スモールカンパニーが取り得るブルー・オーシャン戦略がある。
一言で言えば「特別化」ということになる。
本書ではまだ数が少ない事例をもとに、
成功している企業経営の共通項を洗い出している。
とくにスモールカンパニーにおいては、技術優位という戦略は
取りにくく(なぜなら買収される可能性もあるため)、
むしろ大手企業が入り込むことができない戦略を立てる必要がある。
一言で言えば「顧客との新たな人間関係」が鍵になる。
スモールカンパニーが全社的な取り組みとしてやらなければならないことは、
組織全体で顧客との絆を結び、プロフェッショナルとして頼りになる
存在となることだ。そこにはレッド・オーシャンだと思っていた世界に、
突如出現するオアシス、ブルー・スポットが見えてくる。