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コンサルが「次に目指す」PEファンドの世界

コンサルが「次に目指す」PEファンドの世界

  • 著者:小倉基弘/山本恵亮
  • 定価:1848円(1680円+税10%)
  • 発行日:2023年12月21日
  • ISBN:9784295408987
  • ページ数:280ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

知られざるPEファンドの世界が今、明らかに!

ハイエンド人材5万人の転職を支援したエージェントが教える
業務内容・職位構造・報酬体系・選考基準・入社後のキャリア

コンサルタントをはじめとするプロフェッショナルたちが「次に目指す」最高峰の仕事、
それが PEファンドです。PEファンドの業界で活躍している人々は、どんな経歴を持ち、
どのようなスキルを身につけたのか。そして、どんな方法でキャリアチェンジしてきたのか――。
こうした知識や情報を持っていないビジネスパーソンは、かなり多く存在します。
新卒の学生を採用しない業界のため、広く一般に情報が出回っていないせいかもしれません。

本書では、ハイエンド人材5万人の転職を支援したエージェントが、
この知られざるPEファンドの世界を明らかにします。
業務内容、職位構造、報酬体系、選考基準、そして入社後のキャリアに至るまで、
この1冊ですべてがわかります!

著者紹介

小倉基弘/山本恵亮

小倉基弘(おぐら・もとひろ)
アンテロープキャリアコンサルティング株式会社 代表取締役。上智大学法学部卒。日興證券(現SMBC日興証券)を経て1990年、建築関連のビジネスを起業。約7年のベンチャー経営後、プロフェッショナルのキャリアデザインに関連するビジネス創造を目指して、人材エージェントにてコンサルタントを4年間経験。2002年、「野心と向上心を持ったプロフェッショナル」に対してチャレンジングな機会提供を行う目的でアンテロープキャリアコンサルティングを設立。同社は投資銀行、プライベートエクイティ、ベンチャーキャピタル、アセットマネジメント、不動産ファンドおよびコンサルティングファームのフロント人材の長期的なキャリアデザインを支援している。2007年、アンテロープの共同創業者・増井慎二郎氏とオープンワーク株式会社(旧株式会社ヴォーカーズ)設立にも関わる。

山本恵亮(やまもと・けいすけ)
アンテロープキャリアコンサルティング株式会社 取締役。同志社大学商学部卒。大手人材サービスにて金融とテクノロジー業界を担当後、渡米。在米のコンサルティング会社で、人事採用支援、人事コンサルティング、そして新規事業であるBPO事業の立ち上げを事業開発マネージャーとして推進し、北米での事業拡大に貢献。2004年4月アンテロープ参画。翌年同社取締役。PEファンド、ベンチャーキャピタル、エンゲージメントファンドなどのフロント人材、ファンド投資先企業の経営人材ポジションなどを中心に、コンサルティングファームや投資銀行なども含め、プロフェッショナル人材の転職支援、人材紹介を行っている。組織立ち上げ期におけるコアメンバー採用の支援も強み。1級キャリアコンサルティング技能士。

目次

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はじめに 知られざるPEファンドの世界

 

第1章 究極のキャリア・PEファンドの魅力

1 プロ人材が目指す「最高峰の仕事」
ようこそ、PEファンドの世界へ!
コンサルタントとPEプロフェッショナルの共通点
「提案」にとどまらず「解決」する仕事
現場で鍛えられながら成長していく
若手には育成の場が与えられる
コンサルだけではない、多様なプロフェッショナルが集う場所
「労働者側」から「資本家側」へ
2  PEファンドは業界再編や企業価値向上の請負人
PEファンドの仕事の社会的意義
投資手法と事例
事業承継のニーズに活気づくPEファンド業界
株式集約化におけるPEファンド
事業承継以外の案件も増加
3 PEファンドの仕事は知的総合格闘技
能力を最大限に発揮する真剣勝負の戦い
「物量」よりも「クオリティ」
どのように仕事を覚えていくのか
バリューチェーンの各段階で求められるスキル
4 PEファンドの二つの報酬
第一の報酬は「ベース年俸と賞与」
第二の報酬「キャリー」に大きな期待
リスクを取りにいく姿勢が求められる
共感できるポリシーのファンドを選ぶ
5 PEファンドへの転職チェックポイント
押さえておきたい重要な視点とは
コラム 経験者が語る「仕事の魅力」

 

第2章 PEファンドの基礎知識

1 PEファンドとは何か
PEファンドの定義
PEファンドの成長土台となった二つの考え方
世界の代表的なPEファンド
日本におけるPEファンドの歴史
日本のPEファンドの市場動向
2  PEファンドと他の投資ファンドの違い
ベンチャーキャピタル
アセットマネジメント
ヘッジファンド
エンゲージメントファンド
メザニンファンド
不動産ファンド
ファンド・オブ・ファンズ
3 PEファンドのタイプ
ファンド規模による分類
セクターによる分類
ストラテジーによる分類
設立母体による分類
4  PEファンドの投資・種類別事例
事業承継
カーブアウト
ロールアップ
MBO
企業再生
グロース投資
5 PEファンドの職位構造と報酬体系
職位構造
報酬体系

 

第3章 PEファンドでは、どんな業務が行われているか

1 PEファンドで行われる5段階のビジネス
誰が、どんな投資をしているのか
PEファンドの仕事の流れ
2 ファンドレイズ
投資のための資金調達
3 ソーシング
相対
入札
4 エグゼキューション
情報の開示・検討・合意
デューデリジェンス
資金調達(ファイナンス)
交渉と買収契約の締結
投資の実行
5 バリューアップ
ファンドごとに手法の違いが表れる
バリューアップで取り組む100日プラン
ハンズオン支援で大切なこと
経営人材の外部招聘
プロフェッショナル人材の採用
企業再生のバリューアップ事例
6 エグジット
エグジットの類型
エグジットのプロセス

 

第4章 PEファンドに転職するには、どんな方法があるか

1 PEファンドへのキャリアパス
ハイエンド人材の転職状況が活性化
PEファンドへの転職が可能となる業務経験
2 選考で求められるスキルと経験
求められるハードスキルとソフトスキル
「投資銀行やFASでのM&Aアドバイザリー経験者」への期待
「経営コンサルティングファームでのコンサルティング経験者」への期待
選考対象となるコンサルタントのスキル
「総合商社での事業経験者」への期待
3 PEファンドの求人を見つけるには
国内の主なPEファンドは50社
プロ人材には独自の採用ルートがある
自分に合うPEファンドを知るためのエージェント選び
4 PEファンドの選考内容
投資チームによる面接が4回以上行われる
面接でよく聞かれる質問
面接の流れを理解する
モデル試験とは
5 面接の「不合格事例」から見えてくるもの
不合格の理由からベストの対策を考える
準備と対策を怠らない
6  PEファンドへの転職事例
外資系&日系・投資銀行出身者
コンサルティングファーム出身者
FAS出身者
総合商社出身者
PEファンド出身者(経験者)
その他のケース
7 CxO人材という別ルート
CxO人材に求められる人物像
CxO人材の選考内容
CxO人材としての採用事例

 

第5章 PEファンドに入社後、どんなキャリアが待っているか

1 真のプロフェッショナルとして
複数の専門スキルで社会貢献を果たす
使命感に燃えた仕事
2  PEファンド経験者のネクストキャリア
ファンド内での昇進か、他ファンドに転職か
業態の違うファンドへの転身
独立、新規ファンド立ち上げ
事業会社マネジメントへの転職
起業
3 最高峰の仕事として何を成し遂げるか

 

おわりに 自己理解と仕事理解を深めるために