かつて「戦略コンサルタント」はその思考力で戦略を立てることを武器とし、経営者たちの信頼を勝ち得てきました。
彼らの思考力のベースとなっているのが「論理的思考力」です。
ビジネスパーソンが本質を捉えるその思考力を身につければ武器になりますが、これを使いこなせている人は一握りです。
本書では、フレームワークなどで表現される「情報の構造化」と言葉を使って考える「論理的推論」を論理的思考力を構成する2本柱として、わかりやすく解説します。
かつて「戦略コンサルタント」はその思考力で戦略を立てることを武器とし、経営者たちの信頼を勝ち得てきました。
彼らの思考力のベースとなっているのが「論理的思考力」です。
ビジネスパーソンが本質を捉えるその思考力を身につければ武器になりますが、これを使いこなせている人は一握りです。
本書では、フレームワークなどで表現される「情報の構造化」と言葉を使って考える「論理的推論」を論理的思考力を構成する2本柱として、わかりやすく解説します。
目次
はじめに 「論理」を武器にするまでのマップ
論理とは何か?
「幸せとは経済的豊かさのことである」(マークシート病)
答えが決まるものばかりではない
「大人ならわかるが、彼は子どもだからわからない」(前提からバグ病)
「日本人は親切だ。彼は親切だから日本人だ」(それだけじゃない病)
「選ぶなら得意な仕事か、好きな仕事か」(二択病)
「彼も彼女も青い服を着ている。今年は青が流行っている」(一般化しすぎ病)
CASE この薬を飲んだら、病気が治った!
CASE 4枚カード問題をもう一度考えてみる
「またフェイクニュースだ。ネットの情報は間違っている」(ステレオタイプ病)
「すべて」なのか、「ある」なのか?
論理の道具はそろった!
なぜ、情報の構造化が必要なのか?
「売り上げアップには単価と数量が論点だ」(フレームワーク病)
フレームワークについての誤解
数字と構造を結びつける「フェルミ推定」
「降水確率は50%だ。だから今日は傘はいらない」(大きさオンチ病)
「大きさオンチ病」に対する処方箋
CASE 起業したいなら、あの会社に転職すべき?
CASE 本当に感染している?
「バスケットボールをすると身長が伸びる」(因果相関混同病)
「カレーを食べたら、テストの点数がよくなった」(思い込み病)
「日本経済が停滞している原因は教育にある」(犯人捜し病)
CASE 炭酸飲料の売り上げを改善したい
CASE 英語の勉強が続かないときは?
おわりに
参考文献