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出版実績

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マネジメントの本
新たな“プロ”の育て方

新たな“プロ”の育て方

  • 著者:原田宗亮
  • 定価:1,628円(本体1,480円+税10%)
  • 発行日:2017年2月13日
  • ISBN:9784295400622
  • ページ数:192ページ
  • サイズ:188 x 130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

人材が育たないと悩む、経営者・管理職の皆さんのための一冊。
あらゆる仕事で応用できる即戦力の育成法である教育プログラム「モデリング」を紹介。
「ガイアの夜明け」で大反響。全国の商工会から講演依頼が殺到中!


本書は、人が育たないと悩む全国の中小企業経営者・管理職のための本です。
もし、「経験ゼロから1か月でプロの入口に立たせる方法」があれば、
皆さん知りたくありませんか? そのヒントは「モデリング」にありです!

「ガイアの夜明け」で大反響。全国の商工会から講演依頼が殺到している
製造・飲食・運送・介護……。あらゆる仕事で応用できる即戦力の育成法を伝えます。


若者が集まらず、育たないのは、ひとえに会社の教え方に問題があるから。
今の若者には「見て覚えろ」は通用しません。
それにいち早く気づいた東京下町の左官屋(原田左官工業所)が実践する
教育プログラム「モデリング」をご紹介します。
人材育成の成功事例を知ることで、貴社の経営に役立ててください。

<本書の要点>

◎ 教え方を標準化する
◎ 「モデリング」でまず仕事の面白さを教える
◎ 「教えてもらう態度」を身につけさせる
◎ 「目的・期間・手法」を明確にして教える
◎ 育成スケジュールは年度計画に組み込む…etc

<とくに、こんな方におすすめ>

□ 人材育成の方法、定着の仕組みを知りたい経営者
□ 部下の育成に悩みを抱えていて、その解決策を知りたい管理職
□ 女性管理職を育成する、女性を活かすことの必要性を感じている経営者
□ 自分が育てられた昔ながらの育成方法を、今の若者にそのまま押し付けしまって失敗している経営者

著者紹介

原田宗亮

1974年東京都生まれ。部品製造メーカーの営業を経て2000年に有限会社原田左官工業所に入社。2007年に同社の代表取締役に就任。二級建築施工管理技士・左官基幹技能者を取得。東京都左官職組合連合会理事及び同組合の青年部「平成会」の部長を経て、現在は一般社団法人日本左官業組合連合会青年部の副部長を務め、左官の技能講習会やワークショップを企画・開催し、左官の啓蒙活動を行う。
古い体質が残る建築業に疑問を感じ、ビジネスマン時代に培ったノウハウを活かして、有限会社原田左官工業所を数々の企業賞を受賞する会社に成長させる。建築業界のダイバーシティを推進し、特に女性の左官業界の参加に力を入れている。厳しい状況が続く建築業界を「女性の参入で業界を変える」ことをモットーに、社内に女性専用休憩室や育児休暇制度を設け、女性が働きやすい職場を作ることを目指す。現在取り組んでいる左官職人を従来よりも短期間に育成する技法「モデリング」が注目され、様々なメディアに出演・講演も多数行っている。
著書に『世界で一番やさしい左官』(エクスナレッジ)がある。

目次

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プロローグ 首相官邸に招かれた「左官女子」

 

 

 

1章 非常識な左官屋

非常識① 職人さんは「社員」
非常識② 「提案型」で店舗左官のトップに
非常識③ ITを駆使したスケジュール管理
非常識④ ワンストップサービス
非常識⑤ 若者が入ってくる、育つ職場
非常識⑥ 女性の活躍
非常識⑦ 現場以外の仕事を作り出す
〈1章まとめ〉原田左官のユニークネス

 

2章 原田左官ではなぜ若者が育つのか

若者に「見て覚えろ」は通用しない
教え方を標準化する
初めに仕事の面白さを教える「モデリング」
モデリングとは「真似する能力を高める」訓練
目標があれば、若者は頑張ることができる
どの業種でも応用できるモデリングのポイント
4年間で一人前の職人にする育成プログラム
育成プログラムの確立で定着率がアップ
育成スケジュールは、年度計画に組み込む
見習い期間終了時は、盛大に祝う
自ら考える若者を育てる
「教えてもらう態度」を身につけさせる
世代間ギャップを乗り越える方法
新たな若手育成法にベテラン職人も理解を示す
なぜ原田左官は若手の育成に力を入れるのか
〈2章まとめ〉若者の定着率を高める成功ポイント

 

3章 若者が集まる情報発信とは

ウェブサイトとSNSは使い分ける
等身大の情報発信で採用のミスマッチを防ぐ
会社の説明は文字より動画
採用はコミュニケーション能力を重視
〈3章まとめ〉情報発信のポイント
コラム 11年目先輩職人のビジョン

 

4章 なぜ女性が活躍できているのか

女性職人の登場
原田左官レディースの誕生
女性職人が働きやすい職場にするために
女性職人は提案型左官のきっかけ
女性職人が生むメリット① コミュニケーション力
女性職人が生むメリット② 新たな視点の提案
女性職人への接し方で気をつけていること
「左官女子」が首相官邸に招かれた理由
〈4章まとめ〉女性に活躍してもらうポイント
コラム 女性職人のビジョン

 

5章 職人とともに育てる左官の新ビジネス

意外に大きかった店舗左官のマーケット
競合相手がいなかった店舗左官
自分たちの強みと弱みを分析する
マーケットに合わせて会社を整える
マーケットに合致した多様な人材を揃える
柔軟なチーム編成と工事管理システムを用意
「最先端の左官屋」というポジションを築く
提案型左官というビジネスモデルを確立
オリジナルテクスチャ考案システム
店舗用素材の新開発
日本初の左官ショールーム「SAKAN LIBRARY」
左官カタログを作る
「DIY支援」と「1日左官体験」を実施
時代に合わせて職人を育てる
〈5章まとめ〉自分たちの強みを生かすポイント

 

6章 新たな職人の働き方

会社のメイン商品は「職人の技術」
経営者が考える職人気質とは
モチベーションを高める① 職人の給与体系
モチベーションを高める② 職人的ライフスタイルを尊重
モチベーションを高める③ 賞与の査定
モチベーションを高める④ 役職でものを言わない
モチベーションを高める⑤ きちんと褒める
モチベーションを高める⑥ 信頼関係を結ぶ
成長を促す① 常にプラスアルファを求める
成長を促す② スキル以外にも必要なこと
成長を促す③ 職人のマネジメント能力を開発する
成長を促す④ ボトムアップ機能を高める
成長を促す⑤ 研修を開催する
成長を促す⑥ ベテラン職人の新たな道を拓く
〈6章まとめ〉社員のモチベーションを高め、成長を促すポイント
コラム 大番頭のビジョン

 

7章 壁を乗り越える

異業種を経験してから家業を継ぐ
パソコンのない会社へタイムスリップ
転機となった札幌での「モデリング」見学
「4年間で一人前」育成システムを完成させる
職人ではないがゆえに新しい発想ができた
〈7章まとめ〉会社を成長に導くポイント

 

 

 

エピローグ 幸福の創造

1000年以上の歴史を持つ左官という仕事
左官業は不滅です
夢とロマンを求めて
経営ミッション「職人を守る、伝統技術の継承発展、幸福の創造」
幸福の創造