出版実績

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マネジメントの本
サイトリニューアルの教科書

サイトリニューアルの教科書

  • 著者:近藤皓
  • 定価:1738円(本体1580円+税10%)
  • 発行日:2022/2/21
  • ISBN:9784295406433
  • ページ数:232ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

サイトリニューアルに必要不可欠な全工程を一冊に!

個人事業などを除けば、いまやウェブサイトを持っていない会社はほとんどなく、
多くの会社は何年かに一度はリニューアルをしているでしょう。
でも、そうしてリニューアルしたサイトは、ほんとうに御社の事業の役に立っていますか?
せっかくお金と時間をかけてリニューアルするなら、「マーケティングで活きるサイト」をつくりませんか?

本書は企業のサイト担当者やリニューアルプロジェクトの責任者・決裁者向けの書籍です。
商品・サービス情報の発信、EC(eコマース)、ブランディングや顧客獲得、
採用などすべての企業サイトが対象で、制作実務の専門技術には触れていません。
制作パートナーと組んでプロジェクトをうまく進行し、マーケティング成果を得るための本です。

サイトづくりの失敗で典型的なのは、何をどうすべきかよくわからないうちに、
とにかく制作会社に丸投げして、結果的に「誰も見に来ない」「ユーザーにアピールできない」
困ったサイトになってしまうことです。

では、どうすればいいのか?
ひとつ言えるのは、ウェブサイトをリニューアルする場合には、
実際に作り始める「前工程」の部分こそが本当のカギになるということ。
適切な「プロセス」をベースに、サイト制作の全体像や基本的な工程・
考え方をとにかくわかりやすく解説する一冊です。

著者紹介

近藤皓

株式会社デジタルアイデンティティ取締役。2006年デジタルアイデンティティ入社。デジタル領域を中心にマーケティング
コンサルタントとして従事。マーケティングの全体絵図を描くことを得意とし、チャネルやソリューションを問わず、企画立案・仕組み化・最適化に携わる。同社では広告・SEO・クリエイティブの事業マネージャーを歴任。動画・SNS・マーケティングオートメーションの事業開発に携わり、社内DXも推進。クリエイティブ事業では、マーケティングの中で活きるwebサイトの構築方法を確立する。現在は、マーケティングDX の支援を中心に顧客事業の拡大や効率化に貢献。マーケティングDXに取り組む前にサイトの課題を解決すべき企業との出会いが多く、その問題意識から本書執筆に至る。

https://digitalidentity.co.jp/

目次

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はじめに

 

序章 なぜ、お金と時間をかけて「困ったサイト」になってしまうのか? 失敗事例からの学び

[Case1]サイトの印象が目的に合致していない
[Case2]「売りたい」情報ばかりで、お客さんが「買いたい」と思う情報が載っていない
[Case3]公開後の運用・更新を意識した設計になっていない
[Case4]社内で必要な情報が整理されていない
[Case5]プロジェクトがいつまでたっても進まない
[Case6]予想以上に高い/安い見積をもらったが、それが妥当かわからない
正しいプロセスがすべてを解決する

 

第1章 サイトづくりの前に準備・整理しておきたい情報

プロジェクトをはじめる前に必要な情報
はじめに「背景」と「目的」ありき
サイト考案のモノサシとなる「ペルソナ情報」
あると話が早くなるサイトの「コアコンセプト」
データ分析と情報を集めるポイント
サイトの「データ分析」はどうすればいいか
刺さる「商品・サービス情報」はどう集めるか

 

第2章 「コンセプト」をつくる

サイトのコンセプトとはどういうものか
コンセプト策定の全体像
「誰に」と「何を」
お客さんの「態度」と「心理」をどう変容させたいのか
「頭」と「お尻」をつなぐ
情報要素の洗い出し
ステップ化とストーリー化
社内コンセンサスを取る

 

第3章 サイト全体の「導線」と「構造」を考える

「導線」と「構造」
「導線」を整理する=ストーリーを切り分ける
サイトの構造(サイトマップ・ページリスト)を考える
サイトの構造をまとめるヒント
ヒント① ユーザーの動きを基に考える
ヒント② 運用のしやすさ
ヒント③ SEOの観点で見直す

 

第4章 ページを「設計」する

ページ設計を描き、組み合わせる
ストーリーに沿ってページ設計を描く
各部署の担当者とページ設計を「読み合わせ」
ページ設計のブラッシュアップ
「ユーザビリティ」でページ設計に磨きをかける
ユーザー目線で読む
「コンバージョンを取ったあと」まで考える

 

第5章 「デザイン」もいきなり手は動かさない

言語化とビジュアル化でルールを明確に
リスク回避のための「デザインガイドライン」
目的などを「印象」に置き換える言語化
ビジュアルのポジショニングを探る「デザインマトリクス」
他社のビジュアルから「真似ぶ」
デザインのルールを具体的に決める
デザインの判断基準
デザインの「よい・悪い」は何を基準に判断するか
決裁者と事前にしっかり「基準」を共有しておく

 

第6章 サイトの実構築も「仕様検討」と「ルール整備」から

システム選びとソースコードのルール決め
システム(CMS)をどう選び、いつ決めればよいか
社員にとって必 十分かつ使い続けられるシステムを選ぶ
SEO観点でソースコードのルールを決める
ツール導入の考え方と予算対策
ツール導入はユーザー導線に従うべき
機能検討で夢とともに膨らみやすい「予算」への対策

 

第7章 リニューアル前、「制作パートナー」を選ぼう!

選定に重要な「対応表」「RFP」「生の声」
「対応表」でパートナーに求める役割を可視化
パートナー選定もコンペも「RFP(提案依頼書)」ありき
有効なRFPのつくり方
いかにして制作パートナーを 極めるか
「考え方やアプローチ手法」を評価する
プロジェクトの流れのバリエーション

 

第8章  ニューアル中の「アウトプットの評価」と「社内の巻き込み方」

ここまでの積み重ねが評価基準になる
迷ったら「約束ごと」に立ち戻ればいい
適切な判断を助ける3つの視点
トレンドとの正しい付き合い方
社内をきちんと巻き込むための打ち手
情報の「共有」から実制作に入る前の「合意」まで
「議論」から「最終合意」へ

 

第9章 「リニューアル後」を見据えた準備

マーケティング効果を高める4つの施策
サイト構築中からリニューアル後を見据えた準備
ユーザーを集めてくる「サイト前」の話:広告戦略
ユーザーを集めてきたあとの「サイト内」の話:分析環境
サイトでのアクションを経た「サイト後」の話:MA戦略
サイトの更新と成長:コンテンツ戦略

 

終章  ニューアルプロジェクトの一体感を組織に活かす

リニューアルは会社を変える絶好の機会
本書で学んだプロセスの応用範囲の広さ
「全体最適」の視点で会社の未来を考える
手を動かす前に時間をかけることが成果に結びつく