出版実績

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自己啓発の本
なぜうまくいく人は「ひとり言」が多いのか?

なぜうまくいく人は「ひとり言」が多いのか?

  • 著者:加藤俊徳
  • 定価:定価:1,580円 円+税10%)
  • 発行日:2024年3月1日
  • ISBN:9784295409427
  • ページ数:224ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

「ひとり言」のメカニズムを脳科学の観点から解き明かし、 能力を高める方法を紹介!

▼「つぶやき」は最高のアウトプット! 人生が変わる「ひとり言」の習慣

「ひとり言」には、自分の気持ちを鼓舞して、やる気を出させる力があります。

「頑張るぞー!」
「絶対できる!」

言葉にして出すことで、一種の自己暗示にかけるということでしょう。
ある女性は毎朝出かける前に鏡を見て、「なんてきれいなんでしょう!」と自画自賛のひとり言をつぶやいて、上機嫌で仕事に出かけるそうです。
傍から見ていると、なんだか可笑しくなりますが、ある意味、最高のひとり言だと思いませんか?
誰も傷つけず、迷惑を掛けず、自分の気持ちを高揚させる言葉の典型です。

言葉には、不思議な力があります。
古来から、人はこの力を「言霊」と表現しました。言霊には人を動かす霊的な力が宿っています。
脳科学者という立場ながら、私自身もそのような言葉の力を認めています。

「自分は必ずできる」
「自分は絶対に曲がったことはしないぞ」

言葉には言霊がありますから、「自分は○○○○だ」「自分は○○○○できる」といった自己規定の言葉を発したとたんに、不思議に自分自身がその方向に向かっていくようになります。

「ひとり言」というと、なんだか地味で、暗い感じがするかもしれません。
これまでひとり言の効用を取り上げる人は、あまり多くなかったはずです。
ですが、ひとり言にはさまざまな効用があり、奥が深いものだと言えます。
本書ではそんなひとり言のメカニズムを、脳科学的な視点から解き明かし、日常生活の中で上手にひとり言と向き合うことで、自分の能力を高める方法を提案していきます。

著者紹介

加藤俊徳

脳内科医、医学博士。
加藤プラチナクリニック院長。株式会社「脳の学校」代表。昭和大学客員教授。発達脳科学・MRI脳画像診断の専門家。脳番地トレーニング、脳活性音読法の提唱者。

14歳のときに「脳を鍛える方法」を求めて医学部への進学を決意。1991年に、現在、世界700カ所以上の施設で使われる脳活動計測「fNIRS(エフニルス)」法を発見。1995年から2001年まで米ミネソタ大学放射線科でアルツハイマー病やMRI脳画像の研究に従事。発達障害と関係する「海馬回旋遅滞症」を発見。独自開発した加藤式脳画像診断法を用いて、小児から超高齢者まで1万人以上を診断。脳の成長段階、強み弱みを診断し、薬だけに頼らない脳番地トレーニング処方を行う。
著書に、『一生頭がよくなり続ける すごい脳の使い方』(サンマーク出版)、『1万人の脳を見た名医が教える すごい左利き』(ダイヤモンド社)、『脳の名医が教えるすごい自己肯定感』(小社)など多数。
加藤プラチナクリニック公式サイト https://nobanchi.com
脳の学校公式サイト https://nonogakko.com

目次

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はじめに

 

第1章 ひとり言のすごい脳活効果

何気ない「つぶやき」に脳からのメッセージが隠れている
「視覚」優位の人ほどひとり言が多くなる
右脳からの直感的なひとり言こそ見逃してはいけない
本当の知恵や宝は自分の中に眠っている
ひとり言のすごい効果①気持ちが整理され、心が軽くなる
ひとり言のすごい効果②口走ることで、自己肯定感が保たれる
ひとり言のすごい効果③目的意識が強くなる
ひとり言のすごい効果④「悩み」を言語化することで解決に導く
ひとり言のすごい効果⑤違和感を覚えたら、注意する
ひとり言のすごい効果⑥アンガーマネジメントになる
ひとり言のすごい効果⑦ダマされることが少なくなる
「もうひとりの自分」と対話する

 

第2章 ひとり言と脳の関係

「脳番地」から読み解くひとり言と脳の関係
ひとり言はすべての脳番地を使っている
恋愛感情を燃え上がらせるひとり言とは?
頭の中で「肯定」と「否定」を繰り返す
ひとり言は脳における「体験」であり「出来事」である
しゃべらないと、「感情」も「記憶」もなくなる
スマホを黙って見ていると物事をどんどん忘れていく
ひとり言によって思考が現実化する
右脳由来のひとり言を左脳のひとり言に変換する
老いるどころか年々威力を増す
集中力がアップするつぶやきとは?
失った記憶を呼び覚ます便利なひとり言

 

第3章 脳に良いひとり言と脳に悪いひとり言

成功する人は誰もが「良いひとり言」をつぶやいている
良いひとり言とは肯定的なつぶやきだ!
ネガティブなひとり言は脳の自殺行為だ
ひとり言のタブー「どうせ自分は……」
「不自然な言葉」は脳の仕組みに合わない
「難しい言葉」よりも、「親近感のある言葉」を使う
落ち込んでいるときはその原因を探るひとり言をつぶやく
自信過剰になるひとり言は避ける

 

第4章 潜在能力が開花するひとり言5段活用

ひとり言を活用すれば不可能が可能になる!
ひとり言5段活用の「第1段」 無意識に出るひとり言に意識を向ける
ひとり言5段活用の「第2段」 「ひとり言ノート」に書き留める
ひとり言5段活用の「第3段」 つぶやきの意味とメッセージを読み解く
ひとり言5段活用の「第4段」 他者目線を入れて、ひとり言を言い換える
ひとり言5段活用の「第5段」 ポジティブなひとり言を意識してつぶやく

 

第5章 朝・昼・夜 時間別・効果的なひとり言

いつもと違う環境にいるときにひとり言が増える
ひとりの「時間」と「空間」を設ける
「寝る前」には自己肯定のひとり言を言う
感謝のひとり言は効果てきめん!
「目覚めたとき」におすすめの言葉
「散歩中」につぶやくと脳が活性化する
「移動中」に次の予定をつぶやくと計画的に行動できる
「お風呂」でリラックスしているときにつぶやく
「テレビ」を見ながら突っ込みを入れる
「スマホ」を見ながら内言語でつぶやいてみる
「アルバム」を見ながら思い出をつぶやく
「鏡」を見ながら感じたことをつぶやく
「本」を読みながら自分の推理をつぶやく
「ペット」や「植物」の前で語りかける
「亡くなった人」や「先祖」に話しかける

 

第6章 ひとり言による自分脳改革

すべての答えは自分の脳の中に眠っている
正しいか正しくないかは自問自答して見極める
他人のひとり言にも真実がある
自分との対話こそが一番豊かなコミュニケーション
誰もが自分の脳と会話し、脳を進化させることができる
脳画像で読み解く脳の成長力
ひとり言こそ脳を成長させ、能力を高めるカギとなる

 

おわりに