出版実績

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マネジメントの本
グロースマーケティング

グロースマーケティング

  • 著者:株式会社DearOne
  • 定価:1738円(本体1580円+税10%)
  • 発行日:2021/5/1
  • ISBN:9784295405245
  • ページ数:192ページ
  • サイズ:210×150(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

アメリカの最先端企業はグロースのために何をしているのか?

DX、デジタルシフトを推進する企業が増えてきていますが、マーケティングにおいて世界、
特にアメリカ企業と比較すると、日本企業はまだまだ遅れています。
日本企業のマーケティングにおける一番大きな課題は、「顧客との関係性の構築」という視点です。
日本企業の場合、新規顧客獲得を重視するケースが多く、ROI、CPC、CPAといった獲得単価などで
評価する程度で終わってしまっている現状があります。
しかし、これでは「ユーザーの満足」「継続的な会員化、ファン化の状態」が計測できません。
つまり、顧客体験が最適化できているとはいえない状態です。

一方アメリカ企業は、「カスタマーライフサイクル」における顧客のステータスを
「行動ベース」でしっかり押さえ、新規獲得した顧客を定着させ、
さらにロイヤルユーザーへと進化させていくというように、
CRM(Customer Relationship Management)やマーケティングテクノロジーの
ソリューションを用いて、顧客のステータス管理をしっかり行っています。
本書は、この日本企業のマーケティングにおける課題を解決するための手法として、
グロースマーケティングを提唱しています。グロースマーケティングは、
これからのDX時代において世界で勝つための企業・事業・製品・サービスの持続的成長に
フォーカスしたマーケティング活動です。

◎プロダクトを成長させるために、何から取り組めばよいかわからない
◎デジタルマーケティングの成果が出なくて悩んでいる
◎休眠ユーザーを掘り起こしたい。解約を止めたい
◎データはたくさんあるが社内に散在しており、どこから手をつければいいかわからない
◎マーケティング施策実行の根拠や成果について、瞬間の効果だけでなく、
LTVやロイヤルティ向上に寄与したかを計測したい
◎もっとユーザーが起こした行動データを即座に見たい、知りたい
◎「DX」「デジタルシフト」と経営層からいわれるが、何からやればいいかわからない

このような悩みを抱える企業にとって、
グロースマーケティングが解決の糸口を見つけるきっかけとなると考えています。

著者紹介

株式会社DearOne

株式会社NTTドコモのマーケティング分野における新規事業型子会社。スマートフォン黎明期から積み重ねたアプリ開発ノウハウを元に、プッシュ配信機能やクーポン機能をはじめとした
豊富な機能を有する公式アプリを開発できるSaaS型アプリ開発サービス「ModuleApps」を提供。2019年からは米国No.1のユーザー行動分析ツールである「Amplitude」の日本総合代理店として、Amplitude認定資格を有したグロースチームによるAmplitudeのサービス組込みから分析示唆出しの総合支援をスタート。アプリのスクラッチ開発から、DMP/CDPの構築、分析、プロモーション、グロース支援等、企業のデジタルトランスフォーメーションを一気通貫でサポートしている。

目次

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はじめに
日本におけるデジタルトランスフォーメーションの課題
アメリカでの成功事例
グロースマーケティングで、課題を解決する

 

第1章 グロースマーケティングとは何か?

グロースマーケティングを知る
3つの軸
グロースマーケティングとグロースハックの違い
ユーザーの行動を理解しなければニーズを把握できない
行動起点で見る~経験と勘では見えない消費行動~
データで行動を押さえる~データドリブン~
場所もタイミングも違う顧客体験をすべて把握する
ユーザーの行動を一気通貫で押さえる
~クロスチャネル~
オムニチャネル、OMOからグロースマーケティングへ
グロースチームの組成、マーケティング部門の進化
データの民主化
一連の流れを分断化しないでやり抜く

 

第2章 マーケティングの潮流をつかむ

時代の変遷によるマーケティングの変化
マーケティング4.0からマーケティング5.0へ
アノニマスユーザー向けの打ち手
プロダクトアウトからプロダクトグロースへ
プロダクト自体が自走する仕組みが必要
事例: ソニー株式会社
デジタル一眼カメラα(アルファ)シリーズ
事例:フェンダー
ボトムファネルが重視されるマーケティング
デジタルマーケティング領域の課題
1:新規獲得偏重のマーケティング活動
2:大規模システム導入による呪縛・課題
3:データドリブンマーケティングを牽引できる存在が求められている
カスタマーサポートからカスタマーサクセスへ
マーケティング部門の役割の変化
マーケティング組織はデジタル化で横断機能の担い手へ
民主化を阻む日本の現状

 

第3章 グロースマーケティングの3つの軸

行動理解(Behavioral Analytics)
顧客行動を理解する目的
ファネルに「いびつなすぼみ」を生み出す原因
マジックナンバー
知るだけにとどまらない
高速で施策を繰り返す(Rapid Iteration)
グロースエンジン
VUCAの時代
PDCAからOODAループへ
ベストパフォーマンスを選択できるBest of Breed
“リーン”なビジネス展開が求められる時代
短期的な視点と中長期的な視点
的確な目標・指標設計(Business Impact)
グロースマーケティングに求められるKPI
結果指標と先行指標
顧客理解のレベル
グロース企業が採用する指標「ノーススターメトリック」
ノーススターメトリックの設計手順
リテンション・イズ・キング・オブ・グロース
事例:バーガーキング
「Whopper Detour (寄り道ワッパー)」キャンペーン
「行動ターゲティング」の実現

 

第4章 データ活用の肝 タクソノミー設計

データ活用の4ステップ
ためる・整える・分析する・つかう
「整える」の流れ
サンプルデータを準備する
共通IDを発行する
オフラインセッションを設定する
タクソノミー設計を理解する
行動を詳細に定義する
イベント設計
イベントプロパティ設計
ユーザープロパティ設計

 

第5章 最先端のマーケティングの今

ためる Snowflake
分析する Amplitude
つかう Salesforce

 

第6章 実践企業に学ぶグロースマーケティング

 

 

第7章 実践! グロースマーケティングの進め方

〈事例❶〉 アパレルECサイトのグロース
ノーススターメトリック
タクソノミー設計
〈事例❷〉定額音楽配信サービスのグロース
ノーススターメトリック
タクソノミー設計

 

おわりに