出版実績

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書籍
孤独 ひとりのときに、人は磨かれる

孤独 ひとりのときに、人は磨かれる

  • 著者:榎本博明
  • 定価:1188円(本体1080円+税10%)
  • 発行日:2018/11/11
  • ISBN:9784844374626
  • ページ数:208ページ
  • サイズ:182×115(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

「ひとりになりたい。けど、なりたくない。」 ベストセラー心理学者が読み解く、現代人の病理とその処方箋

「孤独」という言葉から、あなたはどんなイメージを思い浮かべるだろうか。
おそらくネガティブなイメージを持つ人が多いだろう。
だが、孤独というのは、そんなに忌避すべきものだろうか。
人間はそもそも孤独な存在であり、孤独を感じない人などだれもいない。
そして、孤独にはさびしく辛い側面と同時に、豊かで創造的な面もある。
実際に多くの偉人が「ひとりの時間」を大切にし、孤独の価値について言及してきた。

・最上の思考は孤独のうちになされ、最低の思考は混乱のうちになされる。
by エジソン

・人間は孤独でいるかぎり彼自身であり得るのだ。
だから孤独を愛さない人間は自由を愛さない人間にほかならない。
by ショーペンハウエル

・孤独であって、充実している、そういうのが人間だ。
by 岡本太郎

つまり、人間にとって、孤独は過剰であっても不足してもいけないものであり、
本当に重要なのは、そのバランスを整えることなのだ。

本書の目的は、つながり過剰な世の中で軽視されがちな「孤独の効用」を説くことである。
思考を深め、自分を豊かにする孤独こそ、雑多なコミュニケーションと過度の情報にさらされて
自分を見失いがちな現代人にとって、もっとも必要なものなのだ。

著者紹介

榎本博明

心理学博士。1955年東京生まれ。東京大学教育心理学科卒。東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。川村短期大学講師、カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授等を経て、現在MP人間科学研究所代表。心理学をベースにした企業研修・教育講演を行う。主な著書に『上司の常識は、部下にとって非常識』(クロスメディア・パブリッシング)、『「上から目線」の構造<完全版>』(日経ビジネス人文庫)、『かかわると面倒くさい人』(日経プレミアシリーズ)がある。

目次

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はじめに

 

第1章 孤独を奪われた人々

考える時間が奪われる
本を読まない、読めない
低下し続ける思考力

 

第2章 なぜ、思考の浅い人間が増えるのか

つながり至上主義の蔓延
「できる人」のように振る舞う人々
思慮の浅い情報発信は危険

 

第3章 「つながり依存」の実態

日本人のスマホ事情
日本人のネット事情
日本人のSNS事情
なぜ、つながりに依存するのか?

 

第4章 自分の時間を取り戻す

「つながり依存」から抜け出す
群れから抜け出す
「ひとりはかっこ悪い」という価値観から抜け出す
ひとりのときに、人は磨かれる

 

第5章 創造は孤独から生まれる

現代のスピードに抗ってみる
焦らずに、待ってみる
創造性は日常の隙間から生まれる
自分の奥深くに沈潜する

 

おわりに