働く上で、そして、生きていく上で最も大切なことのひとつが、〝人を見る目〟の養い方。本書は①良い人間関係を築くために②気持ちのよいチームづくり③マネジャーとして人を見る④お客様の心を知る⑤グローバルに人を見る、の5章立てで、〝人を見る〟〝人を知る〟ということをテーマとする本です。 相手を知ることで、人付き合いの幅が広がり、人間関係が円滑になります。 また、相手を知ることで、合わせ鏡のように、自分を見つめ直すきっかけにもなります。 楽しく、心豊かに人生を過ごすための工夫を、著者の語録とともに届けます。 「目を閉じて話を聞くと相手の論理性がわかる」「人の印象とは、その人が去った後の余韻」「面接では人の心の鍵を開けるような質問を」「自分が発する言葉より、相手から返ってくる言葉に情報は詰まっている」「タクシー運転手は背中越しに客の人柄を読む」「人の能力を見る中で一番難しく、そして重要なのがストレス耐性と感受性」……浮世の知恵が身につく珠玉の一冊です。
人を見る目を持つ
- 著者:梅島みよ
- 定価:1298円(本体1180円+税10%)
- 発行日:2014/7/22
- ISBN:9784844373568
- ページ数:176ページ
- サイズ:四六判(mm)
- 発行:クロスメディア・パブリッシング
- 発売:インプレス
90歳の現役人材コンサルタントが伝えたい、人付き合いとビジネスの知恵袋
目次
はじめに
第1章 良い人間関係を築くために
人を見るには時間をかけ、手間暇をかけて
話すよりも聞くよりも聴くことを中心に
話したくなる聴き方
声音に込められた想い
相手の本音は背中にある
世代が違えば違うほど、発見も多い
第2章 気持ちのよいチームづくり
急な仕事を頼まれたときの受け応え
教え方を教わってこなかった人
普段の言葉づかいの中に、人はあなたの気配りを見る
やりたいことは次第に見えてくる
「くれない族」にならないように
信用を貯金する
仕事のコツは耳学問で覚える
人の印象とは、その人が去った後の余韻
話し手の視点
ちゃぶ台を通して見えてくる世の中
第3章 マネジャーとして人を見る
部下を信頼する勇気
「自分でやった方が早い」と思い始めたらマネジャー失格
良いマネジャーは足で歩いて人を見る
マネジャーの能力が見える採用・評価の仕方
面接では人の心の鍵を開けるような質問を
人も物事も明るい面から見たい
ビジネスが人生のすべてではない
仕事の話ばかりでは部下は寄りつかない
集団の中でこそ、その人の特徴が見えてくる
違う人が集まることに、組織の意味がある
良い転職をする部下は笑顔で送り出したい
マネジャーは完全を目指さない
「かわいがる」と「甘やかす」は違う
教えるよりも導く
マネジャーは「3つの現」を大切にしょう
部下の話の聴き方
部下を育てるには、OJTだけでは不十分
第4章 お客様の心を知る
会社はお客様がいてこそ存在できる
マナーの真髄は細部にある
準備のない訪問はマイナス宣伝
新しいお客様や長くお付き合いしてきたお客様
お客様が大切にしているものを尊敬する
相手を思う気持ちは確実に伝わる
お客様の時間を宝物のように扱う
〝馴れ馴れしい〟と〝親しい〟の境界線
クレームがあったからこそ、長い付き合いに
あってはいけない失敗をしてしまったとき
ミスが起きたとき
第5章 グローバルに人を見る
グローバルとはどういう意味か
伝えたい意見をはっきり持つ
それぞれの国の〝違い〟は自分の国を見直すきっかけに
ファーストネームで名前を呼ぶタイミング
深みとニュアンスを出す英語での敬語表現
人を褒めることに慣れる
平和な島国のユートピア、日本
歴史と宗教を知り、深みのある付き合いを
おわりに