ここ数年、ネットやテレビを通じて、日本の「島」に関するニュースに接する機会が増えています。その内容は、ライフスタイルの変化からビジネスの領域まで、幅広い分野にわたりますが、大きく5つの現象に分類することができます。
【現象①】首都圏や都会から島への移住がブームになっている
【現象②】テレワークが拡大して、島がワーケーションの候補地に選ばれている
【現象③】キャンプやグランピングなどのレジャー地として島が人気を集めている
【現象④】海外企業や外国人が日本の島を購入している
【現象⑤】IT系やweb系を中心に島にオフィスを置く企業が増えている
こうした多面的な現象は、日本の島が持つポテンシャル(潜在能力)の高さを物語っています。その背景には、多くの人が島の暮らしに「ロマン」を感じている……ということが関係しているように思います。
慌ただしい日常から離れて、豊かな自然に囲まれ、ゆったりとした「島時間」を過ごせば、仕事のストレスを忘れることができそうです。心身のリフレッシュや癒やし、安らぎを求めている人が多いから、これだけ多くの島情報が発信されて、注目を集めているのではないでしょうか。
島に自分の「住処」を持つことができれば、次のような4つの選択肢が得られます。
①お盆休みや正月休み、GWや週末に別荘として利用できる
②自分が使わない間は貸し出すことができる
③使わなくなったら賃貸に出せる
④将来の移住先を確保できる
島投資を始めて物件の数を増やしていけば、多拠点生活のバリエーションが広がるだけでなく、賃貸に出すことで利益を積み上げることも可能になります。島投資には、これまでの「山投資」や「家投資」とは一味違う「夢のある第3の投資」としての魅力があるのです。
島は土地が限定的であるため、人気が高まれば、その値段が一気にハネ上がる可能性があります。格安の値段で島の物件を入手できれば、そこに新たな価値を付け加えて、さらに利益を積み上げる仕組みを作ることが可能になります。
島投資は、まだ手垢のついていない未開の投資です。本書が日本の島の魅力を見つめ直すきっかけになり、多くの人が島投資に関心を寄せて、新たな第一歩を踏み出してくれることを願っています。
