
目次
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プロローグ
なぜラジオのイベントに16万人が集まったのか?
はじめに
CHAPTER1 ラジオは風前の灯火だった——2000年代の「衰退」
ラジオ番組は分業でつくる
華やかな世界の裏で、忍び寄る衰退の波
そもそもAMラジオが届かない
ネットに飲み込まれたラジオ的なもの
優秀なつくり手は次々とネットへ転職
NHKラジオとニッポン放送の「ラジオのつくり方」
「常に当事者でいろ」先人の教え
ヤンキー先生で知った「ラジオの原点」
「だからできない」ではなく「どうすればできるか」
鶴瓶師匠に教わった「流れに乗っかる面白さ」
ポルノグラフィティ岡野昭仁さんの即興に学ぶ
CHAPTER2 「東日本大震災」でラジオの存在価値は変わった——2010年代前半の「転機」
2011年3月11日、当日の現場
緊急災害放送と「歌えバンバン」
東北出身サンドウィッチマンとの忘れられない出来事
裏番組「バナナマンのバナナムーンGOLD」からのエール
福山雅治さんが提案してくれた24時間チャリティ特番
被災者をつないだ「魂のラジオ」
「同じラジオを聴いている」だけで縮まる距離
苦境のなかで生まれたタイアップ企画の創意工夫
ライバルのネット動画と組んだ「オールナイトニッポン0(ZERO)」
番組発言がネットニュースになる「息苦しさ」と「可能性」
CHAPTER3 「SNS」と「イベント」がラジオを身近な存在にした——2010年代後半の「復活」
「radiko(ラジコ)」がもたらしたもの
ラジオを周辺から盛り上げる「ライトリスナー」の登場
「番組ハッシュタグ」でリスナーの声が瞬時に見られるように
SNS時代だからこそ「変える」ではなく「続ける」
ラジオは「新しいニュース」が生まれる場所
山下健二郎さんの「好きなものをカタチにする」チカラ
番組スタッフが裏でゲラゲラ笑う理由
星野源さんが壊してくれた「裏方は登場しない」の固定観念
「パーソナリティ」「リスナー」「スタッフ」の三角形が誕生
ラジオがイベントに力を入れる意味
「岡村歌謡祭」が教えてくれたリスナーの熱量
「広く浅く」ではなく「狭く深く」
オードリー全国ツアーで見えた番組イベントの「型」
「1対1×多数」が成立するラジオ
「オールナイトニッポン」プロデューサーの役割
ラジオ局の垣根を超えるライバル「JUNK」との生電話
「#このラジオがヤバい」で気づいた熱量の上げ方
CHAPTER4 「コロナ禍」の逆境がラジオを強くした——2020年代の「全盛」
コロナでラジオづくりが一変した
「一緒に不安になりましょう」近づくリスナーとの距離
前澤友作さんとつないだ「宇宙」からの生放送
「体調不良」という想定外がチャンスを生む
コロナ禍だから生まれた「オールナイトニッポンX(クロス)」
深夜ラジオの生放送とポッドキャストの違い
佐久間宣行さんがきっかけでスポンサーとの関係性が変わった
「パーソナリティ」「リスナー」「スポンサー」「スタッフ」の四角形に進化
イベントで可視化される「静かな熱狂」
新しいリスナーを呼び込むのは「ほどよいオープンさ」
『シン・エヴァンゲリオン』特番がついに実現
長年の夢だった「番組のアーカイブ化」
タモリさんと星野源さんが語る「孤独」
プロデューサーは大切な番組を続けるためにいる
エピローグ
これからラジオはどうするのか——ラジオのコンテンツ戦略
ラジオのイベントに16万人が集まった理由
ラジオは、「耕す(カルティベイト)」
おわりに