出版実績

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仕事術・ビジネススキルの本
やわらかロジカルな話し方

やわらかロジカルな話し方

  • 著者:富樫佳織
  • 定価:1628円(本体1480円+税10%)
  • 発行日:2017/04/21
  • ISBN:9784295400790
  • ページ数:272ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

一生懸命話しているけど伝わらない・話が長い・自分のことばかり話してしまう……。

誰かと話していて、「なんだか冷たい」「ぶっきらぼうだな」と感じる人っていませんか。
私たちがそう感じるのは、相手が「ただ用件だけ」「必要な部分だけ」淡々と述べている時です。

逆に、「この人は愚痴っぽい人だなあ」「そんなこと自分に言われても困るよ」と感じる時もありますね。
そういう人は、話の比重が「自分目線」になっているのです。

このように、ただロジカルに理路整然と話すだけ、または感情的にまくしたてるだけでは、相手に言葉が伝わりません。

では、どうすれば相手に本当に伝わる話し方ができるのか?
鍵は、「気持ち」の伝え方にあります。

話に「気持ち」を上手に載せることで、伝わりにくかったトークにやわらかさが加わります。
たとえば、「○○したらいかがですか?」とシンプルに伝えるのと、
「間違っているかもしれないのですが、○○したらいかがですか?」と伝えるとき。

どちらの方が相手に受け入れてもらえる確率が高いかは明らかです。
この一言が、相手に深く納得してもらうための鍵となります。

本書は、ロジカルに話すことが苦手で、話が長くなったり、感情的になりがちな方にも、
そしてロジカルに話せるけれど「冷たい」「怖い」と言われがちな方にも、両方におすすめできます。
また、どんな相手にでも合わせて話したいという方、交渉を上手に運びたい方、
困った人をかわしたい時の対処法も載っています。

今は、ただロジカルに話すだけの人も、ただ感情に訴えて話す人も、うまくいかない時代です。
どんな相手にも共感してもらえる「やわらかロジカル」な話し方を身につけることで、
今の人生が劇的に開けるのを感じるはずです。

著者紹介

富樫佳織

大学卒業後、NHKに入局。ディレクターとして音楽番組、ドキュメンタリー、情報番組など幅広く手がける。
NHK退局後、フリーランスの放送作家としてNHK、民放各局の番組企画・構成に携わり、「世界一受けたい授業」「世界ふしぎ発見! 」「世界遺産」等の制作に参加。
2010年より2016年までWOWOWで番組プロデューサーとしてドキュメンタリー番組、オリジナル番組の企画プロデュースを手がける。
2012年「Blue Man Group Connect to Japan」にて第40回国際エミー賞芸術番組部門ノミネート。早稲田大学ビジネススクール修了(MBA)。

目次

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はじめに

 

第0章 「やわらかロジカルな話し方」とは

ロジカル+【気持ち】で、どんな相手にでも伝わる

 

第1章 一言目を添えるだけで劇的に伝わる

上手に話す人の秘密は「一言目」にあり
静まり返った会議で発言する時「これが正解とは限りませんが」
仕事で電話をする時「もしもし、鈴木です!」
相手と違う意見を言う時「今のお話の流れで考えたのですが」
困った同僚への一言目「気づきませんでした」
セクハラ的な発言をされた時「なぜそう思ったんですか〜?」
【応用編】相手が好きそうな雑談ネタをストックする習慣
column1. 話は基本、聞いてもらえない。を前提に

 

第2章 【メソッド編】やわらかロジカルな話し方

やわらかロジカルで、物事がうまく回り出す3つの理由
やわらかロジカルの基本 5つのブロック
まずはロジカルに伝える手法を知ろう
「お料理を作っている時、ふと思い出すことはありますか?」
たった1つのブロックでロジカル→やわらかロジカルに
混ぜるな危険! 禁じられた第6のブロック【感情】
column2. 海外では「一言目」をはっきりさせるとうまくいく

 

第3章 【応用編】5つのブロックの役割

テーマ……「〜したい!」とはっきり伝えよう
結論……話のゴールを共有する
数字……話に具体性を持たせる材料
状況……モヤモヤしがち。【テーマ】や【数字】と連動しているか?
気持ち……相手にやわらかく伝えるためのキーブロック
感情……使用禁止。
【設計図を書こう】伝えたい内容によってブロックを組み替える
相手によって「気持ち」の盛り方を変える

 

第4章 【上司編】気持ちちょっと盛り

上司との会話では「会社への貢献」目線を伝える
忙しい上司に今すぐ決めてほしい時
自分の意見をスムーズに伝えたい時
上司から振られた仕事をうまく断りたい時
上司に頼みづらいお願いをしたい時(仕事のヘルプを頼む)
上司に人間関係の相談をしたい時

 

第5章 【会議編】気持ち普通盛り

会議で発言しづらさを感じている人のために
発言がどんどん出ている場に入っていく時
話が広がりすぎている会議
流れかかっている話を再確認したい時
水を差す意見を言わざるをえない時
1人で長く話し続ける人の話をまとめる時(進行役の時)
column3. 会議での会話は、相手と自分の「まとめ意見」を作る気持ちで

 

第6章 【後輩・部下編】気持ち大盛り

後輩・部下に漏れなく仕事を仕上げてほしい時
後輩・部下のミスを上手に指摘したい時
仕事の悩みを相談された時
column4. もてあました感情をうまく昇華させる方法

 

おわりに