ネット通販を使うことで私たちは無駄な時間を減らし、生活は便利になりました。
今、私たちの買い物は、「買い物にまつわる面倒なことをできる限りなくしたい。
できるだけ短い時間で、商品購入のための情報収集・購入判断・決済をすませたい=時短」
の方向で進んでいます。ネット通販はそれを実現してくれます。
しかし、時短によって生み出された時間を、面倒なことを削って生み出した時間を、
私たちは何に使うのでしょうか?
それは、「幸せを感じる時間を増やす」ことです。
これには2つの方向性があります。
1つ目は、自分一人で幸せを感じる時間。「休息・睡眠にあてる」
「テレビ・ユーチューブ・Amazonプライムビデオ・ネットフリックスなどの配信サービスで、
動画コンテンツを楽しむ」などがあります。
2つ目は、誰かと接して幸せを感じる時間。「親子で食事をする」「子どもと遊ぶ」
「友達と会う」「同じ趣味の仲間と過ごす」「みんなで旅行に行く」などがあります。
そして「店舗でスタッフと接して幸せを感じる時間」もこれにあたります。
この「店舗でスタッフと接して幸せを感じるとき」に行われている接客が、「ずっと残る接客」です。
では、ずっと残る接客とはどのような接客でしょうか?
ポイントは、共感・共振・共有です。
本書では、これからの接客に必要な力を、脳科学・仏教・カウンセリング・物理・
これからの働き方など、異分野に視野を広げて、お伝えします。
さらに、トーク例を使いながら、実務レベルにまで落とし込みました。
本書を読んでほしい人
・現場で接客の実務に携わる皆さん
・本部スタッフの皆さん
・経営者(事業の責任者)の皆さん
人は生きている限り、幸せを求め続けます。
だから「人を幸せにする接客」は未来永劫必要であり続けるのです。