本書は、1人1時間あたりの付加価値生産性を高めて、
「高収益化」と「高賃金化」を一気に達成する方法を教える本です。
▼ キーエンスの付加価値経営から学んだ、稼ぐ人と儲かる組織のつくり方
「世界的に見て、日本人の給与は低過ぎる」
「日本では、ここ30年間ほとんど賃金が上がっていない」
とよく言われますが、これは、今の日本社会における
非常に深刻な問題と言わざるをえません。
その問題の原因は、いったいどこにあるのでしょうか?
結論から言うと、大きな原因の一つとして、
日本の会社は「1人1時間あたりの付加価値生産性」が低いことが挙げられます。
給与を上げるには、最終的に「1人1時間あたりの付加価値生産性」を高め、
会社として収益をアップさせることが必須条件となります。
しかし、それは容易なことではありません。
なぜなら、そのためには個々の社員、幹部クラスの人たち、
そして経営者がそれぞれの立場で考え行動し、
全社一丸となって取り組まなくてはならないからです。
決して個々の社員のみが、
または経営者だけが頑張って実現できることではないのです。
そこで本書では、「1人1時間あたりの付加価値生産性」を
高めるために何をしたらいいのかを、
・個人やチームとして取り組むべきこと
・組織として構造改革しなければならないこと
という両面から考えていきます。
「経営者の方々」にとっては、会社の高収益化と高賃金化の両方を達成する
コンセプトと仕組みを学んでいただき、社員も自分自身も幸せになるために。
「会社で働くあなた」にとっては、もっと多くの給与をもらって、
経済的にも精神的にも豊かな人生を送れるようになるために。
ぜひ、本書を役立てていただけたら幸いです。