東アジアを中心に、2000年以上にわたって読み継がれてきた『論語』には、 「君子」=立派なリーダーとしてあるべき姿・考え方・行動が記されています。 日本でも、聖徳太子が十七条憲法の冒頭に『論語』の一節を引いたのをはじめ、 上杉謙信、徳川家康、渋沢栄一など、多くのリーダーたちが行動規範として 愛読してきました。 つまり『論語』とは、上に立つ者にとっての「究極の教科書」なのです。 ▼真のリーダーたちはそのとき、どう考え、動いたのか? 本書の著者である皆木氏は、『論語』をはじめとした中国古典や 日本史の研究を学生時代から40年以上も独自に続け、プロ経営者としても 東証一部上場企業の社長など企業トップを歴任。 稲盛和夫氏(京セラ名誉会長)、樋口廣太郎氏(アサヒビール元会長)などの 経営者から直接、教えを受けた人物でもあります。 この本では、30代・40代のリーダー(およびリーダー候補)の方々に向けて、 多くの名経営者や歴史上の人物など「真のリーダーたち」の決断や苦難、 行動といったエピソードを交え、ビジネスに携わる実務家の視点から、 『論語』に記された教えをわかりやすく解きほぐします!
仕事術・ビジネススキルの本
リーダーの究極の教科書 論語
- 著者:皆木和義
- 定価:1518円(本体1380円+税10%)
- 発行日:2015/10/23
- ISBN:9784844374329
- ページ数:272ページ
- サイズ:188×130(mm)
- 発行:クロスメディア・パブリッシング
- 発売:インプレス
目次
はじめに
『論語』の全体像と孔子の高弟たち
序章 論語が教えてくれること
論語の25のキーワード
第1章 人生と論語
学―人生のグランドデザインをゼロベースで再構築せよ
知―惑わないためには、「ぶれない哲学」が必要
夢―本物の生き方をするために「生涯の夢」を持つ
道―遠大だからこそチャレンジする意味がある
勇―「もうダメだ」と思ったときが始まり
美―人の短所や欠点ではなく「長所」に着目する
和―うわべの同調ではなく、心を一致させなさい
第2章 ビジネスと論語
仁―人間尊重を謳う本田宗一郎の「3つの喜び」
義―本当になすべきことは、避けてはいけない
礼―お客様に向かえばCS、従業員に向かえばES
良―伊那食品工業に見る「良い会社」の法則
恭―はとバスの再建・飛躍を果たした社長3代のリレー
検―「メザシの土光さん」の質素倹約流経営と人生
第3章 天命と論語
誠―〝幕末の再建の神様〟山田方谷に学ぶ
道―渋沢栄一が体現した「社会的責任」の本質
行―ひたすら「公利公益」を追い求めた伊庭貞剛
和―徳を磨くことで信用を育てた小平浪平
勇―矢野恒太、理想を現実に変える大決心
省―藤原銀次郎、独立自尊の人間力
孝―「仕事の本当の喜び」を生む中島董一郎の理念経営
慎―飾らない公平無私の人、中山素平
譲―「財界の良心」と呼ばれた平岩外四の謙虚の心
恕―樋口廣太郎、すべてはお客様のために
おわりに