出版実績

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仕事術・ビジネススキルの本
マーケティングオートメーションでおもてなし〜ITがマーケティングにしてくれること

マーケティングオートメーションでおもてなし〜ITがマーケティングにしてくれること

  • 著者:小川共和
  • 定価:1628円(本体1480円+税10%)
  • 発行日:2015/2/1
  • ISBN:9784844373964
  • ページ数:248ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・マーケティング
  • 発売:インプレス

最新情報を追う、マーケターのおさえておきたい一冊です。

ITを使ったマーケティングの行き着くところは、
顧客データベースを使った1to1マーケティングだと私は考えています。
企業が何十万人、何百万人、さらには何千万もの顧客一人一人と
「直接」対話し、「直接」長く深い関係を築くことです。

1to1マーケティングで大きな活躍をするのが
マーケティングオートメーションです。
人間マーケターはマーケティングの設計図を描き、施策のプランニングをすればよく、
実行から結果報告・データ分析の大部分はシステムによる自動化、
すなわちマーケティングオートメーションにやってもらうのです。
つまり人間マーケターとITの協業です。

マーケターの方に言いたいのは、
今まで培ってきた「日本の消費者を動かす知恵と技」という大変な財産を持っているのですから、
もう一歩ITの世界に足を踏み込んでみてはいかがですか?

日本のIT業界の方にも言いたいのです。
得意のテクノロジーを駆使してマーケティングというものに挑戦してみてはいかがですか?
ITマーケティングが大きく花開く小さな一助になる―それが当書籍の目指すゴールです。

著者紹介

小川共和

東京大学文学部仏文科卒業。大手広告代理店で三十数年間、マーケティング部門、プロモーション部門、営業部門を経験。日本を代表する自動車会社、通信会社、食品・飲料会社、トイレタリー会社、医薬品会社、精密化学会社、リゾート会社、銀行グループや、日本でビジネスをしている外資系企業のマーケティングやコミュニケーション業務に携わる。一方、グループ会社のITマーケティング専門会社に経営者として五年間出向。専務取締役として経営に携わると同時に、ITを駆使したマーケティング業務も経験。伝統的なマスマーケティングとITを駆使した 1to1マーケティング双方の力を信じ、グロ ーバルスタンダートでは割り切れない部分の多い日本において、「成功するマーケティングとは何か?」を探求中。

目次

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まえがき

 

第1章 マーケットセグメンテーション

原点かつ起点
1 最初の業務、顧客戦略立案の要、セグメンテーション
2 マス・マーケティングにとってのお客様
3 ITを使った1to1マーケティングにとってのお客様
4 マーケティング計画の要素:TPCMとCATCM

 

第2章 プロモーション

「売り」へのもう一押し
1 人間の本音に迫る古くて新しいマーケティング手法
2 カタログ:ウェブが主流だが紙ならではの価値も
3 プレミアム:人間はいつの時代も「おまけ」に弱い
4 イベント:圧倒的ライブ感で最強のインパクト
5 メーカー・流通・消費者の新しい関係

 

第3章 ダイレクト・マーケティング

1to1の原型
1 1to1マーケティングの原型
2 ダイレクト・マーケティング特有のコミュニケーション表現
3 マス~アナログ~デジタル すべてのメディアを駆使するダイレクト・マーケティングのメディア戦略
4 獲得単価への執念
5 テストマーケティング:ダイレクト・マーケティングでは必須
6 ダイレクト・マーケティングの落とし穴

 

第4章 3大ウェブメディア

マーケティングを根底から変えた
1 3大ウェブメディアと4大マスメディア
2 消費者が情報発信者になった!
3 消費者に聞かなくても消費者が何をしているか、何をしたいのかがわかる!
4 リコメンド・アルゴリズムとラダリング
5「わかってくれて嬉しい」VS「そこまでわかられたくない」
6 無駄のないエコなマーケティングが可能に

 

第5章 CRM

1to1の中核
1 市場成熟化と IT 業界のマーケティング参入
2 上顧客の捉え方:ロイヤリティーという概念の導入
3 顧客育成構造と打ち手:9象限マップ
4 ロイヤリティーの判定方法:行動データからの自動判定
5 CRMの計画立案:目的の策定から仕組みの構築・運営まで
6 CRMの円滑な遂行への障害、「組織の壁」

 

第6章 リードジェネレーション&リードナーチャリング

CRMの拡張
1 CRM手法の拡張:顧客と見込み顧客
2 CRMとは微妙に異なる二つの軸:ブランド体験とリードのホット度
3 リードアクイジッションではなく、リードジェネレーション
4 ソーシャルメディアとリードジェネレーション
5 いろいろなリードジェネレーション
6 リードジェネレーションが引き起こす「メーカーVS販売店」のコンフリクト
7 リードナーチャリングが大切な理由
8 ホット・リード、コールド・リード:契約確度という概念
9 リードナーチャリングの設計:9象限マップ
10 PDCAの指標と責任者

 

第7章 マーケティングオートメーション

省力化・収益最大化だけではない
1 クラウドの成長と、一足先にオートメーションに成功したSFA
2 マーケティングオートメーションを行う二つの意義
3 相手による打ち手の打ち分け、二つの考え方
4 スコアリングロジック :1to1の肝
5 マーケティングオートメーションで、もう一歩踏み込んだ「おもてなし」
6 日本でマーケティングオートメーションを成功させるには

 

あとがき