DX、デジタルシフトを推進する企業が増えてきていますが、マーケティングにおいて世界、
特にアメリカ企業と比較すると、日本企業はまだまだ遅れています。
日本企業のマーケティングにおける一番大きな課題は、「顧客との関係性の構築」という視点です。
日本企業の場合、新規顧客獲得を重視するケースが多く、ROI、CPC、CPAといった獲得単価などで
評価する程度で終わってしまっている現状があります。
しかし、これでは「ユーザーの満足」「継続的な会員化、ファン化の状態」が計測できません。
つまり、顧客体験が最適化できているとはいえない状態です。
一方アメリカ企業は、「カスタマーライフサイクル」における顧客のステータスを
「行動ベース」でしっかり押さえ、新規獲得した顧客を定着させ、
さらにロイヤルユーザーへと進化させていくというように、
CRM(Customer Relationship Management)やマーケティングテクノロジーの
ソリューションを用いて、顧客のステータス管理をしっかり行っています。
本書は、この日本企業のマーケティングにおける課題を解決するための手法として、
グロースマーケティングを提唱しています。グロースマーケティングは、
これからのDX時代において世界で勝つための企業・事業・製品・サービスの持続的成長に
フォーカスしたマーケティング活動です。
◎プロダクトを成長させるために、何から取り組めばよいかわからない
◎デジタルマーケティングの成果が出なくて悩んでいる
◎休眠ユーザーを掘り起こしたい。解約を止めたい
◎データはたくさんあるが社内に散在しており、どこから手をつければいいかわからない
◎マーケティング施策実行の根拠や成果について、瞬間の効果だけでなく、
LTVやロイヤルティ向上に寄与したかを計測したい
◎もっとユーザーが起こした行動データを即座に見たい、知りたい
◎「DX」「デジタルシフト」と経営層からいわれるが、何からやればいいかわからない
このような悩みを抱える企業にとって、
グロースマーケティングが解決の糸口を見つけるきっかけとなると考えています。