いま、不動産投資は新たな局面に直面しています。
人生100年時代の長い老後に備え、年金のみでは余生を楽しめず、
政府も国民に「投資」を推奨するようになり、
これまでは経営者やお金持ちがするものというイメージだった投資も、
少額から始められることで参入者が増加傾向にあります。
それは、不動産投資も同じで、大地主がしているというようなイメージは
すでに古いものになっています。残念ながら、土地や資金、知識も持たない人は、
リスクもわからないまま、不動産投資会社の謳い文句を疑いもせずに鵜呑みにしてしまいます。
こうした人々がカモにされて起きている不正融資や不祥事は、
“不動産投資業界の限界”が来ているサインです。大家業の本質は賃貸経営。
サラリーマン大家は儲からず、資金力のない不動産投資会社や素人は淘汰され、
不動産投資業界にはプロだけしか残らない未来がすぐそこまで来ています。
2019年末から世界中にパンデミックをもたらした新型コロナウイルス感染症の影響下、
様々な業態が経営の危機に瀕し、あるいは転換点を迎えています。
不動産投資の世界における淘汰のスピードもこれから加速するでしょう。
コロナ禍で誰が生き残り、誰が市場から退場していくのか。
実は、これから物件の購入を検討している方、すでに複数戸を購入した方も、
その未来はすでに見え始めているのです。
はたして、いま不動産に投資すべきかどうか。
いまある投資物件を保持すべきかどうか。
改めて不動産投資を考え直すときではないでしょうか?