出版実績

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マネジメントの本
ブレイクスルーブランディング

ブレイクスルーブランディング

  • 著者:長田敏希
  • 定価:1738円(1580円+税10%)
  • 発行日:2023年6月11日
  • ISBN:9784295408253
  • ページ数:256ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

世界三大広告賞のカンヌライオンズなどを受賞した、 ブランドコンサルタントが教える、中小企業のための新しいブランディング!

「飛び越えられない高い壁は、突き破ればいい。」
(一財)ブランド・マネージャー認定協会代表理事 岩本俊幸氏推薦!

街のお米屋の売上が、300%アップ?
下町の駄菓子屋が、テレビ番組に続々出演?
山奥の乾麺メーカーが、海外進出?

この業界から注目されるようになった3つの企業には、ある一つの共通点があります。
それはブランディングです。ブランディングは「潤沢な広告予算」がないと難しい
イメージがありますが、そうではありません。

著者の長田氏は、老舗企業や地方企業、中小企業などで数々のプロジェクトを
成功させてきました。その試行錯誤の中で、たどり着いたのがブレイクスルーブランディングです。
リソースがそこまでなかったり、資本がなかったりするからこそ、業界の中で目立ち、
顧客や取引企業から愛される方法があります。
他にも、

・目先の数字に追われる
・いいものをつくっているのに売れない
・経営層と社員に溝がある
・関係会社の意向に振り回される

など、多くの企業が直面している課題を解決する糸口も見つかるでしょう。
本書は「ブランディングってなに?」という方でもわかりやすいように、
イラストや図版も豊富に用いながら、1冊にまとめました。

著者紹介

長田敏希

株式会社ビスポーク代表取締役。ブランドコンサルタント、クリエイティブディレクター。広告代理店勤務を経て、チームビルディング、ブランディングを核に、多角的にソリューション提案を行うコンサルティング企業、株式会社ビスポークを設立。クライアントとの丁寧なヒアリング(対話)を重視しながら、組織の理念作成からBI(ブランド・アイデンティティ)開発、内外に向けたクリエイティブ開発まで、クライアントが対面している状況、市場環境を加味し、企業に合わせた隅々までフィットするコンサルティングを提供する。世界三大広告賞のカンヌライオンズ、The One Showをはじめ、D&AD、NY ADC、iFデザイン賞、グッドデザイン賞、毎日広告デザイン賞など国内外の受賞歴多数。大学・企業・自治体での講演やセミナーも数多く行う。一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会1級資格者。

https://bespoke-inc.jp/

目次

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はじめに

 

第1章 お米屋さんの店主がメディアや講演会に引っ張りだこになるまで

原宿の「ありふれたお米屋さん」が巻き起こしたブレイクスルーストーリー
お米市場の縮小による「経営危機」を突破した、真っ直ぐな「想い」
「デザイン」から始めるのではなく、“経営者の物語と想い”を起点にする
「迷いのない想い」が突き動かす活動は顧客の心に響く
3つの視点で、俯瞰的に“自社の魅力”を再発見する
想いの先にある独自性を3つのキーワードに
現状の立ち位置と、目指したい場所を明確にする「ポジショニング」
想いをダイレクトに「視覚化」して目を引く商品・お店になる
ブランドの旗印となる〝ブレイクスルー商品・サービス〟の開発
「創って終わり」ではなくコミュニケーションをマネージメントする
大きな予算をかけずに、メディアが取材したくなる仕組みをつくる
広告塔として活躍してくれたブランドを象徴する新商品
〝お米屋さんの在り方〟を根底からくつがえす存在になる
表参道で始めた「ごはんフェス®」がLoftの人気イベントに
ブランディングに着手して、あらゆる壁をブレイクスルーしよう
人生を変えるブレイクスルーブランディング

 

第2章 想いをカタチにすれば、壁は壊せる

そもそもブランドって何?
一般的なブランディングとブレイクスルーブランディングの違い
企業に立ちふさがる壁とは?
想いが戦略になる
なぜ、対話が重要なのか?
「独自の道」を歩むことで、ブレイクスルーは生まれる
価格競争に巻き込まれず〝適正価格〟〝強気の価格〟で勝負できる
選択と集中で、コストを抑え、最大の効果を得る
なぜ事業承継・事業改革にもブレイクスルーブランディングが効果的なのか?

 

第3章 実践編「想いを結晶化させる」

~ブランディングの核「ブランド・アイデンティティ」を確立するまで~
ブレイクスルーブランディングの全体像
【ステップ1】 情熱の深掘り 情緒的価値を発掘して独自性を確立する
〔1〕創業者のパーソナリティと創業ストーリーを掘り起こす
〔2〕経営者としての想いを掘り起こす
〔3〕ビジョン・ミッションの見直し・構築
【ステップ2】 価値観・判断基軸の言語化
ブレイクスルーのための市場機会と壁を見極める
〔1〕プロジェクトチームのメンバー選定
〔2〕対話型3C分析で市場機会を見極める
〔3〕見込み客の選定(ターゲティング)
〔4〕壁の可視化と対策
〔5〕ブランド・アイデンティティの確立

 

第4章 実践編「想いを込めたブランドを拡散する」

~想いの結晶「ブランド・アイデンティティ」の届け方~
【ステップ3】 具現化 ブランドのエッセンスを表現する
〔1〕ブランド要素の制作
〔2〕ブランド体験の設計
【ステップ4】 ブレイクスルー商品・サービスの開発
ブランドの魅力を鮮やかに打ち出す
〔1〕商品・サービスの整理
〔2〕People×4P®が組織の文化を変える
〔3〕ブレイクスルー商品・サービスのデザイン
【ステップ5】 社内外への発信 世の中に自社ブランドを旗揚げする
〔1〕社内のブランド浸透プログラム
〔2〕社外への発信

 

第5章 いかにしてブレイクスルーブランディングは生まれたか?

Cross Talk 1 〔稲庭うどん小川〕
~先代が創り上げた「誇れる商品」をたくさんの人々に伝えたい~
Cross Talk 2 〔つきぢ 松露〕
~老舗“玉子焼屋”の4代目3兄弟が挑む新スイーツブランド~
Cross Talk 3 〔鈴ノ屋〕
~元祖「きなこ棒」を生んだメーカーとして駄菓子の文化を伝え続けたい~

 

おわりに