本書は、「自己肯定感」を上げ、「振り返る力」を高めることで、さまざまな習慣を無理なく定着させる著者オリジナルの方法「できたことノート」を紹介する本です。
▼「行動を変える専門家」が書いた、あなたを「脱皮」させる習慣のつくり方
著者はこれまで10年間、企業や大学・高校などで、ITを使った人材教育を手がけてきました。
それらを通じて、のべ1万2000人以上が立てた「目標」と、実際の「行動」がどうだったかを分析し、日々、そのデータを蓄積しています。
そうした積み重ねの中から、
・どんな人が行動を通じて変化していくのか
・どんな人が変化できないのか
がだんだん明らかになってきました。
▼「できないこと」を見ても落ち込むだけ。「できたこと」を見ると人は変わる
そこからわかったのは、「小さな変化」「しょぼい変化」が、それを続けることで、意外なほど「大きな変化」につながっていくということです。
実は「小さな変化」の種は、その日、あなたがやった、ほんの小さな「できたこと」にあります。
ただ、大半の人は、それを見過ごしてしまいます。
むしろ「できなかったこと」ばかり見てしまい、「自分はダメだなぁ……」と思ってしまう人が多いのです。
▼ 仕事に、勉強に、ダイエットに、子育てに。
変化の種である「できたこと」を見つけて、育てていく仕組みが、この「できたことノート」です。
「ノート」としていますが、書くのは、白い紙でも、パソコンでも、スマートフォンでも構いません。
具体的には、その日の「できたこと」をメモして、週に1回、それを見直しつつ簡単な振り返り文を書く。
これによって「よい習慣」が確実に身についていきます。
データや認知心理学に裏づけられたノウハウをベースにしながらも、小難しいことは一切抜き! の一冊。
小さな変化を確実に起こさせるこの道具を、ぜひ役立ててください。