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選ばれる会社・企業になるために!差別化戦略を解説

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投稿日:2019年6月4日 | 最終更新日:2024年2月5日

企業が激しい競争に勝ち残り運営を続けていくためには、他の競合他社にはないものを生み出してアピールしなければいけません。これを差別化戦略と言いますが、差別化戦略は闇雲に行っても良い成果は得られないでしょう。ここではBtoB、不動産投資、中小企業の3つにおける差別化戦略について、どのような考えで進めていけばいいかを解説します。

差別化戦略について詳しい記事はこちら↓

『企業の差別化戦略の成功事例、具体例』

BtoB企業の差別化戦略について

BtoBとは個人客ではなく、企業を相手にした取引のことを指します。BtoBでの取引を行っている場合は、必ず競合他社のことを想定しながら経営戦略を練っている事でしょう。BtoBにおいて差別化を考えるならば、まずは自分の会社と取引をしている企業の競合他社と自分の会社を比較し、どこが競合他社よりも自分の会社の方が勝っているかを考えて、勝っている点をアピールしていくというのが基本的な差別化戦略になっていくはずです。

しかし、自分の会社からの視点だけで競合他社を比較するのは危険です。自分の会社からの比較と競合他社側からの両社の比較は必ずしも同じではありません。例えば、自分の会社の方が商品単価が安いからとそれをアピールしてたくさん売り込もうとしても、商品を買う側は単価よりも商品の付加価値を重視していた場合、当然付加価値の高い方を選ぶことになります。このように、BtoBの差別化戦略をする場合は取引会社側の目線でも競合他社と自分の会社とを比較する必要があるのです。

不動産投資での差別化戦略

不動産投資においても差別化はとても大切な要素です。多くの人に需要がある不動産を所有していなければ入居者は集まらないでしょう。入居者が集まらなければ家賃収入を得ることもできませんし、建物の維持費ばかりがかかってしまい、ついには所有している不動産を安い価格で手放さなければならなくなります。投資用の不動産を購入する場合はついついできるだけ安い価格で利回りの良い物件を購入しようとしてしまいがちですが、より良い物件を手に入れるためにはそれ以外の要素にもしっかり注目した方が良いでしょう。

例えば、周りのマンションよりも室内の設備が充実している物件は少々賃料が高かったとしても選ばれやすい傾向にあります。また、物件の利便性もとても重要な要素で、昔も今も駅に近い物件が人気の理由は交通の便が良いだけではなく、駅の周辺には商店や銀行などが集中するため、用事を1か所で済ませられるからです。確実に利益を得たいのであれば、販売価格よりも周りの物件にはない強みを持っている不動産を選ぶようにしましょう。

中小企業の差別化戦略

差別化戦略を成功させるための方法の1つに他社よりも安い価格で勝負するというのがありますが、中小企業の場合は販売価格ではとても大企業に太刀打ちできないため、別の方法で勝負する必要があります。自社が売り出している商品のニーズをもっと細かく分析し、より一人一人の顧客が満足できるようなサービスを提供する事ができれば中小企業でも十分対応可能です。例えば、靴を製造しているメーカーだった場合、靴を求めている人にはさまざまな年代がありますが、高齢者に的を絞った経営戦略を立ててみると他社よりもより高齢者の細かなニーズに応えることができるような靴を製造できます。また、高齢者は靴の他にも歩くのを補助してくれるステッキなどの器具を欲している人も多いです。そういった関連する商品も一緒に販売することによって、更なる利益を生み出すことができるでしょう。

自社目線だけではなく顧客目線でも物事を考える

今回は3つの業界での差別化戦略を解説してきました。差別化戦略をする際には自社からの目線だけではなく、顧客側からの目線でも物事を見ていくとどういったことをアピールすれば競合他社との差別化を図れるかが見えてきます。更により多くの人に対して自社と他社の差別化を図るための方法として、自社の考えを文章にまとめて書籍を出版する企業出版という手段もあります。一度検討してみてはいかがでしょうか。


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