このあと経済がぐんぐん伸びることは期待できず、30代・40代の所得の伸びが鈍っている中で、
いま多くの人が住まいに望む大きな条件は、次の2つではないでしょうか。
つまり、「長く住める家」であり、「無理せず手の届く価格の家」であることです。
自身も不動産鑑定士として、これまで3万軒以上の家を見てきた著者が提唱するのは、
QOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)の高い家を建てること。
結果、たどり着いたのは、本書でお話しする「箱の家」です。
これは、構造の面でも空間の利用効率でも優れた「箱型(直方体)」の住宅のことです。
シンプルで頑丈な構造を持っていて、建てるための費用やメンテナンスの費用も安く、
空間を最も無駄なく使えるのが、「箱型」の住宅です。それさえあれば、
あとは自由にカスタマイズできるようにすることで、流行に左右されない住宅になります。
こうして経済性と合理性を備えた家こそ、建てる人の人生の質、
つまりQOLを高めることのできる住宅なのです。
「リビングを中心に考える」
「家族構成の変化に合わせられるようにつくる」
「初期コストだけで考えずランニングコストを含めて抑える」
など、孫の代まで使えて、QOLを高めるコンパクトな家づくりのノウハウを凝縮した一冊。
あなたの家づくりにも、ぜひお役立てください。
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お詫びして訂正いたします。
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