出版実績

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自己啓発の本
なぜ、クリエイティブな人はメンタルが強いのか?

なぜ、クリエイティブな人はメンタルが強いのか?

  • 著者:板生研一
  • 定価:1848円(1680円+税10%)
  • 発行日:2023年8月11日
  • ISBN:9784295408659
  • ページ数:288ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

昨今、メンタルに問題を抱える社会人は少なくありません。
しかし著者は、「小さなクリエイティビティ(リトルC)」を発揮できれば、
メンタル不調にならないと主張します。

本書では、リトルCを発揮するにはどうしたら良いか、
その前提となる「メンタル・リソース」をどう整えれば良いか、
さらに「仕事のやりがい」を高めるためにはどうしたら良いかなどを、
学術的エビデンスや私自身の実践経験、
そして著者の会社が10年以上に渡って多くの人々の
自律神経などの生体情報をウェアラブルセンサで
測定してきた経験をもとにまとめます。

著者紹介

板生研一

WINフロンティア株式会社 代表取締役社長兼CEO。東京成徳大学経営学部特任教授。人間情報学会ヒューマン・クリエイティビティ研究会代表。一橋大学法学部卒。東京大学大学院中退。英国ケンブリッジ大学経営大学院経営学修士(MBA)。順天堂大学大学院医学研究科博士課程修了、博士(医学)。ソニー株式会社(現ソニーグループ)にてエレキおよびエンタメビジネスの商品企画や新規事業開発などに従事した後、2011年にWINフロンティア株式会社を創業。生体センシングによるヘルスケア事業、クリエイティブ・メンタルマネジメント事業に10年以上携わる。

目次

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はじめに

 

序章 小さなクリエイティビティがメンタルの鍵になる

ソニーのクリエイティビティを学んで
クリエイティビティとメンタルヘルスの関係
小さなクリエイティビティが人生を変える
クリエイティビティと気分の深い関係
クリエイティブ・メンタルマネジメント法

 

第1章 メンタル・リソースの充実① ポジティブ感情編

ポジティブ感情の効果を知る
脳はネガティブなことに強く反応する/ポジティブ感情は視野を広げ、選択肢を増やす/ポジティブ感情は身体の回復を早める/ポジティブ感情はストレスの緩衝材になる
ポジティブ感情が生まれやすい習慣をつくる
今この瞬間を「味わう」こと/注意散漫な私たちの日常/「味わう」の3つのタイプ/休暇を「味わう」ことの効果/「味わう」能力を高める4つの方法/姿勢を意識すれば感情が変わる/歩行スピードを早める/ストレスに対するマインドセットを変える
ポジティブ感情を増やす6つのコツ
感情を発散する機会を持つ/週1回以上、声に出して笑うことが大事/「つくり笑顔」でも効果あり/「笑顔」でパフォーマンスを上げる/「かわいい」写真をうまく活用する/スマホの自撮りを日課にする
不安を上手にコントロールするには?
孤独になりやすい仕事環境/孤独とメンタルの関係/手軽に孤独感を緩和するには/座りすぎの現代人/座りすぎと不安の関係/不安は的中するのか?/不安を書き出す/不安の解釈を変える/
マインドフルネスになる/「マインドフルネス・ストレス低減法」とは?/
短期間のマインドフルネス瞑想でも効果あり
第1章まとめ

 

第2章 メンタル・リソースの充実② 活性度編

自律神経を整える
自律神経の状態を知る/自律神経の活動量が最も低下する「木曜日」/「木曜日」を乗り切るために有効な呼吸法/自然環境でのウォーキングの効果/有酸素運動で自律神経を活性化
注意資源を回復する
アテンション ・エコノミーの時代/注意資源とは?/マルチタスクを避ける/自然による注意資源の回復/自然に触れ合う時間も場所もないときは?/最も効果的な自然画像/「窓×観葉植物」が最強の組み合わせ/「ハイレゾ音楽」を活用する
活性度を高める習慣をつくる
クリエイティブな人はサウナを習慣にする/サウナで「ととのう」とは/サウナの効果測定の結果は?/温水シャワーの後に冷水シャワーを浴びる/音楽に触れる時間をつくる/「1人カラオケ」の効果/ポストランチ・ディップとパワーナップ/「うまくいったことエクササイズ」を習慣にする
クリエイティビティが発揮されやすい組織のカタチ
ビジネスパーソンが抱えるストレス/上司の公正さが部下の健康を左右する/上司の良し悪しが部下の血圧にも影響/グーグルも注目する「心理的安全性」とは?/「心理的安全性」が活力を高める/ピクサーのクリエイティビティ・マネジメント/心理的安全性を高めるブレストの工夫/エンパワーメント・リーダーシップとクリエイティビティ/クリエイティブな目標を伝染させる
第2章まとめ

 

第3章 小さなクリエイティビティの実践

日本のビジネスパーソンの課題
仕事に対する熱意が低い日本人/仕事の熱意が高い職業とは?/起業に向かない日本人/クリエイティビティに自信を持てない日本人
仕事で「リトルC」を実践する
リトルCを生み出す「ジョブ・クラフティング」/仕事の「ひと工夫」の実践例/ルーチンワークとマインドワンダリング/退屈だとクリエイティビティが上がる⁉︎/クリエイティビティを高めるルーチンワーク/反芻思考もクリエイティビティに活かす/ToDoリストのメリットとデメリット/「不足」がクリエイティビティを高める/「やらないことリスト」の有効活用/デスクワークで行き詰まったら「距離をとる」/心理的距離が大きいほど抽象思考に/行き詰まったら注意の範囲を広げる/適度な環境音がアイデアを生む/あえて整理整頓しない/快適な服装でアクティブに行動する/服の柔らかさが発想の柔軟性につながる?!/仕事のクリエイティビティが健康を左右する
第3章まとめ

 

第4章 仕事のやりがいとクリエイティビティ

仕事で「フロー」状態になる方法
時間感覚を失うほど没入する/「フロー」になるための条件/仕事で「フロー」が起きにくい理由と対処法/モチベーションとクリエイティビティ/クリエイティビティを支援する組織風土/ネガティブシーンを見るとクリエイティビティが下がる
クリエイティビティはもっと高められる!
既成概念に囚われやすい人間の脳/クリエイティビティを高めるための4つの行動特性/クリエイティビティを高める第一歩は「保存」/日常生活で「挑戦」の機会をつくり出す/仕事で「挑戦」し、「フロー」を経験する/日常を「拡張」して、未知の体験を積む/ワーケーションで非日常を体験する/クリエイティブな仕事はワーケーション初日にする/「慣れ」を回避して生産性を高める/「駅ナカオフィス」で集中力を高める/カフェでの仕事はクリエイティビティを高める/本来のクリエイティビティを取り戻す
起業家とクリエイティビティ
起業家を取り巻く不確実な環境/クリエイティビティは警戒される?/クリエイティブな起業家の心得① 判断を急がない/クリエイティブな起業家の心得② ワーキングメモリを鍛える/クリエイティブな起業家の心得③ 良質な睡眠をとる/睡眠の質を上げるためにできること/レム睡眠がクリエイティビティを高める/レム睡眠から産まれた画期的なアイデア/クリエイティブな起業家のメンタル
第4章まとめ

 

第5章 ウェルビーイングになる

日本人は慌ただしい国民?
タイムプレッシャーとクリエイティビティ
意識して「無意識の時間」をつくる
エンターテインメントの力を活かす
自然環境にどっぷり浸かって自分を取り戻す
感謝の気持ちで忍耐力を高める
感謝の気持ちは心拍の波形に表れる
「感謝の日記」の効果
「足るを知る」とウェルビーイングになる
どこで満足するか?
第5章まとめ

 

おわりに

参考文献