本書は、「フランチャイズ本部をつくって事業を拡大する」ノウハウをお届けする本です。
どうしてフランチャイズ本部なのか、それは「事業とはコピペできるものだから」です。
「事業のコピペ」とは、まずは黒字の事業を創出し(コピー元となるマスターづくり)、
フランチャイズ本部を構築してマニュアルやユニホームなど統一できるものを統一していき(コピー)、
見た目にはどれも同じ店舗(=加盟店)を増やしていく(ペーストする)ことを意味します。
フランチャイズ本部で売るものは、モノやサービスではありません。売るのは「ビジネスの仕組み」です。
ビジネスの仕組みを買いたい加盟店オーナーと契約を結ぶたびに、営業所が一つ開設され、
事業規模も大きくなっていくのです。
また、フランチャイズ本部運営のメリットは、費用面にもあります。フランチャイズ本部がコピペで
加盟店を増やしていく場合の開業資金は、加盟店オーナーが準備するので、大きな資本がなくても、
大きな投資をしなくても事業を拡大できます。
豆腐の移動販売ビジネスを手がける会社、豆吉郎(とうきちろう)を立ち上げた著者は、
豆腐を売っていたのは開業後5日間だけで、その後は「豆腐を売る仕組み」を売っていたと言います。
開業当初、一人だと一日3万円がいいところだった事業は、フランチャイズ本部構築による事業のコピペにより、
全国最大の移動販売組織へと成長、気づけば10年余りで総売上は100億円を突破していました。
この事業の元手はわずか10万円(中古の軽トラック1台と商品の仕入れ代、それぞれ5万円ずつ)です。
事業が伸び悩んでいるという方、これから起業をしてどんどんチャレンジをしていきたい方、
ぜひ本書を読んでみてください。