出版実績

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マネジメントの本
ネクストカンパニー 新しい時代の経営と働き方

ネクストカンパニー 新しい時代の経営と働き方

  • 著者:別所宏恭
  • 定価:1628円(本体1480円+税10%)
  • 発行日:2021/9/11
  • ISBN:9784295405214
  • ページ数:240ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

「経営と人」の未来を鋭く予測する一冊

幕開けから新型コロナウイルスによって大きな衝撃を受けた2020年代。
企業経営は、これからどこへ向かい、どう変化していくのでしょうか?
一冊を通して、未来を展望しながら、企業が自社の商品・サービスの価値を
どう高めていけばいいのかを考えていきます。

また、新しいビジネスの種になるような情報が、ほんのちょっとした違和感など、
そのままだと見落としてしまうような部分に隠れていることは往々にしてあります。
こうした情報をどう手に入れ、商品に結びつけていくのかについても深掘りしていきます。
大企業から中小規模まで成長企業・高収益企業に数多く導入されている法人向け
クラウドサービス「cyzen(サイゼン)」を手がける著者が、

・最適化をしすぎてはいけない
・クリエイティブな議論には「直接」の対話が必要不可欠
・「価値観の差」が利潤になる
・昭和のオフィスと令和のオフィスの意味の違い
・売れる商品は「生活と文化」を取り込むことで生まれる
・地方の衰退の根っこにあるもの
・デジタルの本質は「奴隷解放」
・「人間」を強みにするシステムとはどんなものか
など、独特の視点から、2020年代を俯瞰。

いま最注目のIT企業トップは、さまざまなデジタルツールが生まれ、
経営や働き方が変革を迫られるこの時代をどう捉えているのか。
コロナ禍を経た新しい時代の経営、成熟市場のビジネス、
デジタル化の本質を見通し、「経営と人」の未来を鋭く予測する一冊です。

著者紹介

別所宏恭

レッドフォックス株式会社 代表取締役社長。1965年兵庫県西宮市生まれ。横浜国立大学工学部中退。独学でプログラミングを学び、大学在学中からシステム開発プロジェクトなどに参画。1989年レッドフォックス有限会社設立、1999年株式会社に組織変更し、代表取締役社長に就任。モバイルを活用して営業やメンテナンス、輸送など現場作業の業務フローや働き方を革新・構築する汎用プラットフォーム「SWA(Smart Work Accelerator)」の考え方を提唱し、2012年に「cyzen(サイゼン/旧称GPS Punch!)」のサービスをローンチ、大企業から小規模企業まで数多くの成長企業・高収益企業に採用される。

https://www.redfox.co.jp

目次

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はじめに
―これからの「会社」は、「仕事」は、どう変わるのか?

 

第1章 日本と日本企業が直面している不都合な真実

01 もう日本では「高品質で安く」はつくれない
① 働く人の数はどうなるか?
② 働く時間はどうなるか?
③ 働く人の年齢はどうなるか?
02 「コスト削減」に未来はない
「最適化」をしすぎてはいけない
前時代的なビジネスに最適化した企業の末路
03 日本のすべての企業にとって、「高く売ること」こそが最重要
先進7カ国で最下位の労働生産性
速く決断し、速く始め、速く修正
04 「高く売る」ためには何が重要か
コンビニで「高く売る」ために使われたものとは
「単価が2倍でも売れるおにぎり」をつくれ
売上最大化ではなく粗利最大化を目指す

 

第2章 質の高い情報を活かし切る―あらためて押さえたいビジネスの前提条件

01 「価値観の差」が利潤になる
価値観の差の発見につながる情報こそ“質の高い情報”である
需要増を見越して言い値を取れるエンジニアを育成
自分と顧客の価値観の差を探す
02 営業の仕事は「売りに行く」ではなく「情報を取りに行く」こと
情報から企画が始まる
企画のための貴重な情報を集めてくるのが営業の仕事
現場で得られる情報の価値
03 情報を「覚えていること」に意味はない―社員の思考に影響を与えている要素
「覚える」と「知る」の違い
知らないことは「悪」ではない
04 非人間的な働き方で成り立つ仕事は結局、価格競争にしかならない
利益率の高い企業で「常識」となっていること
意識が変化に追いつかない
非人間的な働き方で成り立つような「質」は弱い
05 ビジネスモデルの意味と、レッドオーシャンを抜ける方策
女性や高齢者が「異質な視点」で仕事するからこそ生産性は上がる
電動アシスト自転車の「想定外」なユーザー
入手すべき情報とは?

 

第3章 日本と日本企業が変わるべき姿―ビジネスにおける「場」とデジタルの意味

01 オフィスは何をする場か―昭和のオフィス、令和のオフィス
昭和のオフィスは「利益を生み出す場所」ではなかった
「もうオフィスはいらない」のか?
100年も前に、現場で「ビジネスの種」を見つけていた小林一三
この20年に訪れたオフィスの好況と不況
家族形態の変化がもたらす都心の変化
02 オンライン/オフライン併用時代に必要なもの、いらないもの
クリエイティブな議論に必要不可欠な「直接」の対話
デジタルの活用でコミュニケーションも活性化される
なぜ、高収益企業は「いいオフィス」に力を入れるのか
やはり「高値で売ること」は欠かせない
03 生活と文化を取り込まないと、売れる商品は生まれない
「文化」を知ると、インプットの質が劇的に変わる
文化に触れ、主観を磨く
文化は「人が接触する」からこそ生まれる
04 「文化の幅」を理解すれば、価値観の差でビジネスができる
単に文化を「持ち込む」だけでは不十分
「普通」のレベルを知ることが重要
1本300万円のウイスキー「山崎55年」は高いか、安いか
05 新型コロナで人は本当に地方に行くのか?
地方の衰退の根っこにあるもの
「文化を生む人間」が一番集まる場所を知る
いる場所が変わっても、情報と文化の大原則は変わらない
06 DXはコスト削減のためのものではない―デジタルの本質は「奴隷解放」
日本企業の現状
効率化を突き詰めると「人間の居場所」がなくなる
デジタルは「人間の居場所」を増やしている
かつては文化が生まれる場所は「人の集まる場所」ではなかった
DXで地方ではより大きな変化が起こる

 

第4章 2020年代を乗り越えるために―経営、人、そして具体的な方向性

01 過去ではなく「未来」で勝負する
未来へ「ヤマを張る」のは人間にしかできない
全員が必要とされ、楽しく働けること
02 人間の力を強みにするために必要なこと
中小・ベンチャー企業はニッチな分野ほど狙いやすい
ビジネスパーソンが磨くべきは「検索力」
正解は「新たな大きな問題」の出発点
「人間」を強みにするシステムとは?
キーエンスが重視しているもの
デジタルはスピードを上げるサポートをする
03 これから何が起こるか?―2020年代を生きるためのデジタルの基礎知識
スマートフォンからスマートグラスへ
スマホの「制約条件」をグラスが解決する
兵站の変化に対応するには?
「検索力」の本質
スマートグラスが検索の「絞り込み」を進化させる
04 日本の中小企業に眠る技術力を活かすには?
「商談」と「雑談」は時間軸が違う
優れた企画を売るために、まず販売力を身につける
販売力をどう企画力に結びつけるか
優れた中小企業の技術を活かす