出版実績

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マネジメントの本
クリニック経営のための最高の人材育成

クリニック経営のための最高の人材育成

  • 著者:小暮裕之
  • 定価:1958円(本体1780円+税10%)
  • 発行日:2021/6/1
  • ISBN:9784295405368
  • ページ数:216ページ
  • サイズ:188×130(mm)
  • 発行:クロスメディア・パブリッシング
  • 発売:インプレス

4年で5医院まで拡大させた理事長が教える、クリニック経営において最も大切なこと。

オンライン診療やAI化、往診の増加など、コロナ・ショックにより医療業界が変わろうとしています。
そこで求められるのが、新しくチャレンジするリーダーシップを持った人材だと著者の小暮氏は語ります。
しかし、医療業界は縦型の組織が多く、自発性を持ったリーダーが生まれにくいという問題がありました。

小暮氏は離職率が増加した失敗などを経て、組織変革、人材育成に取り組み、来院者数300%アップ、
医院数も順調に拡大させてきました。
人材育成のポイントは、「一人ひとりのスタッフとの信頼」「リーダー自身の考え方」だと話します。
今回は著者がたどり着いた人材教育の考え方、実際の部下との接し方などをまとめました。
コーチングの手法などもなるべく、現場で活用できる形でわかりやすく伝えています。
クリニック経営に携わる人、これから独立を考えているドクター含め、必読の一冊です。

著者紹介

小暮裕之

医療法人社団モルゲンロート 理事長。有明みんなクリニック 有明ガーデン院 院長。医療経営大学 学長。株式会社メディモ 代表取締役。2003年に獨協医科大学卒業。小児科医として重篤な子どもたちと接するうちに「子どもたちがこんなに苦しむ前になんとか救ってあげられないか」という思いから、有明こどもクリニックを開院。現在、有明・豊洲・勝どき・田町・芝浦で5院のクリニック、豊洲で病児保育室を運営し、全て合わせて月間1.5万人の患者が来院する。2019年に開業医に経営やマーケティングなどを伝授する「医療経営大学」を開設。初の冠番組『未来をつくるこどもクリニック』(千葉テレビ放送)をはじめ、TVなど各メディアにも多数出演。『NEWS TOKYO FLAG』(TOKYO MX)火曜レギュラーコメンテーターも務めている。著書に『失敗を経て来院者数300% アップさせた院長が教える クリニック経営の成功法則』『名医が教える! 子育て学』など。

目次

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はじめに

 

1章 幾多の失敗から学んだ、リーダーとしての「考え方」

5000万円の損失を出した経験から学んだこと
*リーダーの仕事は指示をすることだと思っていたころ
*20名のスタッフが離れていった「暗黒の1年」
*失敗で気付かされたリーダーとしての未熟さ
リーダーにとって、もっとも大切な「考え方」とは
*リーダーに必要なのは信頼につながる考え方
*大切な考え方① 人生はよろこばせごっこ
*大切な考え方② 相手を理解しようとする
*大切な考え方③ 異なる意見を受け入れようとする
思考を磨く、実行力を磨く
*TTPで思考力を磨く
*理由付けで実行力を磨く
*最大の失敗は行動しないこと
過去を振り返り、ミッション・ビジョンを明確化しよう
*ミッション・ビジョンとは何か
*ミッション・ビジョンを明確にする方法
*ミッション・ビジョンを磨き続けよう
未来からミッション・ビジョンを考えてみる
*ミッション・ビジョンを語るときに大切な「Why」

 

2章 これからの人材育成に必要なマインドとスキル

リーダーは与える人、成長させる人
*「自主的」ではなく、「主体的」に動ける人がリーダー
*部下に答えだけを与えてはいけない
これからの時代のリーダー 7つのマインドとスキル
*①目標を持ち、計画的に生きる(未来志向)
*②重要事項にフォーカスする(選択と集中)
*③自信を持つ
*④パートナーを持つ
*⑤専門性を持つ
*⑥健康管理/コンディションを維持する
*⑦習慣化させる
良好な組織を築くには、まず信頼される個人であること
*組織がうまく機能しないとき、見直すべきは「自分」
リーダーもひとつの役割 自分の強みを発揮する
*重要なのはいかに手放すか
スタッフが成長するうえで、「4つのステージ」を知っておく
*第1ステージ:所属する部署(自院)を理解する
*第2ステージ:所属する部署(自院)で理解される
*第3ステージ:法人全体を理解し、理解される
*第4ステージ:法人の外部から理解される

 

3章 部下の力を引き出す、コーチングの3ステップ

STEP1 信頼されるコミュニケーションを学ぼう
*信頼を得るために心がけたい10のポイント
自己開示で、自分の思いを形にしよう
*「秘密の話」で相手との距離を縮める
*ありのままの自分を伝えよう
STEP2 助言する前に、相手を理解しよう
*クレーム対応でわかる「相手を理解すること」の大切さ
*相手の話に耳を傾けるときには共感を表しながら
「Why」を聞いてはいけない
*まず、YESを5回もらう
*「Why」ではなく、「What」と「How」を使う
1on1ミーティングをしてみよう
外発的動機付けで部下を動かしてはいけない
*ご褒美で釣る方法は長続きしない
*内発的動機付けのポイントは「感謝」「承認」
STEP3 相手から影響を受ける・シナジーを生み出す
*相手から影響を受ける柔軟さを持つ
*妥協案ではない新しいアイデアを生み出そう

 

4章 リーダーは何を学ぶべきなのか

「学ぶ」とは、思考、習慣を変え、運命を変えること
*行動を変えるにはまず思考を変えなければならない
*行動を変え、習慣を変えるには?
*学び続ける原動力とは?
思考、言葉を変えるために、偉人の智慧を学ぶ
*成功者の哲学が書かれた本から学ぼう
*本は人に教えることを意識して読む
*インプットしたらアウトプットしてフィードバックを得よう
5つの質問を考え、答えを更新し続ける
*第1の質問「我々のミッションは何か」
*第2の質問「我々の顧客は誰か」
*第3の質問「顧客にとっての価値は何か」
*第4の質問「我々の成果は何か」
*第5の質問「我々の計画は何か」
「隙間時間」と「他力」を有効活用しよう
*移動時間や起床後の15分を有効活用
*「探す」より「聞く」
行動、習慣を変えるために計画を立てる
*10年後までの計画立案を
メンターと仲間をつくることの重要性
*メンターを見つけるには?
*仲間をつくればモチベーションや効率がアップ
アカウンタビリティーが実行するときに役立つ
*報告義務が強制力として働く
医療経営大学では何をしているのか
コラム 私を変えた『7つの習慣』

 

5章 医療業界の人材育成は、これからどう変わるか

診療のあり方がコロナショックで変わった
*オンライン診療の導入が加速
*異業種企業が医療の分野に進出
*より患者さんにとってメリットのある医療体制へ
未来の医療のカタチを考える
*AIで医療はどう変わるか?
*AIが出てきたあとの人間の役割とは
未来の人材育成に必要なもの
*チャレンジする機会を与えることが大切
「競争」から「共創」の時代へ
*パートナーシップでイノベーションを生み出そう
*重要なのはパートナー選び
問いに向き合う人になろう
*問いがあるから考える

 

おわりに