「子どもをよりよく育てたい」という思いがあるものの、
それを実現する社会環境の整備は、いまだ不十分と言えます。
あらゆる母親は育児の初心者であるにもかかわらず、育児の責任は母親に重くのしかかり、
孤立した状態で深刻なストレスを抱えながら育児をしている母親は少なくありません。
一方、幼児教育の現場では、創造力・思考力・忍耐力といった非認知能力を育てるために、
「アクティブ・ラーニング」の視点を取り入れる動きが進んでいます。
しかし、その具体的な方法については十分に共有されず、
幼児教育や保育に携わる人たちは暗中模索している状態です。
本書は、インターナショナル保育園「ミントリーフ」を経営する著者が、
これからの世界でグローバルに活躍できる子どもを育てるために、
アクティブ・ラーニングを通して非認知能力を育む方法をお伝えします。
世界中で急速な広がりを見せている幼児教育法「レッジョ・エミリア・アプローチ」を
ベースとしながら、イタリア生まれの同手法を日本の文化や風土に合うようにアレンジした
「ミントリーフ・メソッド」は、私たちの子どもに対する認識を変えてくれます。
それは、子どもだけでなく、子どもと接する大人も一緒に成長するメソッドです。
「こどもが考えて行動するようになった!」
「自分の意見を話すようになった!」
「ひとつのことにじっくり取り組む集中力がついた!」
「育児が楽しくなった!」
保育園に通う子どもの親からは、このような声が聞かれます。
育児に悩む親はもちろん、園経営者や幼児教育・保育関係者など、
こどもに関わるすべての大人にとって学びの大きい一冊です。