残念ながら今の50歳以下は逃げきれなかった世代と言われています。 その理由のひとつが年金です。受給開始は65歳に延びた上に、いま年金をもらっている人たちと同じ金額をもらえるとは限りません。それは、今後確実におとずれる超高齢化社会を考えれば明らかです。もはや年金を当てにすることはリスクと言っても言い過ぎではありません。 実は、そんな年金を当てにできない世代にとって大事な時期が50代です。50歳以降にどれだけ稼ぎ続けることができるのか、これで老後がどんなものになるのかが決まります。 この本では、会社に頼らず、これまでの経験やスキルを活かして、生き生きと社会の中で稼いでいる50代、60代を紹介しつつ、どうすれば稼ぎ続けることができるのかを述べていきます。
50歳からの新しい稼ぎ方
- 著者:佐藤良仁
- 定価:1518円(本体1380円+税10%)
- 発行日:2014/2/25
- ISBN:9784844373513
- ページ数:192ページ
- サイズ:四六判(mm)
- 発行:インプレスコミュニケーションズ
- 発売:クロスメディア・パブリッシング
10年後、今の会社にあなたの居場所はありますか?
目次
はじめに
第1章 逃げ切った世代と逃げ切れなかった世代
もう年金だけでは生活できない
・世界一の高齢大国 日本
・すでに崩壊している年金システム
老後の資金はいくら必要なのか
・介護の実態を知っておこう
日本経済に未来はあるのか?
・日本経済の4つの未来
・自己責任の時代到来
第2章 なぜ、50歳から新しい稼ぎ方が必要なのか
50歳という年齢は転換期
・晩婚化と支出のピーク
・会社員としての50歳という年齢
転職でも、起業でもない、第3の選択
・変わらぬ高齢者の転職市場
・高まる高齢者層の起業率
・顧問という第3の選択肢
社会が求めた新しい働き方
・多くの人材が市場に放たれている
・必要なときに即戦力として必要な期間だけ
顧問という仕事の4つのメリット
・メリット1……費用がいらない
・メリット2……今ある知識ですぐにはじめられる
・メリット3……社会的責任がともなわない
・メリット4……時間の使い方を自分で選べる
顧問の契約までの流れと料金
・顧問契約の期間と報酬は?
シニア世代の理想の働き方
・効率よく稼ぐことができる
・時間に縛られない
・やりがいを持って働ける
新たな可能性にチャレンジできる
・非常勤講師として働いてみる
・公益社団法人で活動してみる
第3章 稼ぎ方のパターンはいろいろ
強みを見つけて武器にする
・案件ケース① 海外展開支援
・案件ケース② 後継者育成支援
・案件ケース③ ブランディング支援
・案件ケース④ 評価制度の導入支援
・案件ケース⑤ 工場生産性向上支援
・案件ケース⑥ 新規事業支援
・案件ケース⑦ 社員教育支援
・案件ケース⑧ 広告・販売促進支援
・案件ケース⑨ 販路拡大支援
・案件ケース⑩ 経営全般支援
・案件ケース⑪ 上場準備支援
・案件ケース⑫ M&A支援
・案件ケース⑬ SPA構築支援
・案件ケース⑭ 管理会計支援
・案件ケース⑮ FC事業化支援
・案件ケース⑯ 資産運用支援
・案件ケース⑰ 通販事業構築支援
・案件ケース⑱ 新卒採用支援
・案件ケース⑲ 持続可能な経営化
第4章 新しい稼ぎ方を実践している人たち
20代のときから考えてきた独立を果たし年収1200万円
・独立を視野にキャリアを築いてきた
・世の中にインパクトを与える企業の手伝いをすることが喜び
・次世代の人のために道なき道をつくる
週3回1社、週1回1社の合計2社の顧問で年収800万円
・早期退職を機に、会社組織に属さない働き方へ
・顧問という立場の難しさ
・新しい顧問のイメージをつくる
食品業界4社のマーケティング支援で年収800万円
・顧問という仕事を選んだ5つの理由
・課題解決には、辛抱と根気が必要
・とにかく継続!
年金プラスオン300万円でお金にも余裕がある充実した生活
・取締役定年を機に、第2のビジネスライフをスタート
・期待以上の収入と十二分なやりがい
・大企業のノウハウを中小企業に
業界経験を活かし、3社の顧問で年収500万円
・会社員時代の人脈から
・企業と企業を引き合わせるのが役目
・若い芽を大切に
第5章 新しい稼ぎ方をはじめよう
キャリアの棚卸しをする
・棚卸しで見えてくる新たな可能性
顧問マッチングサイトに登録しよう
・1社ではなく、複数社に登録しよう
顧問としての自分のスタイルを確立しよう
・顧問業の4つのスタイル
おわりに
参考文献