決して“起業大国”とは言い難い日本において、揺るぎない情熱と信念を糧に起業し、 成功した人たちがいる。彼らを突き動かしたものは何か、そこにどんな困難があり、 どうやって乗り越えたのか、あるいは、彼らを成功に導いた鍵とは何か?? 日本では、あまり積極的に話されることのことのない“失敗談”を豊富に交えながら、 日本発のIT起業家20人による起業戦略や戦術、成功に至るポイントや経営哲学などの 起業ストーリー、そしてこれから起業しようとする人たちに向けた具体的アドバイスなど、 スタートアップにまつわる奥行きある実話を収録。 著者であるケイシー・ウォール自身、リクルーティング業界をディスラプトすべく、 15年前に日本を拠点に起業した起業家。同じような背景を持つ彼ならではの視点や ディテール描写、リアリティが、数多く展開されている。 ――アメリカでは“失敗”は必ずしもネガティブにとらわれない。 むしろ起業においては賞される。かたや日本では、起業に限らず“失敗談”は あまり語られない。そんな“失敗談”にこそ、学ぶべき気づきがある。 ここで語られる20人のIT起業家たちは、日本のみならず、シリコンバレーやアジアなど、 グローバルシーンでも活躍している成功者たち。彼らのバラエティーに富む起業ストーリーは、 これから起業を目指す人だけでなく、より楽しく情熱的に仕事をしたいと願う全ての社会人に 有益な、さまざまな示唆に富んでいる。 「会社をやる者としてそのヴィジョンが大きければ大きいほど優秀なプレーヤーが採用でき、 それに鼓舞されてチームのテンションがあがって、自分たちは世界一になると皆が思える」 イエモ・村田マリ 「僕はビジネスマンというより、思想家や表現者に近いのかもしれません。失敗することは 怖れませんし、その冒険がすごく好きです。むしろ生きがいと言ってもいいかもしれません」 DOKI DOKI・井口尊仁 「起業は感情のジェットコースターだとよく喩えられますが、心底やりたいと思えないことに 自分の感情が振り回されてしまうと精神的にキツいんです」 シナモン・平野未来 ※NextPublishing [Kindle版]
