いつの世も言われる「最近の若者は・・・」という言い回し。 生まれ育った時代背景が違うだけでこうも違うものなのかと嘆く人も多いはずです。 「気遣いは 昔上司に 今部下に」 というサラリーマン川柳が話題になったように、 とくに会社における上司-部下の関係においてはお互いの認識のズレは大きく、 仕事の業務よりも人付き合いに疲弊している職場を多く見かけます。 この本は、上司-部下間のお互いの認識のズレが起きたとき、 お互いが何を考え、なぜすれ違ってしまうのか、どう対応すればわかってもらえるのかを、 心理学の視点から説いています。 心理的な負担が大きい“人の問題”がクリアになり、結果を出すことだけに集中したい方、 ぜひご一読ください。
上司の常識は、部下にとって非常識
- 著者:榎本博明
- 定価:1408円(本体1280円+税10%)
- 発行日:2014/10/15
- ISBN:9784844373834
- ページ数:192ページ
- サイズ:四六判(mm)
- 発行:クロスメディア・パブリッシング
- 発売:インプレス
もう余計な気を使わずに、仕事に打ち込める
目次
はじめに
第1章 仕事より人間関係に疲弊する職場
職場のストレスは人間関係
上司が部下に気をつかう時代
若手の自己主張に呆れ、たじたじになる中高年
頼れない上司に苛立つ部下
自分の殻にひきこもりがちな若手
「こんなはずじゃなかった」という思い
守らない上司 VS 尽くさない部下
コラム1 上司に求められる2つの心理機能
第2章 理解できない若者に苦悩する上司たち
電話を取らない
言いにくいことはメールで伝える
何でもメールですまそうとする
言われたことしかしない
失敗を恐れる
わからなくても聞かない
自分で勝手に判断をしてミスをする
職場の飲み会に参加しない
雑談の輪に加わらない
すぐに落ち込むから叱れない
注意するとすぐに反発する
叱ると反抗的な態度を示す
言い訳が多い
文句が多い
根拠のない自信をもっている
上下関係に鈍感
素直に指示に従わない
目上に対する口のきき方を知らない
返事は良いのにわかっていない
簡単な文書も作れない
何を言いたいのかわからない
仕事中にしょっちゅうスマホをいじる
あくまでも自己正当化にこだわる
謝罪ができない
将来のキャリアに役立つかを気にする
やたらと自己アピールする
言葉の背後を察しない
みんなが残業していても平気で退社する
粘れない
権利ばかり主張する
すぐに体調を崩す
何かと親が出てくる
仕事が終わらなくても定時で帰る
無理をしようとしない
コラム2 今の時代だからこそ必要な心理的報酬
第3章 尊敬できない上司に絶望する部下たち
ちゃんと指導してくれない
部下を育てるという意識がない
仕事ができない
飲むと昔を語り出す
人の話を聞かない
相談に乗ってくれない
気分でものを言う
信用してくれない
失敗を責めるばかりでアドバイスがない
的確なアドバイスがない
責任をなすりつける
頼らないと拗ねる
提案に対して「聞いてない」と妨害する
すぐに怒りだす
威圧的な態度でプレッシャーをかける
手柄を独り占めする
フォローしてくれない
よけいな仕事を振ってくる
パワハラ的な乱暴な言い方をする
いちいちケチをつける
理解が悪くて話が通じない
信念がなく尊敬できない
被害者意識の強い上司
すぐに部下に当たり散らす
好き嫌いでひいきする
ネチネチと過去の失敗を蒸し返す
精神論ばかり語る
やさしさを勘違いしている
人前で罵倒する
正論が通じない
人間味のある心の交流がない
すぐに人と比較する
コラム3 上司に求められる変革型リーダーシップ
第4章 なぜ上司と部下はわかりあえないのか
キャリアデザインの弊害
「やりたい仕事」病
自分らしさの迷宮
タテマエで自分を縛る世代とホンネをストレートに出す世代
ハングリーな世代とハングリー精神の乏しい世代
厳しく鍛える時代からほめて育てる時代へ
おわりに
※誤植のお詫び
もくじのなかに誤植がございました。大変申し訳ございません。
下記、訂正いたします。
【誤】
第1章 仕事より人間関係に疲弊する職場
職場のストレスは人間関係 12
上司が部下に気をつかう時代 14
若手の自己主張に呆れ、たじたじになる中高年 18
職場のストレスは人間関係 12
上司が部下に気をつかう時代 14
【正】
第1章 仕事より人間関係に疲弊する職場
職場のストレスは人間関係 12
上司が部下に気をつかう時代 14
若手の自己主張に呆れ、たじたじになる中高年 18
頼れない上司に苛立つ部下 20
自分の殻にひきこもりがちな若手 23