「ゴルフやクルージングをして老後を過ごしたい」
「海が見える温泉付きの施設に入りたい」
その願い、認知症になっても叶えられますか?
会社を経営していた頃は「オレ様」として豪腕をふるってきたのに、
引退してからもその生き方を貫ける人は多くない。
相続税対策のために生前贈与しすぎて希望していた気ままなサードライフを
送れなくなってしまったり、認知症になってしまい、家族に入りたくもない
介護施設に入れられてしまったりするケースは珍しくないのだ。
本書は、「最期のときまで自分(オレ様)らしくありたい」と願う読者に、
その願いを実現するためには今からどのような準備をすればよいか、
終活をどのように進めたら良いかを教える本である。
著者は、1995年に新宿総合会計事務所を開設してから、
多くの中小企業の経営者と付き合い、会社経営から個人生活にいたるまで
さまざまな相談に乗り、その問題解決に注力してきた税理士、瀬野弘一郎。
一緒に数々の苦難を乗り越えてきた「同志」である皆さんのために本書を執筆した。
※「サードライフ」とは?
「セカンドライフ」が「現役を引退し、資産、時間、健康に余裕があるため、
長年の夢を実現しようとする期間」であるのに対して、本書では「サードライフ」を
「セカンドライフの次のステージ、すなわち人生の整理期間」と位置付け、
皆さんのサードライフに役立つ情報を盛り込みました。
※本書は、「改正相続法」(2018年7月公布)「新事業承継税制」(2018年4月改正)に対応しています。