あなたは自分の「性格」について、どう思っていますか?
ポジティブに物ごとに向き合う「明るい」タイプでしょうか?
ネガティブに考えることが多い「暗い」タイプでしょうか?
コロナ禍のマスク生活が始まって、すでに3年が経過しています。
不自由な毎日が長く続いていますから、自分のことを「明るい」
と考えている人でも、「最近、ちょっと暗くなっているかも……」
と感じているのではないでしょうか。
コロナ禍の自粛生活が長くなったことで、最近では「明るさ」
の重要性を再認識する動きが出ています。企業の採用担当者の中には
「社内の雰囲気を活性化させるために、笑顔が印象的な明るい人を積極的に採用する」
という動きも出始めています。
明るいキャラクターの新庄剛志さんがプロ野球の日本ハムの監督に抜擢されて
注目を集めていたのも、ある意味では、時代が彼を求めたと見ることができます。
新庄さんのような底抜けの明るさは真似できませんが、
明るさを味方につければチャンスが広がり、成功に近づく……
という姿勢を見習うことはできます。
気持ちが明るくなったり、暗くなったりするのは、
すべてあなたの「主観」(自分だけの物の見方や感じ方)の問題です。
同じ出来事に遭遇しても、平然としている人もいれば、不安に襲われてしまう人もいます。
この違いは、物ごとに対する「考え方」や「見方」の違いによって生まれます。
考え方や見方ひとつで、物ごとの受け止め方を変えることができるのです。
本書では、その具体的な方法を、精神医学や心理学といった「科学」の観点から、
わかりやすく、詳しくお伝えします。