目次
MOREはじめに
第1章 人生は読解力で決まる
本を読むほど思考が偏る
なぜコロナ陰謀説にハマるのか?
簡単な文章さえ理解できない学生たち
AIには読解力がない
読解力がないと仕事に就けない
SNSは異質なものを排除する
ある現象によって分断される米国
心地よい情報に囲まれた日本人
ワイプで人の表情を抜くのは何のため?
ナショナリズムは読解力の欠如から生まれる
相手の内在的論理を知る力
小説は読解力を磨く最高のテキスト
自分の当たり前を壊していく
第2章 読解力とは行間を読む力
「読む量」より「読み方」が重要
一見まともな文章にも矛盾が潜む
「演繹法」と「帰納法」の違いを理解する
接続詞を正しく使う
批判的に読めない日本人
主観や感情にとらわれない読み方
ドグマ思考に陥るのはなぜか?
あなたが掛けている「色眼鏡」は何色?
体全体を使って読む効果とは?
読解力の最終目標は行間を読むこと
プーチンが日本に送ったシグナル
優秀なはずの外交官が行間を読めない
言葉の裏を読めたら一人前
読解力を構成する「要約」と「敷衍」
偏差値秀才は敷衍することが苦手
夏目漱石の作品で読解力を上げる
第3章 特別講義 小説を通して読解力を身につける
中学生──読書の面白さに目覚めた
三浦綾子さんの『塩狩峠』を読み解く
自分のなかに悪が存在することに気づいた
中学卒業後の春休みに一人で塩狩峠へ
人は誰かに感化されて生きていく
親子で読み、共に読解力を鍛える
批判的な態度で本を読むことが大切
三つの「愛」の形について考える
1回目はざっと読み、2回目はじっくり読む
数学が苦手な人は社会に出てから苦労する
昔は音読するのが当たり前だった
聖書は男性と女性をどう描いているのか
読み飛ばさない。調べながら読む
言い換える力を身につける
主人公の目線から離れてみる
人間とはどこまでズルい生き物なのか
ミルクティの美味しさを説明できる?
ナンマイダって何のこと?
本を読めない人は一生救われないのか?
善人より悪人の方こそ往生できる
救われるのはエリート? 非エリート?
なぜ欧米人はチャリティ活動に熱心か
人を助けるためとっさに体が動くことがある
心の奥底が揺さぶられる「感化」
最後は「善なるもの」が勝つ
第4章 違和感を大事にする
どんな受け止め方をしても自由
批判的な意見があってもいい
「共感」と「違和感」を発表
危険なのに避難しないのはなぜ?
信夫の自己犠牲は正しかったか?
一般の乗客と愛する女性のどちらが大切か?
同情は相手を傷つけることもある
世のなかに正しい人は一人もいない
自分を棚に上げて他人を責める人たち
自分の体験と結び付けて書くことが大事
ごまかすときに使われるトートロジー
信夫は三堀のために飛び込んだ?
あなたは“敵”を愛することができるか?
人間は誰しも弱くて嘘をつく
女性はイエスを裏切らなかった
良い大人にどれだけ出会える
第5章 未来を読み解く力
集中講義によって得た力とは?
読解力が他の教科の力を上げる
理系の人ほど国語力を磨く
ENDのもう一つの意味とは?
西洋の「直線時間」と日本の「円環時間」
目的から逆算して計画を立てる
目的がないと世のなかに流されてしまう
お金も宗教の一つである
偏差値が低いと能力も低い?
専門知識よりもまず教養の土台を作る
迷えるフリーターが見つけた目的とは
やればできるという自信が彼を変えた
勉強するよりも大切なこと
現状がずっと続くわけではない
与えることができる人間になる
集中講義に対する感想(一部抜粋)