出版実績

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マネジメントの本
会社のやってはいけない!

会社のやってはいけない!

  • 著者:内海正人
  • 定価:1738円(本体1580円+税10%)
  • 発行日:2018/4/11
  • ISBN:9784295401834
  • ページ数:320ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

「社員から突然訴えられてしまった! 」 「高額な未払い残業代を請求された! 」 「社内でパワハラが起きてしまった! 」

そんなときの対策、あなたの会社はできていますか?
人事の失敗で会社を潰さないために、豊富な失敗例から学べる人災対策マニュアル!

働き方改革や労働基準法の改正によって、未だかつてないほど労使関係の問題が注目されている昨今。
「労基なんて知らない! 」「これが我が社のルールだ! 」なんて俺様ルールはもはや通用しない時代になりました。
会社の成功の事例は千差万別である一方、失敗の理由はどれも似たようなものばかりです。
あなたの会社は法律を守っていますか? 自分の会社の就業規則をちゃんと知っていますか? 感情任せで社員を処分していませんか?
労使裁判で会社が敗訴すれば、数百万の未払い給与を払うことになります。
付加金を含めれば、支払い金額がときに1000万円を超えてしまうこともあるのです。

法律で万全に理論武装した社員に対して、労基も知らないまま素手で戦っていては勝てる裁判も勝てません。
逆に、正しい労務管理の方法を知り、日頃のちょっとした一手間で、敗訴を免れた事例も数多くあるのです。
経営者だけでなく、人事担当、管理職、そして部下を持つ全ての社員一人一人にいたるまで、法律を正しく理解する必要があります。
特定社労士の資格を持ち、企業vs社員の間に起きる多種多様な労使紛争を解決してきた経歴を持つ著者が、
豊富な裁判例と解説をもとに、やってはいけない失敗例とその解決方法をケース別にわかりやすくご紹介していきます。

著者紹介

内海正人

1964年神奈川県生まれ。人事コンサルタント・特定社会保険労務士。社会保険労務士法人 日本中央社会保険労務士事務所代表。総合商社の金融子会社にて法人営業、融資業務、債権回収業務を行う。その後、人事コンサルティング会社を経て、日本中央社会保険労務士事務所設立。2017年9月社会保険労務士法人 日本中央社会保険労務士事務所 代表社員に就任し、現在に至る。人材マネジメントや人事コンサルティング及びセミナーを業務の中心として展開。現実的な解決策の提示を行うエキスパートとして多くのクライアントを持つ。著書に『会社で活躍する人が辞めないしくみ』(クロスメディア・パブリッシング)などがある。

目次

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はじめに

 

第1章 こんな働かせ方はいけない

もし未払い残業代を社員に要求されたら
無断で残業する社員への対応は?
タイムカードと残業時間の関係は?
制服に着替える時間は労働時間ですか?
休憩時間は労働時間ではないはずですが……
休日に携帯電話で対応させたら……
残業時間の端数処理について
有給休暇は会社の都合で変更できるか?
社員が長期で病欠したときの対応方法
GPSで社員の所在をチェックすることは可能か?
持ち帰り残業に残業代の支払いは必要ですか?

 

第2章 こんな問題行動を見過ごしてはいけない

パワハラと指導の境界線とは?
パワハラした社員を懲戒処分すべきか
仕事を与えなくてもパワハラになる?
セクハラで会社の責任は問われるのか?
ハラスメント対策を実施しないと……
社員同士のトラブルの対処法は?
社員が突然出社しなくなったら……
就業時のネット利用問題について
会社の情報漏えいを防ぐには?
ライバル会社への転職を防ぎたいのですが……
バイトテロを防止するには?

 

第3章 こんな人事管理はいけない

求人票の採用条件を変えてはいけない?
経歴詐称で解雇できるか?
管理職は本当に残業手当が免除されるのですか?
管理職の深夜残業手当はいくら払えばいいのか?
パート社員用の就業規則がなかったら……
労働契約と業務委託計画の違いとは?
在宅勤務と残業について
定年後の再雇用について
退職願はどの時点から有効か?
退職時の有給休暇の消化

 

第4章 こんな給与・就業規則はいけない

給料減額に異論がなければ承諾となるのか?
給料はどのぐらいまで下げられますか?
午後出社の社員が残業した場合の残業手当
就業規則の有効性
就業規則の変更はいつから効力があるか
残業命令に必要な労使協定とは?

 

第5章 こんな安全・健康管理ではいけない

過重労働と会社の損害賠償責任について
残業の内容もチェックされます
社員の体調を知るのは、会社の義務か?
社員の持病のリスクも会社のリスクになります
健康診断を拒否する社員がいる場合は?
社員が自殺してしまったら……
基準を満たしてさえいれば労災認定は避けられるのか?
通勤災害になる場合、ならない場合
安全教育が大事ということがよくわかります

 

第6章 こんな懲戒・業務命令ではいけない

懲戒処分のポイント
社員の横領について
部下の不祥事に対する上司の処分は?
降格人事はどこまで可能か?
配置転換の命令を拒否した場合の処分とは?
損害賠償を社員の要求することができるのか?
人事考課の適法性について

 

第7章 こんな解雇をしてはいけない

問題を繰り返す社員は解雇可能か?
試用期間中の解雇について
うつ病の社員は解雇できないのか?
中途採用した管理職が能力不足だったら……
契約社員は解雇できない?
業務不良で解雇は可能でしょうか?
内部告発した社員は解雇できない?
事務所を閉鎖しても解雇はできないのですか?
残業命令を拒否されたら、解雇できるか?
人員削減を行うには……
遅刻、早退が多い社員を解雇させる方法とは?
段階を踏まずに懲戒解雇をしたら無効か?
始末書を提出させるとき