日本は、災害大国です。地震、豪雨、台風、大雪……さまざまな自然災害が起こるだけでなく、
その被害の規模は年々拡大しており、災害のニュースでは「100年に一度の◯◯」といった
表現を毎年のように聞くようになりました。
そのような災害に遭ったあと、自治体による被災者支援の手続きはするのに、
火災保険の申請をしない方が少なくありません。
「え、火災保険って火事でしょ? 火は出てないから申請できないよね?」
と思った方、実はそれは誤った認識です。
地震、豪雨、台風、大雪のような自然災害で受けた損害も、火災保険で補償されうるのです。
火災保険を含む損害保険の目的は、あなたとあなたの家族の「家と財産」を守ることです。
そこで本書では、火災保険の選び方から自分で保険金申請する方法まで、
「火災保険をしっかり使い倒してもらうための方法」をわかりやすくまとめました。
3000件を超える建物を調査し、10年近くにわたり保険加入者を支援してきた著者が、
豊富な経験にもとづいた実用的な知識をお伝えします。