出版実績

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仕事術・ビジネススキルの本
教養としてのアート 投資としてのアート

教養としてのアート 投資としてのアート

  • 著者:徳光健治
  • 定価:1628円(本体1480円+税10%)
  • 発行日:2019/4/21
  • ISBN:9784295402947
  • ページ数:240ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

みんなが知りたい! アートの値段。10万円で買った作品は何倍になる?

ビジネスで「アート」が注目されている。先の見えない時代だからこそ、
論理ではなく感性がキーになる。その流れの中でアート思考が
ビジネスの現場で使われ、アートの教養も問われ始めている。
本書は、みんながわかっているようで、じつはわかっていない、
アートの世界を「教養」と「投資」という切り口で紹介していく。
著者はタグボートというECサイトを運営し、現代アートを取り扱い、
日夜アートの啓蒙活動をしている。
「投資」という視点でみると、アートの「教養」も従来のものではなく、
買った後に価値を生むための「審美眼」というものになる。
その審美眼を磨くための情報としてまとめられているのが本書だ。
ビジネス教養は日々急速に変化しているが、本書はその流れを受けて、
「新時代のビジネス教養書」として読んでもらいたいアート本である。

著者紹介

徳光健治

株式会社タグボート 代表取締役。山口大学卒業後、双日、アーサー・アンダーセン、サイバードなど経て、アジア最大級の現代アートのオンライン販売「tagboat」を運営。日本の現代アート市場拡大のため、一般の方にも気軽に買える機会をつくるべく奮闘中。 とくに若手アーティストがプロとして活躍できる環境づくりに力を入れている。

目次

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I章 アート・マーケットの現在地

現代アートとはなにか
時代を変えた、「泉」という作品
デュシャンが発明したコンセプチュアル・アート
日本のアート・マーケットは驚くほど小さい
バブルとともに縮小していった、日本のアート・マーケット

 

II章 海外アート・マーケットの今

アートフェアにはプライベートジェットで買いに行く
ギャラリー1社の売上高が日本のアート・マーケットを超える
美術館、オークションハウス、評論家によるシンジケートが価値をつくる

 

III章 投資としてのアート、その実態

株価よりもアートのほうが投資効率が高い?
投資ポートフォリオの中に入れてみる
個人の好き嫌いで作品を買うと失敗する可能性が高い
安定志向のアートほど高い

 

IV章 重要なのは「発明品」と「インパクト」

発明品であること
インパクトがあること
アンディ・ウォーホルのもつすごさ
ジャクソン・ポロックはなぜ高く評価されるのか
評価の上がるアーティストの見つけ方

 

V章 買ってはいけないアート

価値の上がる仕組みのないところで、作品を買ってはいけない
ずっと同じ作品ばかりつくっていて、
代わり映えしない作家からは買ってはいけない
今を感じさせない作品は買ってはいけない

 

VI章 作品だけでなくアーティストを見る

作品だけ見てもだめな理由は?
貪欲さと地頭のよさ
出会いをつなげる

 

VII章 成功するアーティストとは

成功するアーティストとは
アンテナを張っている
コミュニケーション力がある
あきらめない忍耐力がある
本人のキャラクターに直接触れる

 

VIII章 アートの新しい評価軸

アートの評価方法
アートの評価はより大衆化に向かっている
進化する現代アート
アートの新時代
アート・マーケットの寡占化
アートの大衆化
アートの民主化
コレクターの未来
アーティストの未来とテクノロジー

 

IX章 投資としてのアート購入の鉄則

鉄則1 同じアーティストの作品ばかり買わない
鉄則2 ずっと同じギャラリーで作品を買わない
鉄則3 写実作品と工芸的な超絶技巧は買う前にちょっと立ち止まろ
鉄則4  ギャラリーでは取り扱い作家のファイルを見せてもらおう
鉄則5 作家の代表作を買うべし
鉄則6 インテリアに合わせて作品を選ばない
鉄則7 プロの作家を選ぶ

 

X章 アート作品の正しい買い方

作家からではなくギャラリーから買うほうがよい理由
どのギャラリーで買うべきか
長期的な運用でしか利益は出ない
買ってから最低5年は待つ覚悟を

 

XI章 楽しみながらアートを買おう

コレクター仲間をつくる
買ったアートは見せたほうがよい
ギャラリー巡りで情報収集
芸術祭の旅で情報収集
インターネットでの情報収集

 

XII章 コレクションをスタートしてみよう

社会貢献という意味
後世に残すものを保管する
なにを買ったらよいか、分からない人へ
プライマリー作品の買い方
セカンダリー作品の買い方
進化するアートコレクター
10万円の作品から購入してみよう
正しく買えば、価値は10倍になる

 

XIII章 ネットでアートを買うということ

ネット販売の進化
ネットで上手にアートを買う方法
10万円以内で買えるおすすめアーティスト20
10万円を超えるがチャレンジしたい注目アーティスト20

 

エピローグ 文化を育てていく