お客様事例

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本を軸として活動の幅を広げる

本を軸として活動の幅を広げる

認知度向上
教育
髙橋 幸恵
(たかはし さちえ)

こどもコンテンツプロデューサー。保育士。認定子育てアドバイザー。NHK出版に2003年入社。語学、編集・医療系のテキストや本の編集に17年間関わり、2020年独立。出版社での経験を活かし、専門家監修の「LINEで1日1問育児クイズパパ力検定」を開発。2023年、育児クイズや先輩パパママ体験談・監修者コラムなどをおさめた書籍『ふたりの子育てがもっと楽しくなる パパのための育児クイズ115』を出版。育児や赤ちゃんに関するコンテンツの企画制作のほか、法人向け研修、地域での育児クイズイベント、高等学校での講演や出前授業など、育児や赤ちゃんに関する知識を社会に広めるため活動を広げている。

専門家の知見と自身の想いを本で届ける

——現在、行われている活動について教えてください

高橋:私はLINEアプリで「育児クイズ パパ力検定」という父親向けの育児に関するクイズを配信していて、今回はそれを元に『ふたりの子育てがもっと楽しくなる パパのための育児クイズ115』というタイトルで書籍化しました。
私にとってはじめての「産後」の時期に、育児に対する知識がないことを痛感し、その経験から、いつか育児に関する大切な知識を、それを必要としてる人々に提供できたらいいなと思っていました。育児に関する教科書のようなものを作ったり、そういった育児のプロジェクトに関われたらいいなという思いから、今の活動に繋がっています。
クイズのコンテンツを作る際は、専門家と共に知見を深め、私の言葉でまとめていますが、多くの人が楽しめるようにクイズ形式にして配信しています。
以前から親御さんたちからまとまった形でクイズを読みたいと言われていたのですが、こういったニーズがあることや、私自身、この活動を始める初期の頃から書籍化したいと思っていたので、今回育児クイズのコンテンツを本にすることができて良かったです。

——なぜクイズという形で発信しようと思ったのですか?

高橋:最初はどうやったら多くの人に情報が届くのかなと色々考えていました。私は元々、出版社で語学や健康・医療系のテキストや本の編集に携わっていました。語学のドリルを作ったり健康に関するクイズを作ったりと、その頃から楽しく学べるように編集する仕事をしていました。そのため、もともとクイズというものに馴染みがあり、今回のコンテンツ制作のときも楽しくわかりやすく伝える手段としてクイズっていいなと思い、チャレンジしてみました。
そして、このクイズをどうやったらパパさんがやってくれるのか、まずは周りのパパさんにヒアリングを行い、そこからLINEでの配信だと継続しやすそうだという結論に達しました。

——2020年に独立されたと聞いていますが、当初はLINEのサービスを広める活動をどのように行っていたのでしょうか。

高橋:その頃は、BabyTech®️Award Japan2020に応募し、特別賞を受賞したことで、口コミなどで少しずつ認知度を上げていきました。約2年間はクイズの制作を主に行なっていたので営業や広報、PRをするというよりもクイズ制作がメインで、口コミで広がっていきました。

——なぜ本という形でコンテンツを発信しようと思ったのでしょうか?

高橋:今、LINEで発信しているコンテンツは専門家から実際に話を聞いて制作しているのですが、このさまざまな知見が含まれた良いコンテンツをもっと色んな人に知ってほしいなと思っていました。私は専門家と、知識を必要としている読者の橋渡しのような存在でいることを意識しています。いままでは大切な知識をLINEで発信していましたが、そこから一歩進んで「書籍」という形に落とし込みました。
書籍にしたことで、監修者として入ってくださった専門家のコラムが入ったり、親御さんたちの実際の体験談が豊富に盛り込まれた1冊になりました。
1冊の中に専門家の知見や私の想いが詰まってるので、その想いを紙にのせて広く届けられたらと思います。
さらに、書籍は多くの人に手に取ってもらいやすく、私自身の活動も伝えやすくて、本を作ってよかったなと思っています。

——企業の研修なども行っていると聞きましたが、企業研修などのビジネスは本ができてから始まったのですね。

高橋:そうなんです。やはり本がある方が私の活動を紹介するときにイメージされやすいため、企業への営業活動は、書籍を出して、コンテンツが整理されてから行いました。
そういった営業を行なっていく中、育児・育休に関する企業研修のお仕事をいただいたりしました。
また、本をきっかけに、高校での講演会などにもつながり、活動の広がりを感じています。

——クイズコンテンツを核にいろんなビジネスに発展していっているんですね

高橋:はい、そのためにもまずは軸や土台となる育児コンテンツを今後もしっかりとコツコツと作っていくことが大切だと考えています。

説得力が増す著者という肩書きのパワー

——本を作ってから活動に変化はありましたか?

高橋:オンラインセミナーの登壇に声をかけていただいたり、高校で講演をしたり、企業研修や座談会ファシリテーション、シンポジウムの登壇など、本を出版してからこのような依頼を受けることが増えました。さまざまなご縁に加え本という軸があることが今の活動につながっています。
やはり本があるとどんなことをやっているのか、イメージしてもらいやすくなり、さらに誤解なく私のスタンスをわかってもらうことができます。
子どもや子育てに関わるコンテンツを作る「プロデューサー」として仕事の幅が広がっています。
あとは、やはりLINEだけでは活動が浸透しにくいなと感じていましたが、本は手軽に手に取って見てもらえるので、親御さんたちだけではなくて祖父母や高校生などへも広がっているなと思います。

——本を軸にさまざまな活動へ発展しているのですね。他にも具体的な出版後の影響について教えていただけますか?

高橋:そうですね、やはり本を出していることでイベントへの営業提案を行うときの信頼感が違うため、説得力が増しているな思います。
保育園でも園長先生がいいなと思ってくれたら保育園に置いてくださったり、自治体さんが共催となるイベントを行えることになったりと、色々な場面で認知や活動に役立てています。
他にも、たまに「著者である私」に会いたいというお声をいただいたりするので、そういう場面でも本の力として「著者」という肩書きは一つのステータスになるんだなというのを実感しています。
私自身は確かに著者として名前は表記されていますが、この本はいろんな専門家と周りの親御さんたちと一緒に作ってきたものだと思っています。ですが、やはり名前が出ていることから、「この本を出したこの人に話を聞きたい」「本の著者に会いたい」という声を聞くと、著者という肩書きのパワーを感じます。
初めましての人に会った時に「この本の著者の方ね、会えて嬉しい、サインください」と言われることもあって、驚きつつもやっぱり嬉しいなと思います。
出版を通して仕事を依頼されやすくなり、実際にさまざまなコンテンツ作りの依頼が増えて、私たちの活動の幅が広がったと思います。育休・育児の企業研修もその一つですね。

——クロスメディアの出版に対するサポートなどはどうでしたか?

高橋:とてもいい本にしていただけましたし、お願いしてよかったなと思っています。
自分自身の思いや考えを結構お話ししてきましたが、細かいニュアンスやわがままを色々聞いていただいてありがたかったです。
本の作成は大変でしたが、一度作ればそれが土台になります。本の執筆は自分の考えにとことん向き合えるし、自分の思いも丁寧に書くことができます。こういったことができるのは他のツールにはない魅力だなと思いました。

——本日は貴重なお話をありがとうございました

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