確にする
目標は与え、方法は自分で考えさせる
日報で成果と行動を共有する
●内定期間中に学生を 「社員」「仲間」にする
社内イベントに参加してもらう
内定者合宿を定期開催する
毎月内定者研修を実施する
次年度の採用パンフレット作成を行う
内定者を次年度の採用チームに入れる
選考段階から育成を意識する
未来の組織図を見せる
できるだけ高いゴールラインを設定する
事業をつくる人材を目指す
試合以外の時間の使い方を学ばせる
ほどよい競争意識と、強い共創意識をもたせる
第5章 即戦力人材が定着する職場環境のつくり方
●即戦力人材は離職しやすい
会社も社員も不幸にする早期離職
よくある離職の3パターン
即戦力人材のやりがいを社内で発揮させる
出戻り制度をつくり、退職を後悔するほどの会社にする
気にするべきは、離職率の内訳
人が辞めたら機能しない組織は、組織ではない
常に一人前の人材が輩出される、最高の教育の場にする
上が辞めることで、下にチャンスが生まれる
●辞めたらもったいない会社をつくる
人間関係がいい会社をつくる
社員が喜ぶ制度・イベントのある、報酬・待遇のいい会社をつくる
期待役割で「あなたが必要」というメッセージを伝える
成長が実感できる会社をつくる
所属していることが誇りに思える会社をつくる
●経営者の仕事はPDCAの「C」
目標やプランはあっても、チェックが抜けやすい
フィードバックはスピード命。しかしリーダーを経由する
任せて任せず、最後の責任は自分にあり
●次の代へ継承し続けるもの
会社の歴史や言葉の意味をコンコンと伝える
ベンチャースピリッツを途絶えさせない
リーダーに勉強会などの講師を任せる
象徴するエピソードを残していく
違うものには、はっきりと違うと言う
第6章 即戦力人材を世の中に増やすアプローチ方法
●ビジネスで通用する人材を育成するプログラム
大学に任せるのではなく、企業が実施する
教養を軽視せず、実学も重視する
社会で求められる能力を高める「レガレッジ」
●秘密の就活スペースをつくる
就職活動中の学生が集う「Space Career(スペースキャリア)」
企業との出会いの場として活用する
●キャリア教育のプログラムを導入してもらう
理想は大学が自社のプログラムを授業に導入すること
ダブルスクール発想を文化にする
大学にも「待ち型」ではなく「攻め型」で臨む
「職ラボ」で大学へのアプローチを開始
実践的な採用活動が世界を変えると啓蒙する
第7章 即戦力人材が既存社員を成長させる
●新卒即戦力人材が既存社員を変える
新卒社員が、既存社員を変える理由
既存社員が変わる4つの理由
即戦力人材こそが、既存社員に火をつける
●会社を一番活性化できるプロジェクト
組織、世代を越えて協力する
ビジョン、強み、ターゲット人材像の共有が当事者意識を高める
新卒採用が現場と新入社員の絆を深める
●既存社員がヤバいと思うほどいい状態にする
「いまの会社だったら、自分は入社できなかったかも」と思わせる
採用基準は毎年変わっていく
数合わせの採用がいらない会社になる
優秀な人材が、会社の未来への期待を高める
第8章 即戦力人材を採用するための5つの法則
法則① 人に合わせた基準ではなく、理想の基準に合う人を採用する
法則② ハードな課題をクリアしないと入社できないようにする
法則③ 内定期間中の育成プランを明確にし、経験値を積み上げる
法則④ 新卒を即戦力にするのは当たり前、という文化を創造する
法則⑤ 採用チームをスカウトチームにする
エピローグ 「しあわせ」に働く人が増えれば、よりよい社会になる