出版実績

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自己啓発の本
リーダーは「戦略」よりも「戦術」を鍛えなさい

リーダーは「戦略」よりも「戦術」を鍛えなさい

  • 著者:加来耕三
  • 定価:1738円(1580円+税10%)
  • 発行日:2024年2月11日
  • ISBN:9784295409182
  • ページ数:256ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

令和のリーダーに必要なのは 「戦略」ではなく「戦術」です! 戦略→戦術→目標達成! 戦略を遂行する力が足りない組織、チーム必読!

日本人は「戦略」(戦争や政治・社会運動などを実行するための計画・方法、駆け引き)が
好きな民族のように思われます。その割には、「戦術」(戦闘に勝つための技術、
争いに勝つための手段・方法)を軽視する傾向が強い。

しかし、当初に立てた「戦略」を遂行するために、
刻一刻と移り変わる戦局にあって、積み重ねる作戦が「戦術」です。
現場で作戦を遂行するリーダーに、なくてはならない能力といっていいでしょう。

戦術は、目標を「最短ルート」で達成するための手段として、きわめて有効です。
本書は「戦略」よりも「戦術」を鍛える重要性を、
リーダーの立場にある方々に語りかけた一冊です。
事例のすべては、日本史から採りました。

例えば、立花宗茂の例も織田信長の例も、
戦術において重要なことは「集中」と「スピード」であることを教えてくれています。
いかに戦力を、一点に集中させるか? いかにスピード感をもって、素早く行動に移せるか? 
戦術を実行する上で、「集中」と「スピード」は不可欠です。
そのことを念頭に、次の五つの要素も戦術を成功させるうえで、
重要なポイントになると考えてきました。

一、得意な戦術を使う
二、新しい戦術が勝つことを想定する
三、相手の強みを消す
四、チームメンバーが戦術を理解・共有する
五、リスクヘッジを怠らない

もちろん、この五つ以外にも大切なことはありますが、
これらは戦術を成功させるための確率を上げるうえで、とくに重要な要素になります。
まずはこの五つを習得すれば、今後、新規プロジェクトなどを進めるときに、
間違いなく成功の確率が上がるはずです。

本書をご一読いただければ、戦い方、物事の見方、
チームワーク活性化の必要性がご理解いただけるかと存じます。
世のリーダーの方々に、参考となることを心から念じています。

著者紹介

加来耕三

歴史家・作家。1958年大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科卒業後、同大学文学部研究員を経て、現在は大学・企業の講師をつとめながら、独自の史観にもとづく著作活動を行っている。内外情勢調査会講師。中小企業大学校講師。政経懇話会講師。主な著書に『日本史に学ぶ一流の気くばり』(小社)、『戦国武将と戦国姫の失敗学』(日経BP)、『徳川家康の勉強法』(プレジデント社)、『大御所の後継者問題』(MdN新書)など多数。立花宗茂をテーマにした『加来耕三が柳川で大河ドラマをつくってみた』(RKB毎日放送)は第57回ギャラクシー賞優秀賞(2019年度)を受賞。テレビ・ラジオの番組の監修・出演も多い。

目次

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はじめに

 

第一章 戦術に不可欠な五つの条件

大軍に戦術はいらないが、弱者には戦術が必要
十五万の大軍を三千の兵で破った戦術の達人・立花宗茂
大軍の急所を突けば、敵は一気に崩れる
「集中」と「スピード」で戦いを制する
戦術を立て、実行する上で大切な五つのこと
戦術一、得意な戦術を使う
野戦が苦手な豊臣秀吉は城攻めの腕を磨いた
柴田勝家に戦術を学んだ蒲生氏郷
戦術二、新しい戦術が勝つ
新戦術を駆使した源義経の戦い方
新戦術の使い手、源義経と織田信長の違い
戦術三、相手の強みを消す
プロスポーツにおける戦術の使い方
旧幕府軍の強みを一つずつ消した大村益次郎
戦術四、メンバーが戦術を理解する
メンバーが戦術を決めたと思わせる
戦術五、リスクヘッジを怠らない
秀吉にバレることを見越した、伊達政宗の奥の手
次の次の手まで用意していた大久保利通
戦術コラム①「上策には下策を」
あえて下策を使った上杉謙信の心境とは?

 

第二章 小よく大を制す! 逆転戦術の立て方

カネもない、人もいない中で作戦を遂行し、勝利する
逆転戦術その一 質より量で勝負する
尾張の兵は弱い! なのに信長はなぜ、強い?
逆転戦術その二 飛び道具を使う
信玄も謙信も、「鉄砲」は使えないと思っていた!?
兵が強い立花宗茂も、鉄砲の改良に熱中した
逆転戦術その三 「士気」で勝負する
兵力は一万五千対三千だが、士気は勝っている
士気が低ければ、大軍もただの烏合の衆
逆転戦術その四 油断させる
十倍の敵を前にして北条氏康が考えたこと
気持ちを支配すれば、大軍もなす術がない
逆転人生その五 世論を動かす
この裁判、一方的ではありませんか?
世論には権力者以上の力がある
大塩平八郎はなぜ、世論を読み間違えたか?
世論を直接の戦力とみなしてしまった
逆転戦術その六 わからなくても、とりあえず進める
理解するよりも、進めることが大事である
フランスで学んだ金融知識を、わからないまま実践!?
逆転人生その七 捨て身の覚悟で活路を開く
怖くて誰もやらない鉄砲商で大儲け!
生命を懸けずに、どうやって儲けるのだ!
戦術コラム②「勝って兜の緒を締めよ」
北条氏綱・調子に乗って慢心してはいけない

 

第三章 戦わずして勝つ! 無力化戦術の立て方

もっとも賢い戦い方は、戦う前に勝利すること
無力化戦術その一 戦う前に相手の戦意を喪失させる
「錦の御旗」を立てて旧幕府軍を撃退!?
無力化戦術その二 情報戦で相手を無力化する
巧妙に噂を流して敵の戦力を削いだ豊臣秀吉
人もお金も不要! コスパのよい戦術
無力化戦術その三 戦うと損であると伝える
江戸を火の海にするぞ、と脅した勝海舟の交渉力
無気力化戦術その四 恐怖で相手を縛る
信長は生きている–軍師・官兵衛の戦術
生きているはずがない。でも、もし生きていたら…
戦術コラム③「T字戦法」
理屈がわかるだけでは、実践に使えない

 

第四章 絶対に負けない! 不敗戦術の立て方

欲張ったら足をすくわれる。確実に勝つための戦術とは?
不敗戦術その一 5分の勝ちでよしとする
大勝ちを狙うと、逆に大負けする
勝ったとしても、払う犠牲が大きすぎる
逃げ道を一方向だけ残しておいた
不敗戦術その二 勝ちに等しい引き分けでよしとする
これ以上勝ったら、大負けするリスクがある
不敗戦術その三 逃げるが勝ち
潔く散るよりも、いったん逃げてリベンジする
信玄や謙信に媚び、へつらってでも生き残る
不敗戦術その四 力添えを頼む
攻撃するのをやめて!と女性に言わせた
外国人も使って西郷隆盛を思いとどまらせた
戦術コラム④「中入り」
難易度の高い戦術を使いこなした人物

 

第五章 部下を動かす! チーム戦術の立て方

戦術を遂行するためには、チームが一丸になる必要がある
チーム戦術その一 情報を包み隠さず共有する
妻との会話も、家臣にすべて聞かせる
チーム戦術その二 戦う理由を説明する
信長は部下が納得するまで説明した
チーム戦術その三 働きやすい環境を整える
家族の団欒を大切にした
チーム戦術その四 上司の信頼を勝ち取る
忖度も配慮もしないところが気に入られた
戦術が採用されるかどうかは、その人の信用で決まる
チーム戦術その五 ゴールを示す
同じ目的意識を持つことが組織を強くする
チーム戦術その六 短所を長所とみなす
灯台下暗し。適任者はすぐ近くにいた
頑固で一途な性格は藩政改革に向いている
チーム戦術その七 扱いにくい人物を登用する
前田利家と佐々木成政のどちらを選ぶ?
チーム戦術その八 ピンチの時だけ口を出す
いざというときだけ頼りになればいい!?
戦術コラム五「橋頭堡を築く」秀吉が成功させた橋頭堡とは!?

 

第六章 戦術を変えるときの注意点

状況に応じて戦術を入れ替える必要がある
戦術変更その一 新戦術を他業種から採り入れる
自動的に借金が増える苦しい仕組み
前代未聞!米相場を武士が張る!
戦術変更その二 追い詰められる前に変更する
最悪のタイミングでバトンを託された
ニューヨークのオフィス街を丸の内に創る!?
戦術変更その三 明るい未来を伝える
部下の気持ちを動かす言葉を持っているか
戦術変更その四 コロコロ変えるのはよくない
いくら正しくても、部下は納得できない
戦術コラム⑥「卑怯も戦術の一種」
まさかこの日は、をあえて選ぶ