現在の火災保険は火災のみならず、豪雨、洪水、台風、地震など、
補償範囲がグンと広くなり、さまざまな災害での損害に対して補償を受けることができます。
近年増加傾向にある自然災害から我が家とそこに住む家族を守るために欠かせないもの、
それが火災保険です。
しかし残念ながら、火災保険を慎重に選ぶという人はあまりおらず、
「とりあえず保険料が安いプラン」を選ぶ人が多いのが実情です。
人生で一番大きな買い物と言われるマイホーム、
それがいざという時に十分な補償を受けられないとなると、
経済的損失は計りしれません。
なぜ、そんな重要ことを「とりあえず安いプラン」で片付けてしまう人が多いのでしょうか。
それは、火災保険がさまざまな災害に適用されるようになり、
とても複雑になったことが関係しています。
保険の約款には細かく保険の内容について書かれていますが、
字も小さく、読む気にならないという気持ちも理解できます。
本書は、「火災保険」「家財保険」「地震保険」の3つから成る火災保険の全容を
わかりやすく説明し、第7章では、実際によくある質問を77のQ&A形式でまとめました。
保険の約款に書かれているような難しい内容を誰でも理解しやすいように解説しています。
「知らなかった……」では後悔してもしきれない住まいの保険。安心して暮らしていくため、
戸建購入の前に火災保険についての知識を身につけましょう。