出版実績

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マネジメントの本
個人事業からはじめる独立・起業マニュアル

個人事業からはじめる独立・起業マニュアル

  • 著者:前田隆正・河瀬謙一
  • 定価:1628円(本体1480円+税10%)
  • 発行日:2011/11/11
  • ISBN:9784844371359
  • ページ数:224ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレスコミュニケーションズ

300社の創業を支援し、すべて黒字化した起業支援家のノウハウ

日本では新しくできた会社の30~40%は1年で消え、70%が3年以内に消えています。なぜ、これほど多くの会社が潰れてしまうのでしょうか? その理由は、「知らない」からです。つまり、会社経営を経験したことがないので、立ち上げるのにどういった準備が必要なのか、どういうポイントに気をつけて経営するのかがわからないまま起業してしまう人が多いのです。これでは悲しい結末が待っていても仕方ありません。 この本は、独立・起業について右も左もわからない人が、一人で事業を起こし、さらに初年度から黒字を実現するためのポイントについて解説しています。

著者紹介

前田隆正・河瀬謙一

前田隆正(まえだ・たかまさ)
日本電信電話公社(現NTT)に入社し、技術局調査役を経た後、日本無線(株)入社。研究所専門次長、営業統括本部専門部長を歴任。1988年にINSエンジニアリング(株)に入社、常務取締役を歴任。'93年、潰れるのは時間の問題といわれたジャパンシステム(株)の社長に就任し、初年度から黒字転換させ、8年目には完全な黒字体質の無借金会社に成長させた。'98年からSOHO CITY みたか推進協議会会長に就任。「社長としての実務知識と創造する思考能力を養えば、もっと多くの人が起業家になれる」とSOHOベンチャーカレッジを創設。現在は三鷹ネットワーク大学の講座として、これまで約220名が修了、約50%が起業している。これと並行し、三鷹市産業プラザ内のコミュニティビジネスサロンのスーパーバイザーを担当し、定年・中途退職者、主婦の方などの起業相談、アドバイスを行なっている。2006年に「Japan Venture Awards 2006」起業支援家部門・経済産業大臣賞受賞。'10年度から内閣府の事業として「みたか身の丈起業塾」を実施。約160名の受講生のうち約50名が起業した。三鷹市では「SOHO都市宣言」以来、設立されたSOHOは約350社に達しているが1社もつぶれていない。現在は、(株)インプレスホールディングス取締役、(株)まちづくり三鷹取締役、電気通信大学学長特別補佐なども兼務している。

河瀬謙一(かわせ・けんいち)
1979年早稲田大学理工学部卒。エイブリイ・トッパン株式会社などの会社員生活を経て'91年独立。ビッツ企画開発研究所を設立し、印刷の企画 営業を開始。現在、有限会社ビッツ&カンパニー代表取締役。SOHOスタイルの起業・経営相談とコンテンツ制作をメイン業務とする。「みたか身の丈起業塾」の副塾長として多数の卒業生を輩出。SOHO CITY みたかフォーラム理事長、みたか地域SNS 運営委員長を務める。趣味は園芸と散歩。

目次

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はじめに

 

1 起業前に知っておくべきこと

○独立・起業するということ
○起業するのに必要なこと
売るものを決める
事業計画をつくる
○個人事業と会社どっちがいいの?
まずは個人事業からはじめよう
会社をつくるメリット・デメリットを押さえておこう
○お客さんは自分でつくる
○退職前に助走しておこう
事業計画をブラッシュアップする
家族に納得してもらう
○できる限りなんでも自分で
○社長の成長が事業を成長に導く
努力を積み上げる
信頼・信用を築く

 

2 黒字経営のススメ

○お金をかけない事業計画をつくる
ムリしない、ムダをしない、ミエをはらない
○収入より支出を減らす
固定費を下げる
○収入を先にして、支払いを後にする
○受注してから生産する
○取引はすべて現金で

 

3 資金の調達と計画

○資金調達のカギは事業計画
○事業計画書に書くべきこと
創業の目的及び動機
経営者本人の経歴、事業の実績
事業の概要と戦略
販売計画
事業の優位性
将来のビジョン
○開業資金を計算し、資金計画を立てる
○金融機関から借りるための返済計画をつくる
○どの金融機関を選べばいいのか?
金融機関の種類
金融機関を選ぶ基準は?

 

4 お客さんを獲得する

○効率よくお客さんを見つけるには?
あなたの商品・サービスは誰が必要としているのか?
どうしたら必要としている人に伝えられるのか?
○お客さんに商品・サービスを伝える5つの方法
今までの人脈をフル活用する
飛び込み営業をする
マスコミなどのメディアを活用する
インターネットを活用する
無料でやってあげる
○お客さんを増やすには?
お客さんになってくれる人脈をつくる
人脈をづくりで気をつけるべき4つのポイント

 

5 お金を管理する

○まず、キャッシュ・フローを把握することが大切
○専門家とソフトウェアを活用する
専門家を上手に活用する
ソフトウェアの導入で効率が飛躍的に上がる
○やることはたったの3つだけ
○個人と仕事のお金を区別する
○お小遣い帳感覚でスタートしてみる
お金をジャンルごとに分類する
並び替えると分類ごとのお金の様子がわかる
○レベルアップすると最大65万円得をする
○税金は、ある日突然やってくる
○日々の管理を楽にするコツ
領収書は月ごとにまとめる
財布を目的別に分ける
仕事用の通帳をつくる
お金の管理で使う書類を用意しておく

 

6 自分でできる法人登記

○会社設立までの流れ
○会社設立にかかる費用
○設立に必要な書類を揃えよう
定款の作成
設立登記申請書の作成
発起人決定書の作成
払い込みのあったことを証する書面の作成
資本金の額の計上に関する設立時代表取締役の証明書の作成

 

7 人を雇うために知っておくべきこと

○個人事業で人を雇うときに気をつけるべきこと
○トラブルを未然に防ぐ雇用契約のルール
労働条件を通知する
就業規則を作成する
○労働時間、休憩、休日、休暇のルール
労働時間の上限を知っておこう
休憩時間に電話を取らせるな
週休2日はあたりまえじゃない!?
アルバイト・パートにも有給休暇がある
○賃金のルール
賃金支払いの5原則
最低賃金について
割増賃金について
○退職、解雇のルール
自己都合、契約期間満了、定年という3つの退職
解雇の妥当性を考える
○労働保険、社会保険に関するルール
個人事業か会社かで加入条件が変わる

 

8 特許出願でビジネスを守る

○自分で出願するといいことだらけ!?
○知財権の種類とその権利
○特許と実用新案の出願の流れ
先願検索と特許庁ホームページを活用する
出願書類の作成と権利化までの流れ
サービス機関を活用する
ビジネスモデル特許について
アイデアの取り扱いに注意する
○差別化の手段として商標と意匠を活用する
○著作権について

 

9 ストーリーで学ぶ、黒字になる事業計画書のつくり方

○小さな夢から起業の道へ
○黒字になる事業計画をつくる9つのポイント
○事業計画とにらめっこ
整理しておくべき8つのこと
○新たな課題! 自分をつかめ
○もう1つのピース SWOT分析
○人に話すと穴が見える
○他人のアドバイスで視野が開ける
○実はこんな強みがありました
○事業計画書に完成はない

 

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おわりに