出版実績

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仕事術・ビジネススキルの本
仕事も家庭もうまくいく! 共働きのすごい対話術

仕事も家庭もうまくいく! 共働きのすごい対話術

  • 著者:あつたゆか
  • 定価:1628円(本体1480円+税10%)
  • 発行日:2022/8/1
  • ISBN:9784295407157
  • ページ数:304ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

ともに働き、ともに家庭を営む時代。 理想のライフとキャリアを実現するには、パートナーとの協力が欠かせない。 12万人が共感した、ふたりが「最高のチーム」になる対話術を初公開!

「仕事が忙しいのに、自分ばかり家事をしている」
「子供が病気のとき、いつも自分が仕事を休んで面倒をみている」
「転職したいけど、給料が下がるからパートナーには反対された」
「お互いのキャリアプランが擦り合わず、子供をもつ時期が定まらない」

厚生労働省の最新調査によると、全国には1,245万世帯もの「共働き」家庭があります。
その数は「専業主婦(主夫)」家庭の倍以上。
お互いに働き、お互いに家庭を回していく必要がある時代に、
多くの人が「仕事と家庭の両立」に悩んでいます。

それを解決するカギが、「対話」です。
本書は、ふたりで協力して理想のライフとキャリアを実現するための、
「対話のしかた」を紹介します。
ただの会話ではなく、建設的に答えを導くコツです。

たとえばー

相手も大切にしながら、自分の意見もしっかりと伝えるには?
・「あなた」ではなく「私」を主語にして伝える
・「ふつうは」という言葉をいったん捨てる
・「二次感情」ではなく「一次感情」を伝える

どんなふうに話せばいいかわからないときは?
・伝える内容を「D・E・S・C」で整理する
・ふだんから「思考のシェア」をして情報共有する

相手が対話に応じてくれないときは?
・相手を責めるのはやめ、「心理的安全性」を高めていく

つい口論になってしまうときは?
・「事実」と「解釈」を分けて伝えるようにする
・自責や他責ではなく「無責」の思考で問題解決に臨む
・「戦略的ご自愛」で自分のメンタルを安定させる

お互いの気持ちを伝え、納得できる答えを見つけ、協力し合える。
そのための対話のコツを、複数の事例を交えて紹介しています。

こんな人におすすめです!
■仕事のために家庭を犠牲にしている気がする
■家庭のために、仕事をセーブしてしまっている
■家事や育児の分担に不満がある
■結婚や出産を考えているけど、キャリアに影響するのが不安
■パートナーと将来のことを話し合えていない

著者紹介

あつたゆか

株式会社すきだよ代表取締役。「誰もが大切な人とずっと幸せでいられる社会をつくる」をビジョンに、家族・パートナーシップに関する社会課題を解決し、ふたりらしい生き方を支援する。8万人以上の夫婦・カップルが利用する対話ツール「ふたり会議」や、パートナーシップを学ぶコミュニティ型スクール「ふたりの教室」を運営するなどの活動を行なっている。企業や自治体向けに、共働きでのキャリア形成・夫婦間のコミュニケーション講座・ライフプラン研修も提供している。TBS・フジテレビ・ABEMAほか、日経ウーマン・日経新聞など多数のメディアで紹介され注目されている。

https://sukidayo.co.jp/
Twitter:@yuka_atsuta

ふたりの教室
パートナーとの対等な話し合いを大切にし、お互いを尊重し合う方法を学ぶオンラインコミュニティ。「キャリア」「家事」「子育て」など10以上のテーマが学べ、「話し合いがうまくできるようになった」という声多数。本書にもふたりの教室メンバーの事例や意見が多数反映されている。

https://community.camp-fire.jp/projects/view/224147

目次

目次

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はじめに ― なぜ、共働きのふたりには「対話」が必要なのか?

 

第1章 仕事と家庭を両立させる「対話のカタチ」

共働きのふたりは家庭の「共同経営者」になろう
●「共働き」が多数派になり「こうあるべき」が崩壊した
●「平等」より大切なのはお互いが納得できるかどうか
ほとんどの人は「対話」を勘違いしている
●「要求を一方的に押し付ける」のは対話ではない
●「話し合いを強制する」ことも対話ではない
●「仲が良い」ことと「対話できている」は違う
●「葉」ではなく「木の幹」を見よう
● 価値観は変わっていくから表面で判断しない
多くの人が対話に苦戦する「4つの要因」
❶ 義務教育で対話や家庭運営を学ぶ機会がない
❷「言わなくても察してくれる」ドラマや漫画の影響
❸「ジェンダーロール」を押し付ける家庭運営アドバイス
❹ 軽視されがちな家庭内の「チームビルディング」
ふたりらしい生き方を叶える対話「4つのコツ」
❶ 仕事や家庭関係に対する「ふたりのビジョン」を共有する
❷「優先順位」を洗い出して実行する
❸ こまめな「情報共有」で前提や背景を共有する
❹ 家庭運営でも「PDCA」を欠かさない
● 対話によってふたりは「最高のチーム」になれる

 

第2章 共働きのふたりに必要な「伝えるスキル」

建設的な対話は「伝え方」が9割
● あなたは何タイプ? 3つの「自己表現タイプ」を知ろう
● 言いたいことが言えない「非主張的」タイプ
● 相手を傷つけてしまう「攻撃的」タイプ
● 相手も自分も大切にできる「アサーティブ」タイプ
共働きの衝突を防ぐ伝え方「6つのコツ」
❶「あなた」ではなく「わたし」を主語にして伝える
❷「疑問形」は非難に聞こえるので要注意
❸「ふつうは」という言葉をいったん捨てる
❹ 怒りではなく「一次感情」を伝える
❺ どんなときもまずは「肯定的なメッセージ」を伝える
❻ 自分の要望を押し付けず相手の気持ちや背景を「きく」
● 6つのコツで「対立」が「対話」に変わる
相談したい内容は「4つのポイント」で整理しよう
「D」「E」「S」「C」で情報を整理して伝える
❶ 客観的な状況をわかりやすく説明する
❷ 事実に対する気持ちを表現する
❸ 具体的な解決策を提案する
❹ 相手が自由に選択できるようにする
●「伝える技術」は「相手を変える技術」ではない
完璧な対話を目指さなくていい
●「アサーティブ」でいることがいつも正しいとはかぎらない

 

第3章 対話できる関係性をつくる「マインド」

建設的な対話に必要な「6つのマインド」
「質問責任」と「説明責任」を果たす
● 家庭でも職場でも「気になったことは聞く」文化を
● モヤモヤを伝えることはむしろ家庭がよくなるチャンス
「思考のシェア」をして「情報格差」をなくす
● 思考をシェアすれば忙しい共働きでもすれ違わない
● 感情を小出しにすると「価値観」も共有されていく
● 情報の共有には「リアクション」を求めない
対話しやすい「空気」をつくる
● 家庭での対話にも「心理的安全性」が必要
❶「話し合い」が苦手な相手を責めない
❷ 意見を言うことへの「不安」を取り除く
❸ 相手が話し合いやすい環境を整える
「無責的思考」で問題解決に臨む
● 自責でも他責でもない「無責的思考」という考え方
● 家庭内でも人を憎まず「仕組み」を憎もう
● うまく家庭運営している共働き夫婦は「仕組み」で解決している
「戦略的ご自愛」で対話する余裕を持っておく
● HPの残量を意識してゼロになる前に回復する
● 自分が休むことは「家族」のためでもある
● ストレスは「事前申告」しておくと一緒に対策できる
無理に答えを出そうとしなくていい
● 無理に答えを絞らずふたりの意見を「共存させる」
● 「いったん保留にする」という選択肢を持つ
● 対話で解決「しないほうがいい」というケースもある

 

第4章 家庭の対話の前に「自分との対話」を

パートナーとの対話と同じくらい「自分との対話」も大切
❶ モヤモヤしている自分を客観視できるようになる
❷ 感情的になって事態が悪化するのを防げる
❸ 課題の整理や話し合いがスムーズになる
自分の気持ちを言語化して整理する「3つのステップ」
❶ 自分の気持ちを表す言葉を見つけて点数をつけてみる
❷「心のつぶやき」を書き出してみる
❸ 事実と解釈にわけてつぶやきを検証してみる
●「紙に書く」「声に出す」自分に合った方法を見つけよう
● 自分の中にある「矛盾する感情」を大切にする
感情に振り回されないために「捉え方」を意識する
● 事実と感情の間には「認知」というプロセスがある
ふたりをすれ違わせる7つの「思考のクセ」を知ろう
❶ 物事を二元論で判断してしまう「白か黒か」思考
❷ 勝手な推測をしてしまう「過度な一般化」思考
❸ 自ら悪いほうに考えてしまう「マイナス化」思考
❹ 事実や感情を決めつけてしまう「論理の飛躍」思考
❺ 自分や他人を縛りつける「すべき」思考
❻ なんでも自分にひもづけてしまう「個人化」思考
行動や言動から人格を決めつける「レッテル貼り」思考
● 思考のクセを知れば自分とうまく付き合えるようになる
自分の中にある「固定観念」を見直そう
❶「夫婦なんだから子供をつくるべき」を押し付けてしまったケース
❷「女性だから家事を頑張らなきゃ」にとらわれていたケース
❸「正社員じゃないといけない」と思い込んでいたケース
● 固定観念を捨ててふたりのベストを探そう
● 自分とのパートナーシップも大切にしよう

 

第5章 共働きの悩みを「対話」で解決しよう

「家事」に関するモヤモヤ
● パートナーが家事を忘れてしまう
● パートナーが家事に非協力的で自分ばかり頑張っている気がする
● 「家事の基準」や「衛生観念」がすれ違ってイライラする
「仕事・働き方」に関するモヤモヤ
● 転職を考えているがパートナーに反対されそうで言い出せない
● 仕事の影響でメンタル不調になったパートナーへの接し方がわからない
● パートナーが仕事の愚痴を聞いてくれない
「結婚」に関するモヤモヤ
● 相手に「結婚の意思」があるかどうかわからない
●「結婚のタイミング」が合わなくて将来が不安
「お金」に関するモヤモヤ
● 相手の「収入や貯金」が気になるけど聞けない
● パートナーと「金銭感覚」が合わなくてイライラする
「子供」に関するモヤモヤ
●「子供を産む時期」について話し合えていない
● 産後にケンカが増えてギスギスしている
● 育児の負担が偏っていてキャリアに影響が出そう
「愛情表現」に関するモヤモヤ
● パートナーの「愛情表現」が減った気がして悲しい
● 最近「セックスレス」になっていて不満が溜まってしまう

 

おわりに ─「変えたい」気持ちを手放して、ともに歩んでいく

巻末
共働きのふたりが「最高のチーム」になるためのすごい対話フレーズ
仕事と家庭の両立のためにパートナーと話し合っておきたいこと