
目次
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まえがき 法人の命を預かる仕事
Introduction あるM&Aアドバイザーの失敗
第1章 M&Aアドバイザーの仕事とは
Lecture01 「M&Aする理由」を理解する
M&Aの成立件数は増え続けている
変わっていくM&Aのイメージ
M&Aは時間を買うための手段
Lecture02 アドバイザーの大義を掲げる
現状維持は後退を意味する
日本社会の生産性を高めるために
Lecture03 アドバイザーの責任と喜びを知る
最優先事項に置くべき業務が多い
なぜ、アドバイザーはこの仕事を続けるのか
M&Aのプロセス
第2章 ビジネスを理解する力
Lecture04 日常的に情報をインプットする
全てのビジネスは影響しあっている
ニュースの「先」を考える
「人」から生きた情報を集める
Lecture05 アプローチする業界の全体像を知る
ビジネスを理解していく順番
業界の市場規模やシェアを調べる
商流の川上・川下を調べる
Lecture06 対象企業と競合を分析する
調べられる情報から会社の姿を操る
どんな企業を「競合」と捉えるべきか
第3章 相手の心を開く力
Lecture07 話の糸口をつかむ
地道な営業活動は欠かせない
効果的なアイスブレイクの話題
Lecture08 ヒアリングの基本を押さえる
情報はもらうより前に提供するもの
経営者から聞き出すべき4つの基準
Lecture09 M&Aのチャンスを見つける
業務分析のフローから可能性を探る
同業他社との比較で強みを見抜く
Lecture10 社員の求心力の根幹を知る
M&A後に従業員が居なくなった会社
企業の「想い」を知る
「なぜ働くのか」を軽視してはいけない
Lecture11経営者の本音を引き出す
経営者の中のビジネスと私生活のギャップ
プライベートを知らなければ最適なM&Aはわからない
第4章 企業の価値を知る力
Lecture12 決算書の基本を知る
「お金の流れ」からわかること
BSは「どうやってお金を集めて、何に投資したのか」
PLは「ある時点での企業の成績表」
Lecture13 決算書の「裏」を読む
決算書と実際の企業価値には差がある
資産と負債を時価に変える「時価BS」
営業利益を正しく捉える「実態PL」
Lecture14 暗黙知を自分のものにする
客観的に精緻な評価を
業種別の決算書の特徴を知る
Lecture15 企業価値を正しく算出する
バリュエーションの3手法
最初に希望する売却額を決める
経営者が納得できる着地点を見つけるために
Lecture16 企業の隠れたリスクを見つける
労務面の問題が障壁になることもある
アドバイザーに求められる法務の知識
Lecture17 企業の説明資料を作る
企業の情報をまとめた「企業概要書」
企業概要書を作る上での注意点
Lecture18 最適な買い手企業を選ぶ
買い手候補先リストを作成する
買い手企業への提案のポイント
買い手企業の財務の考え方
第5章 戦略を立てる力
Lecture19 企業が目指すべきゴールを決める
定量・定性の両面からビジョンをつくる
事業計画の実現性を見極める
Lecture20 ゴールへ向けた課題を明確にする
取るべき戦略はどちらか
課題となる7つの視点
Lecture21 最高のM&Aへと導く
M&Aによって生まれ変わった業界
M&Aは「四方良し」でなければいけない
本当に幸せになれる相手を見極める
第6章 人を巻き込む力
Lecture22 相手に信頼される人材になる
期待値をコントロールし、その期待に応え続ける
リスペクトを忘れてはいけない
アドバイザーの適正とは
Lecture23 先を読む「想像力」を育てる
仮説と検証のサイクルで確度を上げる
仮説思考を育てる「壁打ち」の習慣
第7章 実現させる力
Lecture24 適切な「伝え方」でベクトルを合わせる
基本はクイックレスポンス
伝え方は状況により異なる
Lecture25 事実と主観で「納得」へと導く
「説得」と「納得」の違い
納得してもらうための「伝える順番」
Lecture26 相手の意識を変える
興味のない相手を振り向かせるために
自分の考えを自覚してもらう
小さな選択を繰り返してもらう
Lecture27 うまくいかないときほど前を向く
あきらめるのか、打開策を探すのか
自己評価の基準を変える
Lecture28 常に客観性を持つ
客観性を保つための「シェア」
情報を隠さず事実をそのまま伝える
わからないときは素直に人に頼る
Lecture29 あらゆる不確定要素を想定する
利害関係者を把握する
すべてのプロセスでワーストを考える
Lecture30 経営者の不安を受け止める
必ず訪れる「英断の揺らぎ」
感情に向き合わなければ前を向いてはくれない
Lecture31 人は感情で動くことを知る
合理性と感情が相容れないこともある
常に「一歩先」を見せ続ける
Conclusion あのとき、何が間違っていたのか
あとがき 価値ある未来は過去から生まれる