本書は、30年にわたり中国でビジネスを展開してきた日本人の著者が書いた書籍です。
近年、中国は目覚ましい成長を遂げました。その成長の過程を30年間ずっと現地で
見てきた著者が語る中国の姿は、まさしく等身大の中国と言えるでしょう。
第1章で、中国の成長の要因を「思想と理念」「政治と指導者」「中国社会の風土と中国人」
「中国経済」という4つの観点から紐解き、分析しています。
第2章では、習近平が語る「新時代」を分析し、これからの中国はどうなるかついて示唆しています。
そして、第3章、第4章では、日本の現状と日本の未来について提言しています。
中国でビジネスを展開している企業、これから進出しようと考えている企業のビジネスマンや、
中国経済の動向が気になる投資家の方にとっては、これからの中国がどこへ向かうか、
そのなかで私たちは中国とどのように関わっていくのがよいのかを考えるきっかけになる本です。
著者紹介
和中清
1946年大阪生まれ。(株)インフォーム 代表取締役 経営コンサルタント。1991年に上海に事務所を設置し日本企業の中国事業協力に取り組む。国立研究開発法人 科学技術振興機構 中国総合研究・さくらサイエンスセンターのHP「Science Portal China」のコラム「和中清の日中論壇」で中国情報の執筆を2009年より続けている。業務の傍ら、70歳を過ぎ中国の自然に魅せられ、中国の自然、街、村を紹介するサイト「感動中国100」を開設して100か所の紹介を目標に活動を続けている。著書に『仕組まれた中国との対立』(クロスメディア・パブリッシング)、『中国が日本を救う』(長崎出版)、『中国市場の読み方』(明日香出版社)、『経営コンサルティング・ノウハウ』(PHP)など多数。近著の中国出版本『奇跡 発展背后的中国経験』(人民東方出版)は中国国家シルクロード出版事業「外国人が書く中国」プロジェクトで傑出創作賞を受賞