【「はじめに」より】
日本トップレベルの営業集団である野村證券での営業マンとして。
フィンテックという新しい領域を拡大させるベンチャー企業の経営者として。
私は10年以上、すべてのビジネスの中心となる「営業」について考え、国内外で実践し続けてきた。
そしてその過程で、多くの日本の営業の常識とぶつかった。
・営業は「足」で稼げ
・営業は人情勝負だ
・営業は3年で辞めろ
・営業は迷惑だ
・営業はダサい ……etc.
かつてものづくりで世界を席巻した日本において、最前線の営業部隊はどこか軽視され続けてきたところがある。
だが、その結果が「いま」である。
停滞を打破し、可能性を見出し、ビジネスをつくる上で、営業は最重要の存在だ。
どんなによいものを生み出しても、それが広がり、顧客のもとに届かないと意味がない。
実際に、世界の企業、とくに熱量のあるアジア新興国では、セールスこそが実力のある人間に任されているということを私は目の当たりにしてきた。
その営業の「仮説・検証のループ」を現在まで繰り返し続け、常に新しいやり方を模索してきたからこそわかった「営業」という仕事の新境地を、
思考法から実践的スキルまで、個人から組織まで、理性から感性まで、あらゆる角度でひもといたのが本書である。
【本書の特徴】
★リスト選定からアプローチ、戦略的雑談、ニーズ喚起、提案、成約、そして紹介まで、営業のプロセスを完全網羅。
★読者が読者自身でノウハウを蓄積していくための、「仮説思考」の方針を紹介。
★さらに、最年少プライベートバンカーであった著者のノウハウを出し惜しみなく収録(特にB to B営業の方は必見の内容です)。
例:「オフィスの外観から売上規模を予測する」
「テレアポの精度を高めるトークスクリプト」
「帝国データバンクを使って超効率的に見込み客を発見する」
「商談を決定づけるニーズ喚起の4大要素」……etc.
★読者特典として、実際に著者が使用しているExcelシートなどを配布。
★300ページ超えの充実のボリュームと内容。